毛無山



標高 1218m    難易度 ☆☆     登り106分(白馬山経由) 下り36分  岡山県
倉敷からの距離   115Km        登頂日 2009/10/20   ガイドブック  F写真 山の音 動画

駐車場10:47−10:52林道入口−11:42白馬山−12:16俣野分岐−12:25九合目−12:33山頂13:03−13:07九合目−13:12八合目_0.3Km−13:18七合目−13:22六合目_0.6Km−13:26四合目_1.2Km−13:30三合目−13:32登山口−13:39駐車場

登山
 今日は毛無山(けなしがせん1218m)を訪ねる

 登山支度をして出発する 出発時刻のメモ代わりに写真を撮っていたら黄色の車が入ってきた 女性のようだ 山登りに来られたなら同じコースで無ければどこかで出会うかもしれない

 整備された広場を行く ムラサキシキブが紫色の実をつけている 毛無山山の家の周辺に人が出て整備をやっておられた 登山道の案内板に、四季の花々として9−10月にホツツジ マツムシソウ オタカラコウ ウメバチソウ ヤマラッキョウ ツルニンジンと書いてあった 果たしてウメバチソウに出会えるだろうか

 舗装道路を行く 道路脇にナギナタコウジュ セリ ゲンノショウコ ミゾソバなどが顔を見せる 花の終わったオタカラコウもある ほんの数十メートルだがここには色々な花が顔を見せてくれる 林道に入りすぐ白馬山への案内表示がある 渓流にかかっている橋を渡り 白馬山へのルートを行く

 渓流を左に見ながらルートを行く サンインヒキオコシがまだ花を残していた すぐに渓流を離れ登りとなる 雪で覆われている時と違ってルートははっきりしている 10分ほど登ったところで足元に小さなりんごのような実が落ちている ヒメリンゴだろうか 最初ひとつ見つけたが 数歩登ったらごろごろ落ちていた 上を見上げてみたがどの木なのかわからなかった

 毛無山はブナが多い ルートにもブナが顔を出す 紅葉が始まってきており色づいてきている 時々太陽が顔を出し 明るくなる しかし すぐに陰ってしまう 明るくなると周辺の木々の色が鮮やかになる その時を逃さないようカメラに収める いい被写体を探す余裕は無い 太陽の陽が射しこんできたら素早く足場を確保しカメラを取り出す きれいに紅葉したカエデやブナの木を青空を背景にカメラの収める事が出来ラッキーであった 赤い実をつけ黄色く紅葉した木もあった カマツカだろうか?

 足元にはツルリンドウが可愛らしい実をのぞかせる 視界が開けてきて向かいの尾根を見通せるようになる 色づいているようだが太陽の陽射しが無く鮮やかさがみられない ルートは左に曲がり ブナ樹林帯の中のルートとなる ここは好きな場所だ 右手に笹原の斜面が広がり 土用ダムを見通す事が出来る 3枚の写真を撮りパノラマ編集してみた そして白馬山に出る

 白馬山は標高1060m 山頂標識があるがあまり山頂という感じはしない 毛無山から金ヶ谷山縦走路の途中である だが、ここに出ると大山を見る事が出来る楽しみがある 今日は生憎ガスの中で裾野がかすかに見える程度

 すぐに尾根道を毛無山山頂に向かう この尾根道の紅葉がいい 太陽の陽が射しこむと周辺が明るくなり光の帯が移ってゆく ルートの右も左も前も後ろも紅葉しており紅葉に暖かく包まれた感じがする ここでもパノラマに編集出来るよう写真を撮り楽しむ ルートにはミヤマアキノキリンソウが一輪まだ花の姿を留めていた ツルアリドウシの赤い実と並んで小さな白いツルアリドウシの花もワンペアー咲いていた カマツカと思われる赤い実も見つけた そして俣野分岐に出る

 俣野分岐はカタクリのスポットだが 今の時期はその面影は無い お二人連れに出会い挨拶を交わす 毛無山山頂がルートの先に見え ルートは紅葉でいい色に染まっている また一段色が濃くなってきたように感じる 見ごたえのあるブナ樹林とその背景に色づいた木々が取り巻いている 九合目付近が一番いいかなと感じながらルートを登って行く サワフタギの青い実 ナナカマドの赤い実が彩りを加える 樹林帯を抜けると山頂は近い そうそう 途中で女性お二人連れがルートを挟んで昼食をとっておられるのに出合った 食べている前を抜ける訳に行かず ブッシュの上を巻いて抜けていった 何でここで休んでいるのだろうと思いながら山頂に出る

 山頂には女性の方がお一人 ひょっとしたら黄色の車の方とお訊ねしたらそうだとの事 毛無山は初めてとの事 風が冷たく感じるので風を避ける場所は無いかと問われた 先ほどの方は風を避けていたのかと納得 そのお話をさせて戴いた ルートで休むのではねと言い そちらに向かうのはやめられた 私もウインドブレーカを出し暖をとりながら昼食をとる 休日が不規則で今日は休み 天候が心配だったが回復したので山を訪ねたと 私と同じように天候を心配されていた ホームページのお話などさせて戴いた 女性の方は白馬山経由で降りられるとの事 私とは反対ですね 気をつけてとお別れする 登山記録を見ると30分程 一緒にいた計算になる

 私もすぐに下山する 九合目から七合目にかけて紅葉が進んでいたが 先ほど登りで見た九合目付近の紅葉と比べると 見劣りがするが それなりに美しい あとは テンポ良く 下りのスピードを楽しむ 足元がしっかりしており降りやすい 駐車場には3台の車が残っていた



アプローチ
 今日は長期予報では天気が悪いとの事であきらめていたが、直前になり雨の心配が無くなったので急遽出かける事とした 倉敷の空は曇り 晴れる期待を持ちながら車を走らす 429を足守 加茂川 旭町と走り 旭町で県道30へ左折する 旭川沿いを走り落合で313に乗る 落合入口の温度表示は16℃ 落合から久世 勝山と走り 勝山で313と別れ 181を直進する 勝山の温度表示は15℃ 時々太陽の陽が射すがそれも一時 美甘15℃ 新庄12℃と温度表示は下がってくる 新庄の道の駅を過ぎてまもなく毛無山登山口の標識に従い右折 後は標識に従い登山口の駐車場に向かう 毛無山の山頂付近はガスで覆われている 駐車場にはすでに2台駐車していた