泉山



標高 1209m    難易度 ☆☆    登り72分(笠菅峠コース) 下り39分(笠菅峠コース) その他25分  岡山県
倉敷からの距離   105Km        登頂日 2009/06/20  ガイドブック  F写真 山の音 動画

駐車位置9:50−10:02登山口−10:35反射板−10:39ピーク−10:44ロープ−11:02山頂=11:16_1198mピーク=11:27山頂11:44−11:58ピーク−12:00反射板−12:17登山口−12:23駐車位置

登山

 今日は、笠菅峠から泉山(いずみがせん1209m)を訪ねる

 車のドアを開けるとウグイスの鳴き声が聞こえてくる 駐車場周辺にウツギ ミヤコグサ ヤマツツジ ウシハコベが咲いているのをカメラに収め出発する 大きな登山道の案内板を見て 砂利道を登って行く ルート脇にイワニガナ ニガナ ガマズミ ノアザミ マタタビ エゴノキ ウツギ ヤマアジサイ コガクウツギと多くの花に出会う ここでマタタビに出会えるとは思っていなかった コガクウツギは時期が過ぎたようだ タニウツギもすっかり勢いが無い

 姫路ナンバーの車が1台駐車 ここまで車で来れる しかし 車で来てしまうと上述した花に出会えない 熊注意の標識がある リュックから熊避けの鐘を鳴るようセットし擬木の階段を登って行く

 ヨツバヒヨドリ ヤマツツジが顔を見せる ナルコユリだ 花が葉の上に出ている 誰かがこのようにしたのだろうか? 覗き込むと幾つも白い花を咲かせていた 葉の下に花があるので見つけ難いが葉の形に特徴があるのでこれはと思ったら下を覗いてみると良い ナルコユリとアマドコロの区別がつかないのだが花の時期が少し違うようなのでナルコユリだと思う

 擬木の階段を登ると 樹林の中のルート 時折樹林を出て見晴らしがきくようになる それを繰り返しながら登って行く 足元が緩い時もあるが今日はわりとしっかりしている 見晴らしがきく場所に出ても周辺の山はガスがかかりすぐ近くの角ヶ仙ですら見えない 登山口の赤い屋根がやっとわかる程度 ナガバモミジイチゴの実 エゴノキ コナスビ ツルアジサイ コバノフユイチゴ等が顔を見せる エゴノキは白い花をルートに落としているので見上げるとまだ沢山花をつけていた

 ルートは左に90度カーブする カーブを少し行くとコバノフユイチゴが群生しており白い花があちらこちらに見られた ルートは樹林帯を抜け見晴らしがきく尾根ルートになるがガスに覆われ視界はきかない ルート脇に顔を見せる花を楽しみながらルートを行く ヤマツツジ ニガナ タニウツギ カノコソウ サワフタギに出会い 反射板の所に出る

 反射板からしばらくは笹原のルート ナルコユリが幾つか咲いている 風が強い 帽子が飛ばされたが幸いすぐキャッチ出来た 飛ばされないよう手に持ってルートを行く サワフタギの木が風に吹かれ大揺れ 花の写真は撮れそうもない 枝が大きく左に曲がっているのは風の為だ この笹原に泉山と笹文字が書かれているが 振り返って見ないとわからない 帰路に確認すると良い

 笹原のルートから樹林のルートになる 登りがきつくなりロープが設置されている 足元が耐えてくれるのでロープを使わずともなんとか登って行けた ウマノアシガタ フタリシズカ クルマムグラに出会う 穂状花序を二つつけたフタリシズカに久々に出会った

 ロープのところから山頂まで20分弱 アップダウンを繰り返し登って行く 確かホタルブクロが群生していた筈と注意して見回したが それらしいものは伺えなかった ヤマツツジ サラサドウダン サワフタギ ヤマボウシなど木に咲く花を見ながら山頂に出る サラサドウダンは殆ど落花 それでもまだ幾つかは枝に残っていた

 山頂に出ると同時にお二人連れが下山された もう一人、三角点ピークの奥の方で休んでおられた まだ昼には早いので1198mピークまで行こうとその足で尾根ルートへ向かう 山頂から1198mピークの尾根道は花が多く楽しみな場所 ヤブウツギ ナルコユリ ヤブデマリ ヤマボウシ サワフタギなどに出会う ヤブウツギはルートから少し入った所なので200mmにして撮影する ナルコユリは結構多い 群生しているのもあった ヤブデマリはピークを過ぎている花弁に特徴がある ヤマボウシは綺麗に咲いていた

 1198mピークに出るがガスで何も見えない ルート先数メートルが見える程度 すぐに山頂に戻る 尾根ルートでは男性二人組と二人連れの二組のグループに出会う 山頂に戻ったら 二組の方達も山頂で休んでおられた 男性お二人はAコースから 二人連れは笠菅峠からでヒュッテの見える辺りまで行って戻って来られた由 登山途中反射板を過ぎてからだと思うがお二人連れとすれ違っている 登山口に3台の車があったので 下山された二組と山頂のお二人で数字が合うなと勝手に判断する

 山頂周辺をうろうろし山頂に咲いている花を撮る ニガナ アカモノ ヤマツツジ サワフタギ サラサドウダン タニウツギなどを見つける事が出来た サラサドウダンはかなり落ちていたがそれでもいい色をした花が残っていた 食事を終え下山の支度にかかる 団体が登って来られた 6名まで数えお先に失礼しますと声をかけ下山する

 下山は登ってきたルートを戻る 足場の悪い所は注意しながら降り あとはテンポ良く降りて行く ガスが少しあがってきて泉山の笹文字が見えるようになり 角ヶ山のピークも姿を現すようになってきた 登山口に降り 砂利道を行き車の所へ



 駐車場に着く直前で先に下山されていたお二人連れに追いつく お二人は案内板の写真を撮ったりしておられた 車が一台残っていたので その方の車だろうと思いながら リュックをおろしたり 登山靴を脱いだりして 帰る支度をする あれ? 先のお二人は? 車の所に来られない ひょっとしたら Cコース登山口からだったのか それなら 送っていってあげようと車を走らす
 すぐに歩いておられるお二人に追いつく 声をかけCコース登山口まで送っていってあげる 高松の方で瀬戸大橋が安くなったので それを使って本州の山を訪ねている 岡山の山はルートが整備されていますねとのお話だった


アプローチ
 朝方は青空が広がっていたが今は雲が出てきた 来週は雨の日が多い予報 行ける時に行っておこう 今日は天気は持ちそうだ いつものように429を吉備路 足守 加茂川と走って行く 旭川ダムは水位を下げている 休み乢トンネル出口からは山容は伺えない 県道159を経由して久米に 181を右折 院庄で179へ左折する 雲井山トンネル出口温度は22℃ 奥津村役場で23℃ 奥津道の駅を左に見てすぐの交差点を右折 広域林道を登り峠まで車を走らす 途中Cコース登山道入口に1台駐車していた 峠にはすでに2台駐車していた