熊山



標高 508m    難易度 ☆     登り84分(権現道ルート) 下り58分 その他7分 岡山県
倉敷からの距離    44Km        登頂日 2009/11/18    ガイドブック  F写真 山の音 動画

駐車位置10:01−10:11分岐−10:13丸木橋−10:17分岐−10:31小ピーク(しょうね岩)10:32−10:41分岐−10:43_29丁−10:46分岐=10:50大谷山10:51=10:54分岐−11:00_鉄塔−11:02八合目−11:11道−11:18展望台11:24−11:31駐車場−11:40三角点11:50−11:58駐車場−12:06分岐−12:13八合目−12:15鉄塔−12:20分岐−12:22分岐−12:32鉄塔−12:40合流−12:48駐車位置

登山
 県北は天気が悪いようだ 近場の熊山(くまやま508mを訪ねる 記録を見ると11月に熊山を訪ねるのは初めてだ

 登山支度をして出発する グラウンドに沿って道路を登って行く グラウンドでは5,6名の方がグラウンドゴルフをされていた 挨拶を交わす 山に登るのですかと声をかけて戴く 道路を登って行く 道路脇にヤマハゼが赤い葉を見せ、ノイバラが赤い実をつけていた 左手には溜池が見えてくる 舗装道路は溜池まででそこから土の道になる 溜池の背景に色づいた山肌が見え 穏やかな太陽の光を受け のんびりとした景観をかもし出してくれる

 ルートを行く この先いのししのわなあり と書いた標識があり ルートの上の方にロープがある 何か書いてあるが風でひらひらしており判読出来ない そのままルートを行く 鉄塔ルートの分岐(下山時ここに下りてくる)を過ぎると ルートは狭くなる 丸木橋をわたり 斜面を登って行くと数分で分岐に出る 分岐を右に進む

 ルートに従い少し行くと ルートがわかりにくくなる 左手方向に尾根を登って行けばすぐルートを見つけられる 石灰岩からなる山肌を登って行く やがて左手に坂根ルートの尾根が見えてくる 4月にはミツバツツジが眼を楽しませてくれる そこから少し登ると しょうね岩に出る 振り返ると吉井川の景観を楽しめる 右手には帰路降りる鉄塔ルートの尾根が見える ここもミツバツツジを楽しめる場所だ

 しょうね岩を過ぎると しばらくは景観が得られない 10分程で坂根ルートに合流する 合流点に標識があり 今登ってきたルートが権現道 しょうね岩と記載されている 坂根ルートになるとルート幅が一回り広くなる また、道しるべとなる丁石が設置されている かねてから一丁とはどの位の距離を言うのか疑問に思っていた ネットで調べるとどうやら60間のようで 1間が6尺だったり6尺1寸とか6尺3寸とかと歴史があるようだ そうするとざっと100m少々の距離となるようだ

 坂根ルートを数分行くと分岐があり 分岐の奥まったところに標識があり良く見ると大谷山300mと記載されている 権現道ルートを大谷山ルートと間違って認識していた事もあり 大谷山はどこだろうと思っていた この標識の事は前回登った時に気づいていた 今日は大谷山を訪ねてみよう

 分岐を左に曲がり戻るようにしてなだらかな登りを登って行く 登りきったところに境界を示す標柱があり その近くに大谷山 海抜401mと書いた標識があった 他にも字が記載されていたが判読困難であった 大谷山からは眺望は得られなかった こちらのサイトに詳細地図が掲載されており 坂根コースから大谷山を経由するルートとなっているようだ 等高線が100m程混んでいるので結構急な登りのようだ

 大谷山からルートを戻り 坂根ルートに合流して熊山を目指す 今度は鉄塔のある分岐に出る 鉄塔の少し手前から山頂展望台を見渡す事が出来る この分岐は帰路ここを鉄塔ルートに降りて行く予定 鉄塔のある場所には三十三丁の丁石があった

 ルートを行く 八合目と書いた標識がある 木に板をくくり付けたもので注意しないと気づかない可能性がある 丁石も顔を見せる 新しい丁石が設置されているところもある ルートは少しくだり そして丸太の階段を登って行く 三十九丁の丁石を過ぎた地点で遊歩道と交差する 道路を横切り、また、丸太のルートを登って行く 四十一丁の丁石を確認し 倒木を潜って行くと 熊山遺跡の裏手に出る

 熊山遺跡の脇を抜けて 遺跡の正面に出る 正面からだけ見るのと違い裏手から回り込んで見ると 何故か身近にあるような感じになり 気に入っている 遺跡を一瞥し 展望台に向かう 展望台からは小豆島や吉井川の景観を楽しむ事が出来る 吉井川の曲がりくねった流れは好きな景観だ

 展望台を後に、三角点を目指す 千年大杉の前を通り 熊山神社の取り付け道路を左に見てルートを行くと 駐車場に出る 駐車場を横切り道路を東の方角に行くとNTTの電波塔への取り付け道路が左手にある 取り付け道路を登って行く 鎖があり関係者以外立入禁止と記載されている その脇から籔漕ぎで登って行くと三角点に出る 前回は籔漕ぎで万歩計をとられてしまった事があるので今日はそのまま道路を登らせて戴く そして三角点ピークに出る

 電波塔のある場所から県北の山が見える筈だが樹木が伸び 視界があまり得られない また 瀬戸内方面は片上湾が見える筈だが これも樹木の成長で視界が狭まり ほんのわずかしか見る事が出来なかった ここで昼食をとり、下山する

 下山は駐車場まで戻り 駐車場から遊歩道を経由して三十九丁の丁石のある地点から登ってきたルートを戻り 三十三丁の鉄塔に出る 分岐をJR香登駅中尾鉄塔コースに向かう

 鉄塔ルートを行きしばらくすると左手の視界が開け 香登ルートの尾根道が見えてくる そしてすぐ樹林の中のルートとなり テンポ良く下りを楽しむ 途中分岐があるが中尾鉄塔を示す標識がある 標識に従い右に進み 10分程で#39鉄塔の手前に出る 鉄塔を左に見て右へ鉄塔38の方向に降りて行く 39鉄塔の方に行くと城山を経由して降りられるようだが まだそちらを歩いた事は無い

 ルートを降りて行くと前方に吉井川が見え 右手に権現道ルートの尾根が見える ミツバツツジの時期は素晴らしい そして鉄塔を潜り降りて行く 今度は登山口の溜池が見えてくる 石灰岩の斜面を足元に注意しながらテンポ良く降りて行く そして 登ってきたルートに合流 溜池を右手に見て車の所に グランドゴルフをされていたメンバーはもうおられなかった



アプローチ
 倉敷は青空が広がる 念のため県北の天気図を見るが予報通り雨雲がかかっている この所山登りに行ける日に天気が悪い日が重なり 今日を逃すと今週も山に行けない事になってしまう 熊山を11月に訪ねていない事がわかり、訪ねることに

 通勤時間を外し 少しゆっくり倉敷を出発 2号を岡山に向かう 大きな渋滞にかかる事もなく岡山バイパスを抜ける 吉井川を越え 長船の信号を左折しNTN社宅の裏手を目指す 裏手にある墓地の駐車場に駐車させて戴く