上蒜山



標高 1200m 難易度 ☆☆  登り108分(尾根分岐まで) 下り64分(同左)  岡山県
倉敷からの距離   124Km        登頂日 2009/08/12   ガイドブック  F写真 動画

駐車場所10:23−10:31登山口−10:42ニ合目−10:58三合目−11:17五合目−11:20展望−11:24六合目−11:35三角点−11:48八合目−12:11分岐(山頂)12:23−12:38八合目−12:45三角点−12:52六合目−12:56五合目−13:05三合目−13:13二合目−13:23登山口−13:27駐車場所

登山
 今日は、上蒜山(かみひるぜん1200m)を訪ねる キキョウが咲いているだろうか

 登山支度をする 登山靴を見ると先日の登山で濡れた為か右足の靴底の前が剥がれてパカパカした状態 いよいよ今日でこの靴とはお別れだ 予備を持ってきていないのでなんとか無事登ってきたい

 駐車場所を後に登山道と書いてあるルートを行く カタバミ ゲンノショウコが所々で顔を見せてくれた 草が繁っている割には花は少ない 牧場のフェンスを跨ぎ 有刺鉄線に囲まれた登山道を行く ピンクや白のゲンノショウコがあちらこちらに顔を見せる ワルナスビがいつもの場所で花を咲かせている 登山口に大きな案内表示板がある その脇にクサギが花を咲かせていた

 登山口の標識から樹林帯の中に入って行く 足元が緩い所があるが濡らす事なく急な登りにかかる いつもだと腐葉土の上を行くのだが 靴がそれを許してくれそうも無い 階段状になっているルートを一歩一歩登って行く 粘土質のルートでつるつる 下りは滑り易いだろうな どうしようかと思いながら登って行く 樹林帯を出ると二合目の標識のところ この出口付近がつるつるで一つの難所 なんとかこなして二合目に出る

 二合目の標識の脇にワレモコウが顔を見せる ここからは草原の中のルートで花が期待される ハギ ママコナを見て 期待していたキキョウが顔を見せてくれる 清楚なライトブルーの色がいい 近くに黄色のオミナエシ オトギリソウが顔を見せる タムラソウだろうまだ蕾だ 秋の花が次々と準備している ツリガネニンジンやマツムシソウも顔を見せてくれる

 キキョウは次々と顔を見せてくれる 写真を楽しみながら登って行く 三合目の標識の手前にかたまって咲いていた 三合目の先にも滑りやすい場所があり そこはブッシュの中を巻いて登った キキョウはいくつも顔を見せてくれる 草原の斜面を見ても草原からちよこんと顔を出しているのを見つけたり出来る また ルートの少し先からでも花の色を見つける事が出来る ツリガネニンジン オミナエシ ワレモコウ シラヤマギク ノギランなども顔を出し楽しませてくれる

 キキョウの最初の花を撮った時刻が10:46 そして五合目の標識の少し手前で最後に撮ったのが11:15 30分にわたり花を楽しむ 前回の二合目から五合目までの登山時間を調べると22分要していたものが 今回は35分と13分も余計にかかっている それだけ私の足をとめ 花を楽しんだという事のようだ

 五合目の標識に出る 4月の登った時に横倒しとなっていた標識はきちんとセットされていた 五合目の標識から数分で展望の良い場所に出る 登ってきたルートを俯瞰出来る ここからルートの様子が変わる ママコナ オトギリソウが所々顔を見せるが花は少ない キキョウは五合目より先では出会わなかった

 六合目の標識を過ぎるとまた花が顔を出す ツリガネニンジン カワラナデシコ ワレモコウ オトギリソウ ヤマハッカ ノササゲ リョウブ ハギなどを見つける 七合目になるのだろうか三角点があり赤白のポールがある そこを過ぎると八合目のピークが見えてくる

 七合目からは新たに マルバタケブキ シモツケソウ ガマズミ ヒメリンゴの実?を見つける マルバタケブキは咲き出したところ シモツケソウはもうピークは終わり色が無かった そして八合目に出る

 八合目は眺望の得られる場所 大山はガスの中であったが 矢筈ヶ山に連なる山並みや 烏ヶ山の裾野を確認出来た また 蒜山三座の山頂はいずれもガスに覆われていた 景観を一瞥しルートを行く ルート脇にマツムシソウ セリ科の花を見つける そしてブナ樹林帯に入る

 ブナ樹林帯に入る リョウブ ホツツジが顔を見せる 次第にガスが濃くなってくる ルートの足元が緩い パカパカの靴をなんとかしながら登って行く サンインヒキオコシがいつもの場所で咲いている そして尾根分岐に出る

 ここから三角点ピークまで行こうか迷っていた 登ってきたルートはルート脇の草が切り払われ 整備されていた 三角点ピークに向かうルートは笹が繁っているから 整備されているといいな そうでなければその時に考えようと思っていた やはり 笹が繁っており 残念ながら整備されている様子は無い 笹の葉は露か雨かわからないが大分水分を持っている ここを行ったらびしょびしょになってしまう 花は期待出来ないので今日はここまでにする 昼食をとり記念写真を撮って下山する

 下山は登ってきたルートを戻る パカパカの靴は靴紐で前の部分をしばりまくれないようにしたが 降りている間にすぐに取れてしまった 仕方がない そのまま気をつけて降りて行く 左の靴も同じようになってしまった 二合目からの樹林の下りは腐葉土の中を選ぶ その方が安定して降りる事が出来た いつもより時間がかかったがなんとか下山 八合目付近ならびに登山口から駐車場までの間小雨に降られた


アプローチ
 中国地方は8月4日に梅雨明けとの事 例年より随分と遅い スケジュールと天気予報をにらみ合せ10日の週には山に行けるかと思っていたが台風9号の到来等もありぐずついている日が多い 今日も怪しげではあるが降水確率が低い事を朝 再度確認し出発する

 倉敷の空は曇り 車窓の景観もどんよりとしている いつものように429を吉備路 足守 加茂川と走って行く お盆休みに入ったのかいつもより更に車は少ない 前後に車を見る事なくマイペースで走って行ける 旭川ダムはいつもの水位 旭町で県道30に入り 旭川沿いを落合に向かう 幾分水量は多そうだが濁った様子は見られない 落合入口の温度表示は27℃

 落合で313に乗る 落合周辺の山にはガスがかかり三坂山は裾野が少し見える程度 かなりガスが濃い 勝山26℃と少し下がる 313を北上する 櫃ヶ山はガスに覆われ見えない 湯原を過ぎトンネルを二つ抜ける 先日はトンネルを抜けたらガスが急に濃くなった事がある この様子だと今日は雨だと困るなと思いながらトンネルを抜ける おや? ガスが無い 薄日も射している 先日とは反対だ これなら安心と車を走らす

 313と別れ482をそのまま直進する 蒜山の山並みは山頂付近にガスがかかっているものの裾野は確認出来る 蒜山の温度表示は27℃ 塩釜冷泉の標識を右折 蒜山道の駅の標識に従い左折 道の駅を左に見て走りぬけ 百合ヶ原を右折し牧場の空地に車を停めさせて戴く