後山



標高 1345m    難易度 ☆☆     登り103分 下り63分   岡山県
倉敷からの距離   133Km        登頂日 2008/09/01   ガイドブック  F写真  山の音

駐車場10:30−10:45_1600m−10:57分岐−11:03水場_1200m−11:13_1000m−11:30_600m−11:35_500m−11:54尾根分岐−11:56舟木山−12:13山頂12:30−12:45舟木山−12:47分岐−13:00_600m−13:06_1000m−13:11_1200m−13:15分岐−13:23_1600m−13:30登山口−13:33駐車場

登山
 今日は後山(うしろやま1345m)を訪ねる

 登山支度をする 熊出没注意の標識があるのでリュックに付けている熊避けの鈴を鳴らすようにして出発する ツクツクボウシがどこからか聞こえてくるがすぐに聞こえなくなり静かになる 自動車道を戻り登山口へ 登山口までの数十メートルの間にキンミズヒキ ベニバナボロギク ツユクサ ヒメジオン ツリガネニンジン ツリフネソウを見つける

 登山口から樹林の中 丸太の階段を登って行く ノブキが所々顔を見せる おっとっと倒木だ あぶなく頭をぶつけそうになる 倒木は3本ありそれらを潜って登って行く 樹林のルートから石畳のようなルートになる イヌトウバナ マツカゼソウ ダイコンソウなどが顔を見せる ダイコンソウはもう終わりのようだ 渓流が左手方向にあり轟々と流れている音が聞こえてくる

 1600mの標識を見て 石がごろごろしているルートを登って行く あれ? こっちかな? とルートを見失う事もあるがしっかりしたルートがあるのですぐ修正出来る 那岐山で覚えたミヤマタニソバが小さい白い花を付けていた セリもひっそり咲いていた キャンプ場への分岐を過ぎた所でこげ茶色をした小さな花を見つけた 写真に撮って調べてみるとヒナノウスツボらしい 暗紅紫色のつぼ状の花を咲かすと説明があった

 渓流を渡り 今度は渓流を右に見て登り 1200mの標識の所でまた渡る ここを渡った位置で渓流沿いのルートに大分足跡が見られるが ここは迷いルート 右方向に山を巻くようにルートがあるので注意が必要 ここから渓流と離れジグザグにルートを登って行く ママコナが顔を見せる 以前にもここで出会った記憶がある 珍しく小鳥の鳴き声が聞こえた 仲間でじゃれあっているような鳴き声だった

 1000mの標識を過ぎ まだまだジグザグの登りは続く 所々丸太の階段が新しくなっており整備がされている 渓流がちょろちょろと流れている音を収録 ジグザグの登りが終わると潅木地帯に出 歩きやすくなる 600m地点の標識が新しくなっており ここにもクマ出没注意の標識があった

 セミも小鳥の鳴き声も聞こえない 階段状のルートを登って行く 500mの標識で時間をメモする 花はほとんど見られない 汗をぽたぽた落としながら登って行く オトギリソウ ニガナがいくつか顔を出しているのを見つけ尾根に出る

 尾根を右に行くとすぐに舟木山に出る ここから後山山頂が見える筈だが 何も見えない 尾根道を後山山頂を目指す やがてガスに覆われている山頂が見えてくる 日名倉山の方向からガスが流れ込み山頂を覆っている ガスの中に突っ込むようにしてルートを登って行く そうして山頂に出る

 山頂には男女3名のグループが休んでおられた 行者コースを登ってきた 下りは笛石山に降りると話しておられた 宍栗50名山の話が出た 山頂の標識に書いてある 宍栗(しそう)と読むとの事 宍栗市で選んだらしい インターネットで調べてわかった http://www.city.shiso.lg.jp/sub03_topics/20042150meizan.htm どうやらその50名山を登っているようだった 写真を撮りましょうかとシャッターを押してあげ 少しお話をする 3名のグループはそれではお先にと下山された 山頂からの景観はガスで何も見えない それでもガスが薄くなった時があり薄っすらと氷の山の稜線が見えたがすれもすぐに隠れてしまった

 私も食事を終えすぐに下山する 下山は登ってきたルートを戻る 下山途中空が暗くなり樹林帯の中ではあるが昼とは思えない程 暗くなってきた 一雨降られるかと心配し 渓流のところは早く渡ってしまいたいと気がせく 結果的には雨に降られる事は無かったが 昨今の集中豪雨の事もあり注意が必要だ
 



アプローチ
 2号線を岡山に向けて走るのは久しぶりだ 後山も昨年11月以来なので久々だ 岡山バイパスの工事が完成したので渋滞の心配は無くなったのかと思ったら 岡山バイパスの流れに乗るまでに通勤ラッシュに遭遇する これなら429経由で行けば良かった 岡山バイパスに入るとこれまでの渋滞が嘘みたいに車の流れは順調 トラックの集団がブルーラインに流れ込み 2号バイパスよりも多くの車がブルーラインに流れている感じがする 姫路方面に行くにはこちらの方が流れは良いのだろう 吉井川を渡り 伊部で374へ左折 和気からまた吉井川に沿って北上する 周匝からは吉野川に沿って北上する 吉野川とはその後大原まで並行するように走る このルートは川沿いのルートが多く好きなルート 湯郷で179に右折 江見で県道5号へ左折し大原に向かう 宮本武蔵ゆかりの地 そして大原に近づくと前方に後山に連なる山並みが見えてくる 倉敷は曇り空だったが晴れたり曇ったり 山並みにはガスがかかっている 大原の入口で429に合流 373とも合流する 大原の街中で373と別れ429へ右折する 後山のバス停を過ぎ 後山の案内図のある三叉路を左に入り道なりに登る 命の水の採水場を過ぎ広域林道を左折 後山キャンプ場の案内を右折してキャンプ場に車を入れる 今日は1台もいない