泉山 中林コース



標高 1209m    難易度 ☆☆    登り114分(天の川コース) 下り83分(流れ星コース) その他62分  岡山県
倉敷からの距離   92Km        登頂日 2008/11/10  ガイドブック  F写真 山の音 動画

駐車位置10:21=10:52分岐・・10:58戻る・・11:01分岐=11:08駐車場−11:11分岐=11:13中林の滝11:15=11:17分岐−11:24分岐−11:32火の滝11:35−11:41ロープ−11:48渓流渡る−11:51分岐−11:54十六夜の滝−12:04渡る−12:07渡る−12:28休憩小屋12:31−12:40井水山−12:46Bコース分岐−13:00_1198mピーク−13:14山頂13:30−13:41_1198mピーク−13:48中林コース分岐−14:23分岐−14:28分岐−14:36ニの滝14:38−14:52中林の滝−14:55駐車場=15:00分岐=15:19駐車位置

登山

 今日は泉山(いずみがせん1209m)中林口ルートから紅葉を楽しむ

 登山支度をして道路を登るとすぐの所に林道始点1773mと書いた標識がある するとここからだと800m程度余計に歩くだけで大差無い 空に灰色の雲が覆い霧雨のようなものを感じたがすぐに止む 高気圧覆われているという天気予報を信じ登って行く おや? キツネノマゴだまだ花が咲いている シソ科のピンクの花 ヒメジオン ツリフネソウ ベニバナボロギク ミゾソバ アザミ シマカンギクなどが次々と顔を見せてくれる 花はもう終わったと思っていたが、通行止めのお陰で出会う事が出来た

 道路脇に中林神社由来と書いた大きな説明板があった 車だと見過ごしてしまう カメラに収めてゆっくりと読む 1330年頃の話で中林と言うのは僧侶の名前だそうだ 渓流沿いの紅葉を楽しみながら林道を登って行く セリ シマカンギク コバノフユイチゴの実 アキノキリンソウ ヤマニガナなどが顔を見せてくれる シマカンギクはあちこちで黄色の花を見せてくれる 通行止めの標識がある 車を10台以上駐車出来るスペースもある そこに1台駐車していた

 通行止めの箇所から少し登ると分岐がある あれ? こんなところに分岐があっただろうか 今まで一本道で駐車場に行けた筈だが? 新しい道を作っているのだろうか どちらに進んだら良いかわからない 道標も無い ルートを見ると右方向は新しく作った道で左の方が良く踏まれているので左だろうと左に進む ルートの左手に赤い実が沢山つけているものがある 良く見るとヒヨドリジョウゴだ 見覚えのある葉でヒヨドリジョウゴと確認 まだ青々としている 赤くつやつやした実は実に可愛らしい 大いに喜びカメラの収める 喜んだはいいが道路の様子が違う 間違えたのかも知れない 工事を行っている様子が見え 車に人がおられたので伺うと登山口は知らないがこの先は行き止まりと教えて戴き やはり間違えとわかり引き返す

 引き返して分岐を右に登る 丁度工事をやっておられた方がおられ伺うとここから600mと伺う 道路は掘り下げたのか陥没したのか5,6mの深さに石を入れ基礎を作っておられた 工事現場の脇を抜け登って行くと見覚えのあるルートでその先に駐車場が見えてきた 林道から前方を見上げると 紅葉した山肌が見える 結構いい色をしている 太陽の陽が射し込んでおり色は鮮やかだ 駐車場の先にある登山道案内表示を確認し登山口に向かう

 橋がかかっており橋の入口に泉山登山口 津山高校山岳部と書いたプレートがある 橋を渡ると渓流沿いのルート ちょっとした景観が楽しめる 上を見ると紅葉した木々 太陽光線を受け ステンドグラスのようだ もうひとつ橋を通り 登りとなる 登りに入る所に分岐があり天の川コースは左と書いているがそのまま直進し 中林の滝を目指す

 少し登ると分岐があり その分岐から2分程で中林の滝に行ける 中林の滝は午前中は太陽の陽射しを受ける事が出来るが午後になると山影に入ってしまうので下山時は翳ってしまう恐れがあり いつも先に立ち寄るようにしている 今日もそうして中林の滝を楽しむ 紅葉を背景にした滝は一味違う 美しい景観をカメラに収める 滝のところで3名のグループと出会う 泉山には登らず火の滝まで行くと話しておられた 中林の滝 火の滝 二の滝と見ごたえのある滝が三つもあり 紅葉も素晴らしいコース おすすめのコースだ

 お先にと声をかけ 登ってきた道を上の分岐まで戻り 火の滝に向けて登って行く 橋を渡ってすぐの分岐を行ってもしばらく渓流沿いを行き このルートと合流する 樹林の中のルートだ 樹間を通し紅葉した木々が見える こうした景観も面白い 直登コースとの分岐を火の滝に向かう 今度は石がごろごろしたルート 足元に注意が必要 上を見ると紅葉した木々が見える いい色だ 上を見たり下に注意したりしながらルートを行く ミズタビラコがまだ花を咲かせているのを見つけ 火の滝に出る

 火の滝の落ち口周辺の紅葉した木々には赤いものも見え 燃えるような明るさを感じる事が出来る これから登って行くルートも紅葉した木々が見える また 下流側も紅葉した木々が楽しめ実に素晴らしい 何枚も写真を撮る そして滝を右に見ながらルートを登って行く

 ここからのルートも紅葉のお勧めのスポットだ ロープや鎖が連続しているがそれらのお世話にならずに登って行ける 紅葉の帯の連続である 渓谷に沿って登って行く 太陽の光を受け輝いている木々は見ごたえがある そして今度は、渓流を渡ったり 渡り返ししたりしながら登って行く

 分岐に出る のぞき岩方面に向けそのまま渓流に沿って登る 十六夜の滝と書いた標識がある ここから見ると何段にも落ちる小さな滝を一望出来る これも楽しい この辺りもまだ紅葉しており木々が美しい セリが花を咲かせていた またルートにはかえでだろうかまだ新しい落ち葉が積もっており ルート上が明るくなる そして渓流から別れ樹林の中のルートへ行く

 ここまで登ると落葉している木々が多い その中にかえでと思われる木がまだ紅葉した姿を見せてくれる ホツツジも赤く紅葉している リンドウが顔を見せる そして展望小屋に出る 小屋からは那岐山に連なる山並みを一望出来る

 小屋を後にしルートを登って行く ツルリンドウが幾つも可愛い実をつけているのを見つける 落ち葉の積もったルートを登り井水山山頂に出る ここから泉山への尾根ルートを見渡す事が出来る また、那岐山に連なる山並みや奥津側の山々を見渡す事が出来る 山頂での景観をカメラに収め 尾根ルートを泉山に向かう

 尾根ルートを行く 最初は下りだ 下っている途中で4名のグループとすれ違うAコースへ降りてゆかれるのだろう ミヤマアキノキリンソウが顔を見せる この山で名前を教えて戴いた記憶が今でも残っている 少し登るとBコースへの分岐がある この辺りはカラマツの紅葉が楽しめる 時期が少し遅く落葉しているものの方が多く 木に残っているものはもう色が褪せていた 分岐を行き少し登ってから振り返るとヒュッテと笹原を一望出来る 太陽の光を反射した笹原が美しい 好きな景観だ

 1198mピークの手前でイワカガミを見つけた 以前にもこのような季節にイワカガミを見つけた記憶がある 調べて見ると昨年の10/15、同じような場所だ ひょっとしたら毎年顔を見せているのかも知れない 
 
 笹原のルートを行き カラマツを見て 1198mピークを経由して幾つかアップダウンを行き泉山山頂に出る 山頂に出た時は曇り空となり黒い雲が出てきた 大山は薄っすらその山容が見え 山頂付近は雲に覆われているのがわかる かなり見通しはきいた 昼食をしたり記念写真を撮っていると 笠菅峠方面から男性が1名登って来られ挨拶を交わす 私は山頂標識の近くにいたが その方は三角点の方に離れて休まれていた 雲が出て来て気温が下がってきたのか冷たく感じるようになってきたので すぐに下山する 手が冷たく感じるので手袋を出し着装 男性の方に挨拶して降りる その方もすぐ降りますと話しておられた

 下山は登ってきたルートをBコース分岐の手前まで戻り ヒュッテに向かう分岐へ左に進み すぐの分岐をヒュッテと反対側に降りて行く 分岐からしばらくはリンドウが多く咲く 今日も幾つも咲いているのを写真に撮り降りて行く

 すぐに落葉樹林帯の中のルート 落ち葉が積もっているルートを降りて行く 降りて行くに従い紅葉した木々が増えてくる 曇り空であるのが残念だが結構いい色をしている ここでも何枚も写真を撮る ルートは結構急勾配 落ち葉が積もっていて足元が良く見えない 足元を確認しながら降りて行く いつもこんなだったかな? もっと気楽に降りたように思うが感じが違っていた

 紅葉した樹林帯を過ぎると 桧の樹林帯となり擬木の階段を降りて行く そして分岐に出たところを左に行き 二の滝に向かう その先にも分岐があるが標識があるのでそれに従い二の滝に向かえば良い そして二の滝に出る

 ここも滝の落ち口が美しい 赤系統の紅葉と滝の水しぶきを捉える事が出来る 太陽が翳っているのが残念だがそれでも紅葉を美しさを十分に楽しめる

 二の滝から渓流に沿って降りて行くと中林の滝に出る 登りで先に見たのと山影に入っているので最初に見た感動は無い すぐに登山口に降りる 登山口から通行止めの標識があったところまで約8分 私が駐車しているところまではそこから更に16分かかった



アプローチ
 倉敷は薄曇 いつものように429を足守 加茂川と走って行く 旭川ダムに出たところで太陽の陽が射し込んでくる 予報どおり晴れてくれたと安心する 旭町を抜け 休み乢トンネルを抜ける 泉山に連なる山並みが見えてくる 視界も良好である 県道159を経由して久米で181に乗り右折 院庄で179に乗り左折する 正面に泉山が見える 片側2車線から1車線になる信号を右折し県道392に乗り 香々美川沿いを越畑に向けて走る 道路が狭くなってから間もなく大きな泉山登山案内板が左側にある 案内板のところを左折する 入ってすぐに道路工事の為 12/1まで1Km手前で全面通行止と書いた標識がある 以前も道路工事が行われていた そのまま車で入って駐車出来る場所があればいいが適当な場所が無いと戻るのも大変だ 以前車を置かせて戴いた林道入口の空地に置かせて戴く