犬挟峠10:27−10:37尾根−10:48三合目−10:58五合目−11:08雲居平−11:15七合目−11:31九合目−11:43山頂12:03−12:08九合目−12:17七合目−12:21雲居平−12:26五合目−12:32三合目−12:38尾根−12:45犬挟峠
今日は下蒜山(しもひるぜん1105m)を訪ねるウグイスと秋の虫の鳴き声を聞きながら登山支度 春と秋の声が真夏の太陽の下に聞こえてくる 季節の変わり目というのはこういうものかも知れない 湿原は結構草が茂っているが 黄色のハンカイソウが目立つ 良く見るとノハナショウブが紫色の花を咲かせている 登山支度をされている二人連れにお先にと声をかけ出発する 湿原の中を見ると あちらこちらにノハナショウブが咲いている ハンカイソウとノハナショウブに見送られて豪華なスタートだ
湿原から樹林のルートに入る 爽やかという言葉がぴったり 太陽に照らされたじりじりする暑さから一変してさわやかな空気に包まれる ときおりふわーっとそよ風が吹いてくる その心地よさ 夏山登山の魅力だ ルートには花が見当たらない 尾根に出て左に曲がり尾根を登って行く ウツボグサがところどころで顔を見せるがここも花は少ない 擬木の階段を登り 三合目の標識を見て くさりやロープの設置してあるルートを登って行く くさりやロープが設置されてはいるがそれらのお世話にならずに登って行ける
五合目の手前で樹林帯から抜ける 丁度その境目の辺りで白い花を見つけた 調べてみるとキヌタソウらしい そして草原の中のルートになる ここではもう少し花が咲いているかと期待していたが ニガナがぽつぽつと顔を見せる程度であった
前方が見えてくるので眼で追ったが 人の姿は確認出来なかった ルート脇にイブキトラノオが白い花を咲かせていた そうか イブキトラノオの咲く季節になったのだと再認識する すぐ傍にササユリが2輪咲いていたがもうピークは終わり 勢いがなかった 今度はオオバギボウシ 花芽だけのものがあり何だろうと思って葉を見て ああそうかと思っていたら すぐに今度は花が咲き出したオオバギボウシが顔を見せてくれた 大型の花で目立つが数は少なかった そして雲居平に出る
雲居平が11:08 11:10に汗とメモを書いている 今日は不思議と汗がたれて来なかった 額ににじんで来てまぶたに汗が溜まっているのがわかるがぽたんと落ちて来ない 三合目を過ぎた辺りからこの状態でもうすぐ落ちるかと思うと爽やかな風が吹き汗のたまが消えてしまう そのような状態が続いていた 樹林帯を出たところで汗が落ちるかと思ったが 浮雲で太陽の陽射しが和らげられ 風も少しあり落ちそうで落ちなかった それが雲居平を過ぎて ♪ぽたーっとおちた♪ いつもだと汗をぽたぽたと落としながら登って行くのだが今日はそれが無い
七合目に来ると 正面に八合目からの登りが見え 右手にブナの樹林帯がある ホトトギスやウグイスの鳴き声と共にエゾハルゼミの鳴き声が聞こえてくる ルートをジグザグに登って行く そして八合目からの登りになる ここもくさりやロープが設置されているがお世話にならずに登ってゆける ヨツバヒヨドリ ササユリ アカショウマが顔を見せる ササユリはここもピークを過ぎている
九合目まで登ると急な所は終わり 最後の登りとなる ヤマツツジ ヤマアジサイが顔を見せる ここでササユリが一輪元気な姿を見せてくれた そしえエゾハルゼミの鳴き声を聞きながら登り山頂に出る
山頂にはどなたもいない 車の主は縦走されたのか 車をデポしての登山なのかと思っていると 人声が聞こえて来て4名の女性グループが中蒜山の尾根の方から登って来られた 挨拶を交わし伺うと上蒜山から縦走して来られたとの事 5時から山に入った 千葉県柏から来られ 昨日は大山を登った 明日鳥取砂丘を見て帰ると話しておられた 大山はガスの中の登山だった由 今日も生憎大山方面はガスがかかり上蒜山がやっとであった カメラのシャッターを押して欲しいと言われ 押してあげる
まむしに出会わなかったかと問われた そう言われればまむしらしいものを八合目付近の草むらで見かけた 途中に出会った人からまむしに出会って追っ払って登ってきた 注意するようにと言われた その後の人もまむしに出会ったと聞いた との事だった 私がピストンで下山すると聞き一緒に降りて欲しいと言われたもののペースは会わないだろうし返事をしぶっていたら 先方もそれを察したかペースが違ううし、お先にと 降りて行かれた昼食を終え 記念撮影をして後を追う 降りて行かれた時刻をチェックしていなかったのでどの位い時間が経過したかわからないが 八合目までに追いつければとペース良く降りて行く そして九合目付近を見るとまだその辺りだ あっと言う間に追いつき そのペースでお先に失礼する 八合目付近のまむしがいたとおぼしき付近で立ち止まり何もない事を確認 振り返って 大丈夫だよと手を振り 降りて行く 下りのペースを楽しみ車に 車にリュックを置いて湿原の花を楽しむ ハンカイソウは近くまで接近できた その近くにヤブジラミが白い花を咲かせていた ノハナショウブは離れたところからレンズを200mmにしてカメラに収める
帰路 久しぶりに湯原の砂湯を訪ねる 2006/7の大雨で泉源が水没 水温が下がってしまったが今日は水温は回復していた その湯船は少し熱めではあるが入る人が少ないので好きな場所だ また 遥かなともに を口ずさむ
真っ青な空 夏の太陽を受けながら車を走らす いつものように429を足守 加茂川と抜けて行き 旭川沿いに出る 旭川ダムには周辺の緑が川面を写し いい色をしている そう言えばここに太陽が注ぐのは久しぶりのことだ 県道30を走り落合に出る 落合入口ではや29℃ 暑くなりそうだ 落合から313を久世 勝山 湯原と北上 湯原のトンネルを抜け中和村で482と合流し蒜山に向かう 湯原27℃ 蒜山25℃と北上するにつれ気温が下がってきた 蒜山で313と別れ482を直進 下蒜山登山口の案内標識を右折して登山口の駐車スペースに すでに3台駐車していた 登山準備中にも1台やってきた