毛無山



標高 1218m    難易度 ☆☆     登り79分 下り74分(白馬山経由)  岡山県
倉敷からの距離   115Km        登頂日 2009/03/07   ガイドブック  F写真 山の音 動画

駐車位置10:30−10:41登山道入口10:47−10:51三合目−10:59四合目−11:03五合目−11:08六合目−11:45九合目−11:55山頂12:06−12:12九合目−12:21俣野分岐−12:48白馬山−13:18林道13:20−13:22駐車位置

登山
 今日は毛無山(けなしがせん1218m)を訪ねる

 道路から山頂付近を見る事が出来る 斜面は大分土の色が見えており 雪解けが進んでいるようだ 白馬山を経由して下山する予定なので輪カンジキも念の為リュックにくくり付け出発する

 駐車場周辺に雪が残っているところがあるが路面や登山ルートには雪は無い 毛無山の家の前の路面付近から雪が残っている 雪は良く踏まれており適当な踏み応えがある 林道に入って行く 林道に入ってすぐに白馬山からのルートと合流する そのルートにも踏まれた跡が見られる 右手に渓流を見ながら林道を進んで行く 雪解け水が音をたてて流れている

 雪の状態から判断して、この様子なら軽アイゼンでいいだろう いずれ必要になってくるだろうから早めに履いておこうと大きな案内板のある登山道を示す標識の前で履く

 サクサクと心地良い感触を楽しみながらルートを行く 旭川源流の碑を右に見て すぐに三合目の標識 標識の周りは雪が融け地面が見えている 三合目を過ぎると渓流沿いのルート 雪が深い時は渓流は雪に埋もれて判らないのだが 今日はすっかり姿を現し 水量もいつもより多い どんどん雪融けが進んでいるようだ

 この辺りから勾配がついてくる 雪質は良くしっかり受け止めてくれる 積雪量も10cm程度だろうか 埋もれるような事もなく順調 毛無大石の手前にある四合目標識を確認して登ってゆく

 雪の面には杉や桧の小枝がいくつも落ちておりまだら模様 雪が降ってから大分時間が経っているようだ 根明けも進んでおり樹林の周りに円が出来ている 五合目 六合目と標識を確認 デジカメで写真を撮り 動画編集と同時に時刻のメモを兼ねる 六合目では先に登られたお二人が休憩されていた 挨拶を交わしお先に失礼する

 ルートを行く すぐに六合大杉がある この辺りからブナの樹林帯になり雪面の小枝の散乱はなくなり白い部分が増えてくる 根明けが進んでおり笹の葉などが顔を出している 春近しの装いである

 踏まれているルートを追って行く 踏まれていないところは雪が柔らかく靴が埋もれる程度でそう積雪は無い 夏山ルートはもう少し右に巻くように思うが直登気味にルートが付けられている 誰か最初につけたルートがデファクトスタンダードとなって 次の方もそのルートを追い 踏み固められて行く という事なのかも知れない いずれにせよピークに収斂するので大きく方向さえ間違えなければいい

 ブナの樹林を楽しみながらルートを登って行く 巻いて行くルートと比べると勾配はきつい どの辺りを登っているのかなと思っていると右手数十メートル先に見覚えのある岩が見える 八合目の岩のようだ 八合目を過ぎた地点で通常ルートに合流するようだ

 かなり急な斜面を足を滑らさないよう留意しながら登り 通常ルートと思われる地点に出る ここを過ぎると 勾配は一段落 足も軽くなる ブナ樹林の中のルートを行く 樹間左手に西毛無山が見えるようになり 右手に蒜山三座が見えてくる 青い空 太陽の陽射し 白い雪 この時期ならの景観を楽しむ事が出来る そして、前方に山頂が見えてくる 道路から見たとおりかなり地肌が出ている

 九合目の休憩小屋に出る 小屋の屋根には雪は積もっていない 昨年3/11に登っているが その時は1m近く積もっていた それから比べると今年は雪は少ない

 九合目から最後の登り 樹林帯を抜けると笹原に出る すっかり雪は消え土のルートが見えている ところどころ雪が残っている そして山頂に出る

 大山がくっきりと見える 山頂付近に雲があるが致し方ない おや 鳥取県側の斜面に樹氷が出来ている 西毛無山の北側斜面もきれいだ 下山ルートが楽しみだ 急いで記念写真を撮り 昼食をとり下山ルートへ向かう

 樹氷の中のルートを降りて行く 実にきれいだ 太陽の陽射しを受け輝いている 逆光も良し 青空を背景にしてもよし 少し歩いては振り返りカメラに収める 樹氷が見れるとは期待していなかっただけに嬉しい

 ルートには新しい足跡が一人 登る時もずっと見られた それ以外は今日以前のものと思われる 踏まれた跡がわかり それを外すと膝頭程埋もれる 踏まれた跡はしっかりしている 俣野分岐を過ぎても樹氷が見られ楽しむ事が出来る 降りてゆくに従い 樹氷は消えて行く

 ルートを降りて行く 足跡を追えるので安心だ ルートは途中で右に大きく曲がるところがある 足跡は曲がらずに進んでいる あれ?と思ったら その方も気づかれたようで戻られた跡があった 安心して追って行く

 白馬山標高1060m地点に出る ここで大山は見納めになる 大山の写真を撮り登山口の方向へ降りて行く 足跡もここを降りておられた 金ヶ谷山へ向かうルートにも踏まれた跡が見えるので縦走された人がおられるようだ

 ルートを降りて行く 足跡も追え 安心して降りて行く これまでに何回かルートを違えて降りた事があるが 今日は雪解けが進んでおり 地肌が出ているところもある程でルートを追うのは容易だった 地肌が出ているところは雪解け水でぬるぬる 軽アイゼンがしっかりささえてくれ滑る事はなかった 落ち葉が爪に挟まり歩きにくくなった事はあったが大きな問題は生じなかった



アプローチ
 インターネットの岡山県冬期道路気象情報システムで路面の雪の状態を確認 この状態なら登山口まで入れそうだと判断し、予定どおり毛無山へ向かう 空は澄み切った青空とは言えないものの薄日が射しこみ のどかな気候 いつものとおり足守 加茂川と走る 加茂川に入ると道路脇にのど自慢会場の案内標識があり いつもより車が多い感じがする 道の駅の信号を過ぎて次の三叉路を右に向かった所に会場があるようだ 道の駅を過ぎ 小森温泉の辺りにも今度は逆向きにのど自慢会場を示す案内があった

 今日も旭川ダムは満々と水を湛えていた 旭町で県道30へ左折し 旭川沿いを落合に向かう 落合入口の温度表示は6℃ 落合で313に 久世で181に合流 勝山からは181へ直進する 勝山6℃ 美甘5℃ 美甘村を過ぎても道路脇に雪は見られない 新庄村に入り 県道55へ右折すると 日陰に雪が残っていた 案内に従い登山口の駐車場へ 路面に雪は無く 支障なく走れた 駐車場にはすでに3台駐車していた 1台のお二人連れは私が車を入れるのとすれ違う形で出発され もう1台もお二人連れで登山準備をされている様子だった