なめらの行者10:59−11:11登山口−11:20駐車場−11:23ニの沢−11:28不動の滝−11:37鐘懸の行者−11:46分岐(大馬鹿門コース分岐)−11:53滝−11:57分岐(一般コース分岐)−12:07ロープ上−12:14胎内くぐり−12:18股のぞき岩−12:30行者窟−12:43熊落し行場−12:57合流_330m−13:08山頂13:21−13:40大甑山(おごしきやま1000m)=大馬鹿門−13:56電池交換13:59−14:13合流(行者コース)−14:23不動の滝13:58−14:26駐車場−14:42なめらの行者
今日は後山(うしろやま1345m)の行者コースを訪ねる この時期になるとここを訪ねたくなる 昨年に続き9回目になる登山支度をして出発する 林道を登って行く ベニバナボロギクとマツカゼソウが顔を見せるがマツカゼソウは花の形はもう残っていない おう!太陽の陽が射してきた 沿道の紅葉の色が鮮やかになる これはいい どのような紅葉が迎えてくれるか期待が高まる 林道を登り 旧登山道に入って行く 最近は上の駐車場まで登って行く車が増えた為か 登山道の標識は無くなっている 渓流を渡り 元小屋跡 観音堂跡を抜けると上の駐車場に出る 駐車場には4台駐車 内3台は軽トラックなので登山道の整備に来られているのかも知れない
登山道入口に宍粟50名山 後山登山口と書いた新しい標柱が設置されていた 登山道を行き 二の沢を過ぎたところで男性の方お1人が下山されて来た お早いですねと挨拶を交わす 一般道を登り おごしきコースを降りてきました 生憎の天気で見晴らしは得られませんでした 途中お二人づつ二組の方が登っておられました などとお話戴く 天気予報で午後から晴れるというのでゆっくり来ましたと話すと 日が暮れるのは早いですからと注意して戴く 駐車場まで軽トラックで来られたとも伺った お気をつけてと声をかけて戴き別れる
避難小屋を過ぎるとすぐに不動の滝に出る 滝の上が紅葉しているのを確認し渓流にかけられた木の橋を渡り 木の階段を登って行く そして期待の滝の上に出る 美しく紅葉した木々が、太陽の陽射しを受け 活き活きとした顔を見せてくれる ここに来ると この紅葉を見ながらルート上で仰向けに寝ていた人を思い出す その人の気持ちが良くわかる 動画を撮ったり 静止画を撮ったり どれもこれも素晴らしいので何枚も写真に撮る 帰宅して動画編集を行ったらYoutubeの制限である10分に収まらなかった 編集して収めるには何枚も削除しないといけないので 前編・後編と分割して掲載した
写真を撮りながら登って行く 鐘懸の行者で撮影をしている所で二人連れが下山して来られ すれ違う すれ違って間もなく後から追いかけてくるような雰囲気を感じる 振り向くとすぐ後ろに若い男性が登って来られた 林道の入口で走るようにして登っておられた方だ 挨拶を交わす トレーニングで一般コースを登ると話しておられた あっと言う間に見えなくなってしまった 鐘懸の行者のところでは岩を覆う樹木がきれいに紅葉していた
大馬鹿門 おごしきコースとの分岐を左に行き 桧の樹林帯を抜けるとまた一の沢の紅葉地帯に入る 沢を覆っている山肌が紅葉しており周囲を見上げるようにして紅葉を楽しむ事が出来る また、沢を俯瞰し 岩と紅葉を楽しむ事が出来る ここでも何枚も写真を撮る 一の沢から左手方面にルートを登り 小さな滝の前を過ぎると一般コースと行者コースの分岐に出る 一般コースの方で人声が聞こえてきたが姿は見えなかった 分岐を行者コースに向かう
みつめ桜 サワグルミと木に名前が書いてあるのを見て 左手方向にロープがあるルートを探す ここは意識して左手方向を注意していないとルートを失う恐れがある ロープを見つければ ロープに向かって登って行けば良い 岩がごろごろしており 適当にルートを選び登って行く ロープは最初はロープに掴まらなくて登って行けたが 次第に勾配がきつくなり 足場も怪しくなってきたのでロープに縋り 身体を引き上げたりして登って行く 途中で振り返り写真を撮る余裕は無いので上まで登り 身体が安定したところで写真を撮る 赤系統の紅葉が増えてくる 樹間から向いの山の山肌が一面に紅葉しているのが見える もう少し登るとこれらの紅葉も一望出来る
行者コース 廻り岩 胎内くぐり びょうぶ岩 股のぞき岩 格子岩 大のぞき岩 と書いた標識を見て ルートを行く すぐに胎内くぐりに出る その前に廻り岩の標識があった筈だが気が付かなかった 岩と向かいの山肌の紅葉を楽しみながらルートを行く ここに来て時折太陽の陽射しが隠れるようになる 陽が出ている内にと200mmにして向かいの山肌を撮ったりする びょうぶ岩というのはどれを指しているのか不明だが この辺りの岩だろう びょうぶのようにそそり立っている 大きな石を越えるルートに出る ロープが設置されてはいるがいつも難航する場所だ なんとかクリアーして行く そして股のぞき岩に出る
ここから 向かいの山肌を一望出来る 紅葉した山肌を見る事が出来るが残念ながら太陽の陽射しが翳ってしまった 午後から晴れるというので安心していたがもう少しのところ 陽が出たらその時撮ろうと先に進む ここからは急な斜面を巻くようにして登り 行者窟(格子岩)手前からロープの連続 小覗と書かれた朽ちた標識を見て ロープに縋り登ると大のぞき岩の手前に出る 大のぞき岩はそこからロープで登って行くようだが登れそうも無いのでそちらには寄らずルートを行く
ここまで登ると一安心 それでもまだ結構きつい登り 熊落とし行場見て連続するロープを幾つかクリアーする 右手方向に下りのおごしきコースの尾根が見えてくる そして今度は根曲がり竹の中の急斜面の登り 根曲がり竹を掴みながら足を滑らさないように登る そして一般コースに飛び出す
一般コースに出ると着いたようなもの 傾斜が緩くなり足も軽くなる おや! 行者さんだ ほらがいを持ち降りて来られた 写真を撮っていいですかと声をかけると止まってくれて写真に納まって戴けた 行者コースを登り 一般コースに降りられるとの事 あと一息ですよと声をかけて戴く 一団はほらがいを吹きながら降りて行かれた 降りて行かれるところを動画を撮って見送った後、山頂に向かう
山頂には3組5名の方が休んでおられた お1人の方に行者さんの一団はここで何をされておられたか伺ったが その方は岡山側から登り 山頂に出た時にはもういなかったとの事だった 二組の方はそれぞれで話しをされており伺う事は出来なかった 股のぞき岩で太陽が翳ってから太陽はすっかり隠れてしまい、山頂からの景観はぼんやりとしたもの 三室山が霞み 氷の山は全く見えない 舟木山 駒の尾山の方は見えたが 色は無い 午後から晴れると言う予報でしたが残念ですねとお話する
記念写真を撮り 昼食を終え すぐに下山する おごしきコースの紅葉のスポットで太陽が顔を出してくれるといいなと淡い期待を抱きながら降りて行く
大馬鹿門がある大甑山(おごしきやま)は標高が丁度1000mの由であるが 大甑山周辺の木々が紅葉していた ここで紅葉した木々を見るのは珍しい 結構紅葉する樹林があるのだと喜ぶ 太陽が出ていたらもっと素晴らしかっただろう
ルートを降りて行く 樹林の中をジグザグに降りて行くと前方に明るい固まりが見えて来る 常緑樹林帯から落葉樹林帯に変わり 見事に色づいた木々が顔を見せてくれる 彩られた樹木が斜面を埋めており なかなか見事 今年の紅葉はきれいだ 惜しむらくは太陽の陽射しだが、この様子では現れそうも無い ここでも何枚も写真や動画を撮影する
ルートを降り登ってきたルートに合流する そこからは登ってきたルートを降りる 不動の滝の上流の紅葉はやはりきれいだなと再確認 いい所で太陽の陽射しを受けた事をラッキーと思い下山する
上の駐車場に出た所で先ほどの行者の一団が帰り支度をされていた 軽トラック2台で来られており 良かったら荷台にどうぞと声をかけて戴いたが林道からの景観をゆっくり楽しみたい事もあり 遠慮させて戴いた
簡易舗装の林道を降りて行く 左に大きくカーブした地点から山肌の見通しが得られ 大馬鹿門が尾根先に飛び出しているのを見る事が出来た 200mのレンズにして撮影する 紅葉している山肌も見る事が出来たが残念ながら色が無い あとはテンポ良く 車のところに 隣の車はまだ駐車していた
天気が余り芳しくなかったので近くの山にしようかと再度天気予報を確認する 私の都合の良い日と天気予報とを比べると太陽が顔を出しているのは今日の午後しかない 紅葉の機会は短い 上手くゆくと太陽が顔を出してくれるかも知れない 急遽予定を変更し、後山を目指す倉敷の空はどんよりとした曇り空 四国に雨雲があり県南はその影響を受けている模様 北上すれば青空が出て来ないかと淡い期待を描きながら祝日の2号線を走る 車の流れは順調 渋滞もなく 岡山バイパスを抜ける 吉井川を渡り左手に熊山が見えてくるがぼんやりとしている 伊部 片上 三石を抜け船坂トンネルを抜けると兵庫県に入る 温度表示は13℃
トンネルから数Km走り 上郡の案内に従い県道5号へ左折する 鉄道を横断 三つ目の信号を右折し千種川を渡り373へ左折する 智頭鉄道と平行に走るようになると間もなく久崎の三叉路の信号 信号を右折し 千種川を右に見ながら走る 南光町で179に乗り すぐ県道53へ左折する 県道53も千種川沿いのルート 川沿いを北上してゆく 県道72と合流 市街地をバイパスするルートが新しく出来ており走り易くなった このルートは吉野川沿いを走る岡山側登山口へのルートと感じが似ており ふと どこを走っているのかと勘違いして ああそうかと目的地を再認識したりする
道の駅千種に立ち寄り野菜を購入 この時期は葉のついたカブが良い 道の駅を出て少し走ると後山の山容が見えてくる 空も幾分明るくなってきたようだ 千種の市街を抜けて行く、嬉しい事に薄日が射してきた 左手に千種川を見ながら走って行くと 大きな観音様が左手にある 川沿のもみじはいくらか色づいている これからだ すぐに考霊山登山口があり左折し簡易舗装の林道を登って行く いつものようになめらの行者のところに駐車する すでに1台駐車しておりその横に並べて駐車する