下蒜山



 標高 1105m 難易度 ☆☆     登り75分 下り53分  岡山県
倉敷からの距離   118Km        登頂日 2008/12/01  ガイドブック  F写真 動画

犬挟峠11:18−11:28尾根−11:39三合目−11:49五合目−11:58雲居平−12:05七合目−12:13八合目−12:22九合目−12:33山頂12:56−13:04九合目−13:13八合目−13:18七合目−13:22雲居平−13:27五合目−13:35三合目−13:42尾根−13:49犬挟峠

登山
 今日は下蒜山(しもひるぜん1105m)を訪ねる

 登山支度をして出発する 下蒜山の登山口は湿原になっており最初の一歩が湿原の水の上を歩く形となっている 慎重に足場を選び木道に歩を運ぶ すぐ土の道となる 湿原を右に見て落葉樹林帯に入る 葉はもう殆ど落ちている ここは、新緑の頃がいい 来年に向けゆっくり休んで貰いたい ルートを行く 以前頭をぶつけた倒木がある 枝先は切ってあるのでぶつける頻度は減ったが下ばかり見て登っているとやられる恐れがある そこを過ぎると尾根に出る

 頂上まで1時間40分と記載されている 標識の所を90度左に曲がり 登って行く 早速ロープや鎖が出て来る お世話にならなくても登って行ける しかし足元が緩いので下りは要注意だ 擬木の階段を登り 少しなだらかな所があり また階段の登りとなる ここを過ぎると間もなく三合目の標識に出る

 三合目の標識を過ぎるとまた鎖やロープがある 今度は前より傾斜があり足場に岩肌が出ており感じが異なる ここでも鎖等のお世話にならなくても登って行ける ルート脇に潅木があったり 掴まれる岩があったりするのでそちらを利用する 木々の肌は柔らかく温かみがある 岩肌もしっかりした安定感がある 鎖は冷たい 折角準備して戴きながら勝手な事を書いて申し訳ないと思うが 自然のものにはかなわない

 急な登りを耐えると一段落 木々は葉を落としているので樹間から山の姿がちらちら見えるようになる そして潅木地帯を抜け 笹原に出る 五合目の標識があり、視界が開ける ここからは笹原の中のルートを楽しむ なだらかな傾斜 青空の下 太陽の陽射しが暖かく感じられる 少し風があるが寒さは感じられない シーズには花が咲いているがもうどれも店じまい ルートを追うと八合目を二人連れが登っておられるようだ 山頂でお会いするかも知れない

 右手には日本海や日本海に面している街並みを俯瞰出来る 擬宝珠山で気がついたが風力発電の設備も確認出来る 今日(12/6)の新聞によると風力発電は希少鳥類の保護から見直しがされているとの記載があった こうした面からも考えて行かないといけないのかと問題の難しさを感じる 笹原の山肌は美しい 黄金色に色づいた笹の葉が風に吹かれ揺れている 何枚もの写真を撮りながらルートを行く

 男性お二人とすれ違う 前方で確認出来ておらず いきなり顔を合わせる形となり 挨拶だけですれ違ったので余り印象に残っていない 八合目を登っておられるパーティーと二組がわかった もう1台どなたかおられるのだなと計算する

 雲居平に出る いつもここからの山容をカメラに収めている 標識と山容といいアングルだ 今日もカメラに収める そして笹原のルートを行く 七合目の手前に水が溜まりやすい場所があり 足元が緩くなっている事が多い 今日もそうだ ぬるぬるになっている 傾斜があまりないのが救いだが(傾斜があれば水がはけるか)滑ると泥だらけになる恐れがある 慎重に足場を選びルートを行く そこを過ぎると七合目

 七合目から少し行くとジグザグのルート ジグザグのルートをクリアーすると八合目 だが八合目の標識は流されてしまい 今は無い 八合目から九合目は登りが急な斜面となっており もうひと頑張りが必要だ 鎖やロープがあるが ここもそれらにお世話にならなくても登って行ける 登っている途中振り向いて写真を撮ったがかなり緊張した 撮った写真を見るとその感じが全く表現されていない 被写体をろくに見ていないのがわかる

 そして九合目に出る 九合目に出ると山頂ピークが見えてくる もう一頑張りである ここにもロープが準備されている 雪解けの時期にはルートがぬるぬるになるので役に立つと思う 今日は少し緩いがなんとか受け止めてくれる 下りは用心しないといけない ロープがあるところを終えると山頂は近い 笹原の頭に中蒜山のピークが見え出し 山頂の標識が見えてくる 先ほど登られていた方だろう お二人ベンチに座っておられる

 白く雪化粧した大山が突然顔を見せる 思わず声が出る お二人に挨拶もせずに 素晴らしい景色だと言いながらカメラに収める 後で考えるとそんなに急がなくても挨拶をしてからゆっくり撮ればいいとは思ったが 何故か山容に惹きつけられてしまった

 中蒜山 上蒜山を手前に見て その先に 烏ヶ山 大山 三鈷峰 矢筈ヶ山 甲ヶ山と山並みが続く 大山をズームアップしてカメラに収める 久々にくっきりした大山の山容をカメラに収める事が出来た

 お二人と挨拶を交わす 安来から来られた由 退職後山登りを始めて面白くなり週3回平均位で登っていると話しておられた メタボだったとの事でしたがお見受けしたところぐっと締まっておられ山登りの成果が出ておられるようでした 昼食をしながら山の話を交わし 記念写真を撮り お先に失礼と声をかけ下山する

 下山は登ってきたルートを戻る 足場の緩い所が結構あったので 慎重に降りる 滑る事なく無事駐車場に 車は1台減っていた



アプローチ
  真っ青な青空 全国的に移動性の高気圧に覆われ晴れる 山陰は気圧の影響で雲が出やすいと報じている 透き通るような青空は気持ちがいい いつものように429を走る 吉備路 足守と走って行く 山並みの色が美しい この辺りはまだ色がいい 吉備中央町に入っても今日はガスは見られない 加茂川もガスを見ずに抜ける こうした事もあるのだ 落合入口の温度は8℃ そうか気温があがっているのか メールの処理などをしていて出発が遅くなった為のようだ 落合に出ると青空に白い雲がいくつか浮いているのが見える 313に乗る 前方に大空山や三坂山が見えてくる 久世 勝山 湯原と313を走る ここまで来ると山肌の色はすっかり晩秋の装い 新熊居トンネルの出口で中蒜山山頂を確認出来た 中和トンネルを抜け482と合流する 蒜山市街入口で313と別れ482を直進する この三叉路にも信号機が設置された 蒜山の温度は13℃ 下蒜山登山口の案内標識を右折して登山口の駐車場に すでに3台駐車