上蒜山



標高 1200m 難易度 ☆☆  登り87分(尾根分岐まで) 下り50分(同左)  岡山県
倉敷からの距離   124Km        登頂日 2009/04/08   ガイドブック  F写真 動画

駐車場所10:56−11:02登山口−11:13ニ合目−11:22三合目−11:35五合目−11:37展望−11:41六合目−11:51三角点−12:01八合目−12:23分岐(山頂)−12:25trouble=分岐12:40−12:55八合目−13:01三角点−13:06六合目−13:09五合目−13:15三合目−13:20二合目−13:27登山口−13:30駐車場所(牧場)

登山
 今日は、上蒜山(かみひるぜん1200m)を訪ねる

 車のドアを開けるとウグイスの鳴き声が聞こえてくる ウグイスの鳴き声を聞きながら登山支度をする 車から見た状態では山頂付近はまだ雪が残っている可能性が高い スパッツを履いて軽アイゼンを準備する 気温は20℃を示していたし冬用の帽子や手袋は不要と置いてゆく

 牧場の中のルートを行く ルート脇にクルマバナ イヌノフグリ タネツケバナ ハコベ フキノトウなどが春を待ちわびていたかのように一斉に顔を見せてくれる 有刺鉄線に囲まれた牧場の中のルートを行き蒜山登山道案内図を見て樹林帯のルートに入って行く

 木漏れ日が射しこみ樹林帯の中も結構明るい 小鳥の鳴き声を聞きながら急な斜面を登って行く ルートはあるが樹林帯の中の方が腐葉土が心地よく 急な斜面もしっかりと受け止めてくれるのでルートよりも腐葉土の上を登って行く いよいよ急になって足場を踏みこたえるのがきつくなってくるとルートの足場を選び登って行く 樹林帯を抜けると二合目に出る 二合目に出るところが雨など降った後は滑りやすいのだが今日は足元はしっかりしていた

 二合目からは笹原の中のルートを登って行く ルートは階段状になっており 一歩一歩登って行く 雪は無くなっているが花はまだ見られない これからのようだ おやタムシバだ 振りかえったらタムシバの白い花が目に入った 早春の花だ 登って行くに従いどんどん高度を稼いで行く 三合目の標識を見て しばらく登ると登りが緩やかになる この辺りから左に見える皆ヶ山の間から大山の頭が見えてくる 登るにつれ白い頭がにょきにょきと出てくるように見えるのは面白い

 あれおかしいな 五合目の標識が見えない 見通しがきくので見える筈なのにどうしたのだろう 流されてしまったのかなといぶがりながら登って行く 五合目と思われるところに出たら ありました 所定の位置に横倒しになって五合目という文字を上にしていました 標識を過ぎて少し登るとルートは右に折れ 傾斜は緩やかになる 折れ曲がる位置で振りかえると登ってきたルートを四合目付近まで追う事が出来る

 なだらかな登りとなり足が軽い 五合目まで雪が無くてもこの尾根ルートに来ると雪がある事があるのだが 今年は雪はすっかり消えており ルートに雪解け水が残っているような感じすらない おや ウグイスの鳴き声が聞こえてきた 陽射しが暑く感じられ、帽子の庇を前後反対にして延髄をカバーするようにする ふーと吹いてくる風が気持ち良い これはまるで夏山登山のようだ

 六合目の標識 三角点のある場所(七合目だろうか)を過ぎ もう一つピークを登ると 八合目に出る 八合目は槍ヶ峰と呼ばれ景観の良い場所 皆ヶ山の先に烏ヶ山や大山が見える 矢筈ヶ山や甲ヶ山も大山に連なり白いものが見えている 反対側には中蒜山が見え 中蒜山に隠れるように下蒜山が顔を覗かす

 景観を一望してルートを行く ルート脇にはイワカガミだろうか葉が並んでいる 花はまだだ ルートはブナ樹林帯に入って行く この辺りから所々雪が残っているのが見られる 最初は雪の上を歩かないでも行けたが 次第に雪が増え雪の上を歩いたりしながらルートを登って行く 気温が上昇している為だろうか雪解け水がルートを流れている 流れている部分を避けながら登って行く そして上蒜山山頂の標識のある尾根分岐に出る

 ここまで来ると 北側斜面を伺う事が出来る 北側斜面にはまだ雪が残っている 雪の斜面を見る事が出来よかった 三角点に向けてルートを行く ルートは雪があったり消えていたりしている 雪にすべて覆われていれば歩き易いのだが雪が消えているところもあるのでルートを追ってゆかないと藪コギを強いられる

 あれ! 足を滑らせ尻餅をつく 雪がアイスバンのようになっているところがあり足を滑らせたようだ その時、右手が倒れている木の枝につきプッチという感じがして 小指と薬指の間を切ってしまったようだ 血が出て とてもカメラのシャッターを押せる状態ではない ここで戻れという事だなと判断し すぐに尾根分岐に戻る

 リュックから白い手ぬぐいを出し応急手当をする 出血はたいした事無く痛みも無いが 写真を撮るには不便 ここで昼食をとり そのまま下山する 下山は登ってきたルートを戻る ストックを右手で使ったが特に問題となる事はなく無事車に着く


アプローチ
 このところ暖かくなり好天が続いている 倉敷も青空が広がる 吉備路の桃の花は見ごろを向かえ あちらこちらにピンクの絨毯が伺える いつものように429を行く 足守 加茂川を抜け 旭川に出る こちらは堰堤に桜並木が花を咲かせ楽しませてくれる 旭町で県道30へ左折し旭川を左に見ながら走って行く 桜並木はまだまだ続き かなり長い距離を楽しむ事が出来る 落合で313に乗り落合 久世 勝山 湯原 そして蒜山と走って行く 落合手前の温度表示は17℃ 湯原19℃ 蒜山20℃と気温はついに20℃を超えた 蒜山市街に入る手前で313と別れ482を進む 中蒜山から上蒜山に繋がる尾根に白いものが見える 塩釜冷泉の標識を右折 蒜山道の駅の標識に従い左折 道の駅を左に見て走りぬけ 百合ヶ原を右折し牧場の空地に車を停めさせて戴く こちらからは山肌に白いものは確認出来ない