牛曳山〜伊良谷山縦走



牛曳山 1144m 伊良谷山 1149m 
難易度 ☆     登り92分 縦走17分 下り48分  広島県
倉敷からの距離 140Km        登頂日 2008/05/26   ガイドブック  写真 山の音

六の原駐車場11:14−11:27入口−11:35「牛曳山2.3Km」道標−12:05牛曳滝12:08−12:46牛曳山尾根分岐13:05−13:14分岐−13:22伊良谷山山頂13:27−13:31分岐−14:08合流−14:10舗装道路−14:15駐車場

登山 
 今日は家内を誘い、広島県民の森を訪ねる 牛曳山(うしびきやま1144m)から伊良谷山(いらだにやま1149m)を歩く
 登山支度をして出発する 駐車場にはミヤマヨメナが顔を見せる 牛曳山のルートに群生しているミャマヨメナが頭によぎる 今日はどうだろう 自動車道を戻る 新緑が美しく 気温も暑くも無く寒くも無い丁度良い頃合 ウグイスや小鳥の声が心地よく聞こえてくる 自動車道沿いも結構花が咲いている クルマバソウ タネツケバナ ハコベ ムラサキサギゴケなどとメモして行く ヤマボウシが花を咲かせ始めたところ 薄いグリーンの花 最初はこのような色なのだなと認識を新たにする ウマノアシガタ ミツバツチグリが顔を見せ ウグイスに混じりホトトギスの鳴き声も聞こえてきた

 自動車道から牛曳山登山道につながる砂利道に入って行く チェーンを跨ぎ登って行く そうだここにはマイヅルソウが群生していたのだ 咲いているだろうかとはやる気持ちを抑えながら登って行く 白樺が数本左手に見える その道路の反対側にびっしりと咲いていた 咲いている範囲が増えているような感じもする 道路から少し高い位置にありアングルもばっちり 大喜びしてカメラに収める これだけでもここに来た甲斐がある

 ウマノアシガタ ミツバツチグリ イワニガナ ミヤマヨメナ カキドオシが顔を見せてくれる 足元だけでなく木々も花を咲かせている コバノガマズミが白い花を咲かせ 登山口の少し先にも大きな木に白い花を沢山咲かせていたが何の木かわからない

 少し戻り 牛曳山2.3Kmの道標に従い山道に入って行く 入口は白樺林 白樺とカエデの新緑が太陽の陽射しを受け 実に美しい 家内もここはいいと喜んでくれる 足元にはミヤマヨメナがあちらこちらに顔を出す 白樺林を過ぎ 樹林帯の中のルートを登って行く チゴユリ ミツバツチグリ タニウツギを見ながらルートを行く 太陽の陽射しを透かし新緑が美しい 時々上を見ては新緑を楽しむ

 今度は渓流の音が聞こえてきて渓流沿いのルートに出る この渓流沿いのルートも花が楽しみなところ 早速ラショウモンカヅラが見事な花を見せてくれる シソ科のとしては大きな花との解説があった おや? これは花なのだろうか? 写真に撮って調べてみたがわからなかった 何箇所か渓流を横断する 今日は水量が多い 足元に注意しながら渡る それからジグザグの登り ナルコユリ クルマバソウ エンレイソウなどが顔を出すのを見ながら登ってゆく そして牛曳滝に出る 牛曳滝にはヤグルマソウが群生し大きな葉を広げている 花芽も一本伸びていた

 牛曳滝を過ぎ 少し登ると今度はブナ樹林帯の中のルート 傾斜が緩くなり歩きやすくなる ここからミヤマヨメナが咲き誇るわけだが まだ時期が少し早いようで花芽の状態 ところどころ咲いているのが見られる チゴユリが結構多い 目立たない花だが可愛らしい 少し変わった花を見つけたタチシオデのようだ 今度はギンリョウソウが顔を出している カタクリは花は見られないがあちらこちらに葉が伸びているのを確認出来る 下蒜山では5日前だがまだ咲いていたのにここでは花が咲いたあとの姿も見つからない

 ルート脇にはミヤマヨメナがびっしり 花芽が出ているが花はまだ 緑に囲まれた空間を抜けて行く この季節の楽しみだ ユキザサ ツクバネソウが顔を見せる ところどころに群生している ユキザサは秋になると可愛い赤い実をつける それも楽しみだ マムシグサ オトコヨウゾメが顔を見せる 花を見ながら登っているといつの間にか牛曳山の尾根分岐に出る ここが山頂らしい 木陰に入り昼食をとることにする あそこにしようと行ってみるとチゴユリなど小さい花が咲いている 花が咲いていない空地を探すのが難しい いっそルートに座ろうとルートに陣取る 誰も来ないといいが

 素早く昼食を終える 幸いどなたも通らなかった 毛無山まで足を伸ばすのは帰りの時間を考えると難しいので伊良谷山まで登り 下山しようと出発する 今日は家内も一緒だし、イワカガミに出会えるといいなと頭に思い浮かべた途端 足元にイワカガミの花が! 何か不思議な一瞬を感じながら イワカガミの花を楽しむ 薄っすらとピンク色をした花はなんとも言えない 良く見ると あちらこちらに咲いている イワカガミは樹林帯を抜けた草原ルートで出会った記憶があるが ここにも咲くのだ ここにも あそこにもと言いながらルートを行く 男性の方お一人と出会う 今日初めてだ 今日はと挨拶しすれ違う コルにある分岐を過ぎ 伊良谷山に登って行く イワカガミ ヒメハギ レンゲツツジ ウマノアシガタ キジムシロなどを見ながら伊良谷山山頂に出る 山頂から大山はガスが出ていて見えなかった 山頂にヤマボウシが咲き出していた ここもまだ薄緑色の花だった

 山頂で記念写真をとり下山する 登ってきたルートをコルの分岐まで戻り コルを標識に従い管理棟方面に降りる 分岐からほんの少し行ったところにマイヅルソウが群生していた ここはまだ花芽が出ていなかった この下山ルートを降りるのは初めてだ 急な所も無く ルートの幅もそこそこあり、足元もしっかりしている 新緑もいい 小鳥の声を聞きながら心地よいステップを楽しむ チゴユリ ユキザサ ギンリョウソウ ムラサキサギゴケ オトコヨウゾメ コバノガマズミなど花も咲いている やがて渓流の音が聞こえてきて、第二キャンプ場に出る キャンプ場の中のルートを降りて行く そして毛無山への登山ルートに合流し、左に折れて降りて行くとすぐに舗装道路になる タンポポだろうか綿帽子を被っている 幾何学的立体模様は美しい 自然の力のすごさを感じる おや! コケイランだ こんなところに咲いているのかと喜んでカメラに収める ウマノアシガタも道路脇の斜面に群生していた そして六の原の駐車場に降りた


アプローチ
 青空の下 倉敷を出発する 朝の混雑は終わったのか車の流れはスムーズ 高梁川の景観を楽しみながら川辺橋 総社大橋を抜けてゆく 豪渓泰橋を走り 180に乗る 橋の手前の温度表示は19℃ 沿道沿いの緑や高梁川の景観を楽しみながら車を走らす あちらこちらで道路工事が行われており片側交互通行の箇所が多い うまくタイミングがあうと数箇所連続して待たずに抜けて行ける 高梁 井倉 新見と走り 新見の市街地を抜けてから182へ左折し東条へ向かう 温度表示は26℃と上昇してきた 今日はかなり気温が上昇するとの予報 東条で314に乗り北上する 県民の森の案内に従って走って行く 前を行く大型バスも同じ方向に曲がって行った 見通しの良いところで先に譲って戴き 一歩先に六の原の駐車場に 登山支度をしていたらバスがやってきた 山野草ツアーと書いてあった 駐車場にはその他にも大型バスが一台駐車していた 山野草ツアーではどのルートを歩くのだろうか