駐車場10:30−10:48大神山神社−10:52分岐−10:59自動車道−11:18下宝珠越−11:53中宝珠越−12:43上宝珠越−13:08ユートピア分岐−13:25三鈷峰山頂13:39−13:50ユートピア分岐−14:03上宝珠越−14:40元谷−14:54大神山神社−15:07駐車場
今日は大山三鈷峰(だいせんさんこほう1516m)を訪ねる どうしたわけか昨年は訪ねていない 2年振りになる 歓迎して貰えるだろうか小鳥の声を聞きながら登山支度をする おやエゾハルゼミの鳴き声も聞こえてくる まだ鳴きはじめか鳴き声が続かない 大山橋から三鈷峰や大山山頂が良く見える
6/7に山開きの行事が予定されているとラジオで放送があったが今日はまだ人は少ない 大山寺参道を登って行く こんなに人がいないのも珍しい 石の鳥居を抜け大神山神社奥宮に向け、石で敷き詰められた参道を登って行く 参道脇に 日本一長い自然石の道 どうぞごゆっくり と書いた標識がある 周囲は新緑に包まれ小鳥の鳴き声はにぎにぎしく エゾハルゼミの鳴き声も聞こえてくる しっとりとしたいい景観だ 石灯篭もある 石段を登り山門をくぐると大神山神社に出る
神社の裏手から登山道に入る 大山登山道行者谷コースの案内に従い樹林の中のルートを行く すぐに分岐があり そこを左へ下宝珠越へ向かう ルートは狭くなるがしっかりしたルートがついている 太陽の陽射しを受け木々の緑が鮮やかだ 登って行くと自動車道に出る 自動車道を横断するようにして登る 入口に 下宝珠・ユートピア登山口入口と書いた標識があり 脇に 親指ピーク−振子山ルートは大雨による登山道崩壊のため非常に危険な状態です と書いたお知らせがある 鳥取大地震で緩くなった所がやられたのだろうか
美しい新緑を見ながら 急な斜面を登って行く 小鳥の鳴き声を収録しながら登る 両手を使って木の根や枝を掴みながら登って行く場所もあるのでその時はカメラを所定の位置に戻し 両手を使えるようにしないといけない 新緑の写真を撮ったり 小鳥の鳴き声を録ったり そして カメラを元に戻したり 結構あれこれやりながら登って行く 急な斜面を写真に撮り表現するのは結構難しい そして下宝珠越に出る
ここからはブナ樹林帯の尾根ルートとなり傾斜も楽になる 早速マイヅルソウの歓迎を受ける こんにちはと挨拶をして写真に撮る マイヅルソウはあちらこちらで顔を見せてくれたが 大勢揃って出迎えてくれなかった タイミングがずれた為だろうか それでも太陽の陽射しを受け 踊るような花は十分楽しませてくれる アズキナシが白い花を咲かせている この花も多い 樹林帯の中ではまだ花が開き切っていなかったが 中宝珠越から上宝珠越にかけて自分達の世界だと言うかの如く 大きく花を広げ咲き誇っていた ナナカマドはアズキナシに比べ数が少なく目立たないが秋にかけて出番を狙うかのようにしっかりと花を咲かせている
イワカガミが登場する この辺りはピークが過ぎたのか勢いが見られない アカモノが顔を見せる なんとルート脇を埋め尽くしている ルートは丁度三鈷峰が良く見えるポイント ここはイワカガミが群生していた記憶がある イワカガミの葉も見られるので入れ替わったものかも知れない 今度はダイセンクワガタが顔を見せる いつもここで顔を見せてくれるので楽しみだ そこを少し過ぎた場所にアカモノが群生していた 実に見事だ そして中宝珠越に出る
アップダウウンは続く 高度を稼いできた為かイワカガミが少し元気になってきた マイヅルソウ アズキナシ タニウツギ ナナカマドなどを見ながら大山北壁が見えるポイントに出る 目前に北壁が展開する カッコーの鳴き声を聞きながら景観をカメラに収める 私のカメラは28mmの広角レンズのコンパクトデジカメだがそれでも横にスパンするだけで5枚 裾野の部分を加えると10枚の写真になった 家に帰り パノラマ合成を試みると見事一枚の写真に合成してくれた 無料のソフトでこうした処理をしてくれるこれも新たな驚きである
ルートを行く ルート脇にクルマバソウが咲いている目立たない花だ ルートから三鈷峰がまた見えてくる ここも5枚ほど写真を撮って合成してみた エゾハルゼミの鳴き声が小鳥の声と共に聞こえてくる この辺りまでブナの樹林帯が続く ブナの樹林帯が終わると先にも記載したアズキナシが見事な花を咲かせている 今度はサンカヨウが顔を見せる サンカヨウとも顔なじみになった いつもの場所に群生している 大きな葉の上に白い花を咲かせている 結構美人だ サンカヨウが群生している場所はルートから一歩入る 一歩入って美人の顔をアップで撮りルートに戻る
ルートに戻り、ルートの反対側にふと目をやると 少し大きな花が ヤマシャクヤクだ 出会えないかと密かに期待していたのだがここで出会えるとは予想外 ここもルートから少し踏み込み写真に収める こんな大きな花が自然の下に咲くのだから実にすごい 花を後にしルートを行く
一番の難所に出る ロープが設置されておりそれらを使い登る ここを登り振り返るとこれまで越えてきたピークを俯瞰出来る 写真を撮っていると男性が登ってくるところを丁度パチリ すぐに追いついて来られたのでルートを譲り 先に行って戴いた
ここを過ぎるとなだらかになり数分で上宝珠越に出る 帰路はここから砂すべりに降りる 大山北壁が更に近くなり 荒々しい山肌を目前に見る事が出来る すぐにユートピアに向かう ユートピア小屋 三鈷峰への案内標識がありその標識の下にダイセンキスミレが一輪咲いていた
ミツバツツジが咲いている ダイセンミツバツツジと言うのかも知れないが区別がわからない ここに来るまでもあちらこちらで花が散った状態が見られた ここではまだ蕾のものもあった エンレイソウ オオカメノキ ダイセンキスミレなどを見ながらルートを行くと サンカヨウの群生地に出る ルートの下にも上にも群生し白い花を咲かせていた ここでもヤマシャクヤクを一輪見つけたが花弁が一部崩れていた ツクバネソウを見つけ ルートを行くと黄色の花 ウマノアシガタと思って写真に撮ったが調べてみると葉が違いイワキンバイのようだ イワキンバイはユートピア分岐を三鈷峰に向かう途中でも見つけ写真に撮ってはいるが イワキンバイだと思って撮っていないのでちょっと残念だ
ユートピア分岐から三鈷峰に向かう このルートも花の道 イワカガミ マイヅルソウ ツガザクラ アカモノ ダイセンキスミレなどが顔を見せる マイヅルソウは太陽の陽射しを受け輝いている イワカガミは山の斜面を覆うように花を咲かせている ツガザクラとアカモノは花の形だけ見ていると区別に気づかないが葉を見ると違いが明らか イワカガミと一緒になって咲いている 花を愛でながらルートを行く 途中で先に登られた男性の方とすれ違う どちらに降りられるか伺うと砂すべりを降りると話しておられた そして山頂に出る
これまで先の男性を含め 数名の方とすれ違ったりしたが 山頂にはもうどなたもいない 山頂標識のすぐ前にイワカガミが出迎えてくれた そして360度の景観を楽しむ 船上山から矢筈ヶ山 野田ヶ山・振子山 烏ヶ山 ユートピアから剣ヶ峰 そして大山と連なる山並みをカメラに収める 山頂ケルンを見ながら周辺を見回すと イワカガミの他にマイヅルソウ ダイセンキスミレ アカモノなどが咲いていた 記念写真を撮り 昼食を終え下山する
下山はユートピアには寄らず 登ってきたルートを上宝珠越まで戻り そこから砂すべりに降りる 上宝珠越についたら男性お一人がスパッツを着装して砂すべりに降りる準備をされていた 前回下山した時は靴に砂が入り込んで困ったのでと話しておられた 私はそこまでしなくてもいいと思い お先にと降りていった これまで穴の開いた靴で降りていたが 砂がたっぷり靴の中に入り 下手すると靴が分解しそうなので 今日は穴の開いていない靴で降りる
急なルートを下って行く 降り口にシコクハタザオが花を咲かせているのを写真に撮り 周辺のおどおどろしい景観をカメラに収める 今日は天候が良い為か どこか暖かな雰囲気で迎えてくれる 砂場に出る位置にロープのガイドがあるが 以前はもっと急な斜面を降りたように思うが砂が蓄積されたのか楽に立つ事が出来た 毎年崩落が進んでゆくだろうし 大雨によっては洗い流され様相が一変してしまうので予断を許せぬルートだが 今日は実に快適 だがいつころんだりするかわからないのでカメラは手に持たず 写真を撮る時は動きを止め写真を撮る 動きを止めるのが結構大変だったが何枚か写真を撮りながら降りて行く 雪渓が一部残っているところがあった
滑っておりるのは10分程度だろうか 後は岩がごろごろしているルートを踏まれた跡を追いながら降りて行く 砂防ダムを幾つか過ぎて元谷に出る 途中タニウツギ クルマバソウ イワニガナ ダイセンクワガタに出合う 元谷から樹林の中のルートを行く ルート脇にコケイランを見つける事が出来た こうした花まで咲いているのかと感心する 大神山神社を経て 自然石のルートをエゾハルゼミの鳴き声を聞きながらテンポ良く下山し 駐車場に
青空の下 高梁川沿いを走る 川辺橋・総社大橋を比較的順調に抜ける 車の流れのすぐ脇にはゆったりと流れる川 青空を映す川面 美しい景観が一杯 豪渓泰橋を渡り180号に合流 温度表示は14℃ 180を高梁 井倉 新見と北上する 井倉17℃ 新見18℃と上昇してくる 新見を過ぎると前後に車がいなくなりマイペースで周囲の景観を楽しみながら車を走らす 千屋19℃と更に上昇 明地峠出口では18℃と少し下がる トンネル出口から大山が良く見える 峠を下り 高尾で181に乗り 日野川沿いを溝口に向かう 日野川沿いの温度は22から26℃とわずかの時間にぐんぐん上昇してくる 溝口から県道45に乗り 桝水ヶ原に向かう 大山の山容を正面に見ながら車を走らす 桝水ヶ原の温度は20℃ 大山寺橋の駐車場に駐車