爪ヶ城



標高 1114m    難易度 ☆☆     登り77分 下り44分   岡山県
倉敷からの距離   97Km        登頂日 2008/12/10   ガイドブック  F写真 動画

声ヶ乢11:04−11:31第一展望所11:33−11:41水場30m−11:44第二展望所11:46−12:03標高1000m−12:10展望所12:12−12:13第三展望所(爪ヶ城跡)12:15−12:29山頂12:46−12:53第三展望所−12:58展望所−13:02標高1000m−13:11第二展望分岐−13:16第一展望所−13:30声ヶ乢

登山
 今日は爪ヶ城(つめがじょう1,114m)を訪ねる 爪ヶ城は2005/6以来で久々に訪ねる

 登山支度をして出発する 登山道から振り返ると市街地が見える 市街地はガスに覆われている なるほど あのガスから抜け出したのかと納得する ちなみに声ヶ乢の標高は530mと案内表示板に記載されていた

 ジグザグにルートを登って行く 山を右にして登る時は左手に山形仙が見え 山を左にして登る時は右手前方に市街地の雲海が見える 高度をあげるにつれ微妙に変化してくるのも面白い 展望を楽しみながら登って行くと第一展望所に出る そこで男性お二人と出会う すでに山頂まで登られ下山されるところだった 雲海がきれいですねと声をかけると もうあがってきたと話しておられた きっと登られた時は素晴らしい景観を眼にされた事と思う お二人は暑い暑いといいながら下山されて行かれた

 展望所からルートに向かう位置に大きなコースの案内板があり それに直交するようにして 雲海の丘 と書いた標識があった 雲海の丘と書いてあるとおり雲海を楽しめるルートのようだ 雲海を楽しむにはもっと早く来ないといけない 早く来たからと言って雲海を楽しめる保証があるわけではないし なかなか実行は難しい

 ルートを登って行く 幅広いしっかりしたルート この辺りはエゴノキの白い花が一面に散っていた場所だと思い出す 水場30mという標識がある いつ出来たのだろうか これまで気付かなかった 水場の標識を過ぎ数分で第二展望所への分岐に出る 分岐を左に折れ 展望所に行き展望を楽しむ

 第二展望所は標高850mであり 山形仙の791mより高い 山形仙を見下ろす形で眺望を楽しむ事が出来る また、ふるさとコースとして開発されたルートの西回り口の入口になっている

 分岐に戻り ルートを登って行く 振り返ると第二展望所の屋根と山形仙を見る事が出来る 時々振り返って景観をカメラに収める ルートに鎖がある まだ新しい そこを過ぎると 山頂が見えてくるようになり 間もなく標高1000mの地点に出る そこには石のベンチがあり一休みしながら景観を楽しむ事が出来る

 ルートを行く この辺りはわりとゆるやかな尾根道 眺望も得られる 前方に那岐山 滝山のピークが見え隠れする また ドウダンツツジの木が幾つもあり花の時期を思い出させてくれる 黄色い標識が見えてくる 黄色の標識は最近整備されたものだろう 3年前には無かったように思う 標識のある場所は展望所を示すもの 登山道とは反対側に数メートル行くと岩場がありそこから県北の山々の眺望が得られる

 展望所から元に戻り登山道を行く この辺りはベニドウダンの群生地だ 少し下り、登り返すと第三展望所に出る 展望所で男性お1人が休んでおられた こちらの方が山頂より景観が良いと言われ 昼食の準備をされていた 第三展望所からは滝山 那岐山の眺望が良い 私は山頂に行くと話しルートを行く

 第三展望所からルートに向かうと 山頂まで300mの標識と並んで爪ヶ城跡と書いた説明がある ここに砦石があり詰ヶ城と呼ばれていたと記載されている 標高1075mとあるので あと40m程だ 尾根道を行き ルートを登って行くと岩の先に黄色い標識が見える 山頂だ 岩の所を直接登り山頂に出る

 山頂からは先ほどの方が話しておられたようにあまり眺望が得られない 滝山の影に那岐山が重なり 那岐山が微かに見える程度で第三展望所の方が良い 山頂標識のある所で記念写真を撮る 写真を撮って気がついたのだが標高1114.5mと記載されている これまで岡山の山 百選(山陽新聞社)の標高表記に従い1100mと記していたが この際 修正しておく データを標高順に表示していたりするので順番を変更したりしたがまだ修正漏れがあるかも知れない

 山頂で昼食をして 下山する 下山はルートを戻る 第三展望所から矢櫃城跡に向けて降りるルートもあるが 下山してから林道を結構歩いた記憶があるので見合わせる 第三展望所に戻ったら 先ほどの方がまだ休んでおられ 矢櫃城跡に降りるルートを問われたが同じ事を説明した どうされただろうか

 後は登ってきたルートをテンポ良く降りて行く



アプローチ
 倉敷の上空は青空が広がってはいるがもやがかかったようにぼやーとしている いつものように429を吉備路 足守と走って行く 吉備中央町に入ると途端に霧が出てくる 丁度ラジオで霧ともやの違いを話ていた 視界が1Km以内の場合を霧 1Km以上はもやと言うとの話であった 視界1Kmをどうやって測定して判定するのか説明がなかったが近くが見えにくい状態だったら霧 かなり遠方が見えるならもやと表現して良さそうだ 霧に包まれたまま加茂川 旭町と抜けてゆく 休み乢トンネルを抜ける 山は全く見えない 津山市街がガスで覆われている様子が見える 津山市の入口で国道53に合流する 市街地に入ると霧の中に包まれたようで周辺の山を見渡す事が出来ない この様子だと山は深い霧に包まれているのではとアプローチが心配になる

 津山のインターチェンジを抜け 勝北町役場のすぐそばにある広戸仙登山口の標識を左折して山に向かう 道なりに走って行く 道が複雑でなかなか覚えきれないが要所要所に登山口の案内があるので標識を確認して行けば良い 標識と言っても道路標識のような立派なものではないので見落とさないよう注意すると良い 大型車直進 小型車左折の標識があり道路工事中の砂利道を入って行く どこ辺りからガスが消えてしまったのか気がついたら青空が出て太陽光線が燦々と射し込んでいる 霧が濃くなるのを覚悟していただけにキツネにつまされたような感じがした 青空に迎えられた事を喜び 声ヶ乢の登山口駐車場に車を停める 駐車場にはすでに2台駐車