泉山



標高 1209m    難易度 ☆☆    登り86分(Cコース) 下り52分(笠菅峠コース) その他35分(林道)  岡山県
倉敷からの距離   102Km        登頂日 2009/03/11  ガイドブック  F写真 動画

駐車位置10:29−10:44休憩所−11:25小ピーク−11:41_1198mピーク−11:55山頂12:10−12:30反射板−12:54登山口(林道)−13:02笠菅峠−13:37駐車位置

登山

 今日は泉山(いずみがせん1209m)を訪ねる 大神宮原から登り 笠菅峠におりるコースを歩いた

 登山口からみえるルートには雪は無い 周辺の山々を見てもかなり地肌が見えている この様子では輪カンジキは不要で軽アイゼンですむだろうと 軽アイゼンだけリュックにくくりいつでも履けるよう準備する 登山口に熊出没注意と注意書きがあるので熊よけのベルをセットして出発する

 いつもなら雪景色を楽しみながらルートを行くのだが 今日は路面が見えている 地面を見ながらここを登るのは珍しいなと思いながら登って行く 道路右手に泉山登山口と書いた標識がある 新しく設置されたようだ 標識に従って擬木の階段を登る この入口には以前から設置されている泉山登山道の標識がある ここも日影になっているが雪は無い

 尾路スカイビューと呼ばれているところに出る 草原になっており見晴らしが得られる ここにも雪は無い 周辺を囲む山並みに白いものが見られる 森林公園の千軒平辺りだろうか また 山頂のピークも見える 樹木が白くなっている樹氷が出来ているようだ 気温が上昇しているようだがそこに着くまで消えないで欲しい

 ロープのあるルートを行き 休憩小屋のあった場所に出る 昨年は休憩小屋が倒壊するほど雪が積もったのだが 今年は少ない 地肌が90%以上出ており消え残った雪がわずか見られる

 フェンスを通り山道に向かう フェンスを撮った写真には雪が写っていない 風倒木の脇を抜けルートを登って行く おや? 小雪が舞ってきた こうした天気の方が樹氷は長持ちするなと思いながらルートを登って行く

 登って行くに従い 雪が顔を見せる 11:09の写真あたりからルートに雪が顔を出し 11:14に撮った写真にはかなり雪が写っている ざっとコースの半分程は雪の無いルートを登ってきたようだ 雪の上には踏まれた跡がいくつも残っている 軽アイゼンを着装しなくても登って行ける どこまで無しで行けるか そのまま登って行く

 小ピークに出る ピークは薄っすらと白くなっているが雪は積もっていない ここから先に最後の急登があるのだが この様子なら軽アイゼンを履かずそのまま登れそうだ 足跡を追いながら登って行く 薄日が射してきた 雪面が明るくなり樹影が映っている この辺りはまだ樹氷は見られない すでに消えてしまったのかもしれない

 ロープが設置されている所に出る 雪はかなり減り ロープが顔を出している部分の方が多そうだ ロープが利用出来るところは利用し 足場を確保しながら登って行く ロープに触れると雪の重みで強く引っ張られている事を感じる事が出来る すごい張力だ人間の力ではびくともしない この辺りから次第に樹氷が見えて来る ロープの部分が終わると急勾配は終わり 1198mピークは近い 樹氷もそれなりに出来てはいるが 太陽が翳ってしまい輝きがない

 1198mピークに出る ピークには雪が無い 山頂に向かう尾根には雪が残っているが井水山方面に向かう尾根ルートはかなり雪が消えている 黒い雲が上空にかかってきて小雪も舞いだした 先程は太陽の陽が射していたのに変化が激しい 急に暗くなって来るのはおどろおどろした感じになる これまで周辺の見通しが利いていたものが暗転し急に見えなくなって来るとどうなるかと心配がよぎる

 尾根を行く 北側斜面に樹氷が見られる 雪のルートを楽しみながら 且つ天気の変化を心配しながら山頂に向かう 尾根ルートは更に足跡が増えている 所々足をとられた跡が見られる 私も数回膝頭辺りまで足を取られたが転倒する事は無かった そして山頂に出る

 山頂の三角点は雪の下であったが 山頂標識のある岩の部分は雪が消えていた 笠菅峠方面の斜面に樹氷が見られた 下山は戻ろうか 笠菅峠に降りてみようか迷っていたが 降りて行く足跡が見られ これなら大丈夫と笠菅峠に降りてみる事とした

 山頂周辺のブッシュは雪の下 1198mピークや笠菅峠の反射板などが良く見える こうした景観はこの時期ならではと思いながら記念写真を撮る 昼食を終え 笠菅峠方面に下山する 日は翳っていたが心配した風は無く寒さは感じなかった

 笠菅峠方面の下山ルートはいきなりの急斜面である 夏とは様子が一変しているので、足跡があるのでこう行けばいいのかと安心して降りる事が出来る こちらのルートも足跡が結構見られる 尾根道を足跡を追いながら降りて行く
 時折薄日が射して来る 雪面に樹木のシルエットが写る 樹氷も薄っすらではあるが見る事が出来る

 ロープのあるところに出る 登りは大変だろうが下りは楽 滑るようにして降りて行く 泉山と書いた草文字が見える 太陽を正面に受ける為かそこには雪は無い ルートにも雪が消えているところがあった

 反射板を左に見てルートを降りてゆく この辺りは割りと平坦なルート 雪の踏み応えもあり気持ちよく尾根に沿って降りて行く 樹林帯に入ると氷結しているような所が見られ ツルっと来たが支える事が出来た

 反射板付近で雪が消えたところがあり この辺りまでかと思っていたが 雪道はまだまだ続き 12:49に撮った写真のところまであったので登りとは違ってこちらのルートの方が雪が残っている割合が多い 標高が高いので当然かも知れない

 擬木の階段を下りる 登山口に出る最後の20m位にまだ雪が残っている 足跡が結構埋もれている これは雪がまともにあったら登るのは楽では無さそうだ 登山口の標識を見て林道に出る ここにもまだ雪が残っている

 林道を降りて行く やがて路面の雪はなくなり 笠菅峠に出る 自動車道には雪は無く 峠の駐車スペースにも雪は無かった 自動車道を歩いて降り車の所へ



アプローチ
 倉敷の空はうす曇 昨日の方が天気が良かったが過ぎたものは仕方がない 県北は午後から晴れるとの事 天気が良くなる事を期待しよう いつものように429を吉備路 足守 加茂川と抜けて行く 吉備路の菜の花は青空の下であれば色が鮮やかだが 今日はくすんでいる 沿道の木々に彩りが増えてきている 加茂川の道の駅を過ぎ 旭川に出る 今日も満々と水を湛えている 旭町の町並みを抜け 休み乢トンネルを抜ける 泉山が雲の色と交じり合いながらもなんとか判別出来る

 県道159を経由する 梅祭りの旗が沿道に出ており ここの梅も咲き出した 久米で181に右折 院庄で179へ左折する やがて右前方に泉山が見えてくる 白いものがあるかぼんやりして判別しにくい 雲井山トンネルを抜ける 温度表示は6℃ トンネルを抜けダムを左に見て 右にゆるくカーブをすると泉山が見えてくる 所々に白いものが見える 前方にもやっとしたものがある 何だろうと思っていたら車の窓に水滴がつく 霧雨のようだ 一塊になって通り過ぎて行く 奥津役場の温度表示も6℃ 道路沿いにはまだ雪は見られない 大釣トンネルを抜け 道の駅に 雪は道路脇にわずか残っている 道の駅を過ぎてすぐに大規模林道へ右折する もう通行止めの標識は無い 雪も見られない 登山口の道路脇にも雪は無く そこに車を停める 時々薄日が射し 雲の合間に青空が見えるようになったり変な天気だ