声ヶ乢530m10:09−10:47第一展望所−10:55水場30m−10:57第二展望所分岐850m10:59−11:17標高1000m−11:26展望所11:27−11:34第三展望所(爪ヶ城跡)11:36−11:43山頂11:55−12:01第三展望所−12:17矢櫃城跡−12:36兜神社跡−12:48林道600m12:49−13:24声ヶ乢
今日は爪ヶ城(つめがじょう1,114m)を訪ねる 久々に矢櫃城址を巡る周回コースを歩いてみよう こちらを訪ねるのは10年振りだ登山支度をして出発する 駐車場を見回すとヒメジオン コウゾリナだろうかまだ花を咲かせている 写真に撮ってから木の階段のルートに向かう 登り始めてすぐにカワラナデシコが顔を見せる え!? こんな季節にと驚く 花は一つだけでなくぱらぱらと三つ見つける 花に出会えると思っていなかっただけに喜んでカメラに収める
今日は秋を撮ってみようと、足元に色づいている葉をカメラに収める 名前がわからないのが残念だが こうして見ると結構いい色をしている おや ヤマツツジだ 一輪だけ花を咲かせている 気温が少し上昇してきており咲くタイミングが狂ってしまったのだろうか 今度はミヤマフユイチゴを見つける 結構写真に撮るものがある
市街地の方を見ると 薄っすらと雲海が広がっている 気温が大分上昇してきており 残念ながら雲海の美しさはおあずけのようだ ルートを登って行くと男性の方がルートに座っておられた カーブを曲がってすぐだったので何をされていたのか気づかないまま 今日はと挨拶を交わす もう登られたのですかと伺うと いやこれから ゆっくり登って行きますと話を交わし すれ違う 後ろ姿を撮らせて戴いたが スケッチをされているようだった 自然を楽しんでおられる雰囲気が漂っていた
そのままルートを登って行く 色づいたカエデやツツジが迎えてくれる 太陽の陽射しもありきれいだ 山形仙が見えてくる ススキを前景にしてカメラに収める ベニバナボロギクやシロヨメナのような花が一輪咲いていた サンキライやイタドリを見つける 木々にも面白い形をしたものがあるのを見つける 足元を見たり 木々を見たり 振り返って市街地の景観や山形仙の方を見たりしながら登って行くと 第一展望所に出る
第一展望所は雲海の丘とも呼ばれているようだが 今日は薄ぼんやりした景観で今一 雲海を楽しむには気温が高いようだ もう少しきりっとした冷え込みが必要だろう 展望所を後にルートを登って行く
樹林の中のルートとなり展望は暫く得られない 水場の案内標識を見て 少し登ると 第二展望所への分岐に出る ルートは右に行くのだが 左へ展望所に寄る 途中トイレが設置されている 展望所は標高876mで 正面に見える山形仙の標高791mより高い位置になっている また、ここはふるさとコースの西入口になっている ふるさとコースは2002/5に訪ねた事がある
展望所での景観を一瞥しルートに戻り登ってゆく この周辺はシーズンにウツギ サワフタギ タニウツギが花を沢山つけていた しかし、今は葉をすっかり落とし、どれがどれなのか見分けがつかない 振り返ると第二展望所が良く見える 鎖のあるところを過ぎ 傾斜が緩くなってくるともう見えなくなり 今度は前方の景観が広がってくる
標高1000mと書いた標識があり 少し先に石のベンチがある 右手前方に第三展望所のやぐらが見えてくる その先にガスがかかっているピークは滝山のようだ おや! ツルリンドウだ 赤い実を沢山稔らせているこんなに固まっているのも珍しい アキノキリンソウの花がいくつも顔を見せてくれた結構頑張っている ルートはナツハゼを見つけた場所に出たがそれらしいものを確認出来なかった そして展望所の標識の脇にあるベニドウダンを確認し 展望台に向かう
展望台から県北を遠望出来る 今日はガスがかかり見通せない 爪ヶ城のピークを右手方向に確認するに留まる ルートに戻り ベニドウダンの木々の間を降りて行く 下った地点に大きなサラサドウダンの木があるのだが 実の部分はどうなっているのか見分けられなかった 木々は葉を落としており 樹間から爪ヶ城のピークを伺う事が出来た こんな風に見えるのかと新しい知見だ ナナカマドの実が落ちていた 見上げるとこれも随分高い所に実がついているのをみつける事が出来た ルートを行き 第三展望所に出る
第三展望所から滝山・那岐山を遠望出来るが生憎ガスがかかっており滝山の山頂もガスで覆われ 那岐山は見えない 帰路はここから下山道を行く予定 すぐにルートを山頂に向かう まむし注意の標識がある そう言えば滝山−那岐山の尾根では何回も出会ったが 爪ヶ城では出合った記憶が無い わりと平坦なルートでありすぐに山頂に出る
山頂からの展望はあまり得られない ガスに覆われた滝山が少し顔を見せる程度 第三展望所からの方が見晴らしがきく 記念写真をとり少し早めだが昼食をとる 昼食を終え、下山する
下山は第三展望所まで戻る 戻る途中に 金山林道・声ヶ乢2700mと書いた標識があった これから降りるルートだ 第三展望所を向いてその左手に下山道 矢櫃城跡と書いた標識がある 標識に従って降りて行く 滝山の方角に向かっており右手にこれから降りて行くピークが見える すぐに右にカーブをとり土豪のような両側を囲まれたルートを降りて行く このルートは10年前に降りた事があるが こんなだったのだろうか思い出せない
土豪のようなルートもそう長くない ルートから滝山が見えたりする ルートに所々白いボードに赤い○を書いた標識と思われるものがある 10年前の記録を読んでみたがその記述は無かった 何箇所かルートの沿って設置されているので正しいルートである事を示しているのでは無かろうか
途中分岐があり洞穴コースには通行禁止の貼り紙があった 尾根コース・矢櫃城跡と書いてあるルートに向かう ルートを行くと矢櫃城跡と書いた案内板があり 案内板には この地点は標高910m 岡山県内で一番高い位置にあった山城という事や 矢櫃と呼ばれるようになったいわれが紹介されていた
案内板の写真を撮り 降りて行く 前方に降りて行く尾根が見える まだまだ先だ ルートには落ち葉が積もっており落ち葉を踏みながらテンポ良く降りて行く 洞穴コースと合流し降りて行く しばらく樹林の中のコースを行き 今度はちょっとしたピークを登る 振り返ると降りてきた尾根とその先に第三展望所のピークが見える そしてその右に滝山が続いている 結構いい眺めだ ピークを登って行くと 岩の間に赤い実を見つけたが何かわからなかった ピークに出ると2級基準点と書いた標柱があった 2級基準点は三角点を補完する基準点のようだ
ルートを降りて行くと 今度は兜神社跡に出る ここにも神社跡を示す標識があり 祠のようなものがある この祠は記憶にある 神社跡を過ぎてもまだルートは続く 所々にルート標識があるのでルートを間違えていない事を確認出来る そして林道に飛び出す
林道に出た地点には 登山口標高600mと書いた標識 熊注意の標識 ルート案内表示板などが設置されている 10年前とは違う場所に出たように思うのだが、あれこれ調べてみたがわからない これらの標識や声ヶ乢を示す案内表示は無く 林道をどちらに行ったら良いか迷った記憶がある 声ヶ乢を示す標識があり迷う事なく案内に従って林道を行く
林道を10分程行くとパラグライダーの練習所のようなものがあるが利用されているのか不明だ また 愛宕神社があり愛宕の滝と書いてあったがアクセスしなかった そして林道はY字路に出る 道路脇に標識があるが私が歩いている方角からは裏になっている 通り越して見ると全面通行止めと表示されている 崩落に伴う法面工事のためと記載されている 歩いてきた所は工事をしている様子は見られなかった その先だったのだろうか そして声ヶ乢に出る
林道脇にシマカンギク アキノキリンソウ イワニガナ イヌホウヅキ カタバミ コウゾリナ ダイコンソウ アザミの花を見つける ミヤマフユイチゴが赤い実を付けていた 今の時期ですらこんなに沢山の花に出会えた シーズにはどんな花に出会えるか期待される
倉敷は青空が広がる いつものように429を吉備路 足守と走る ラジオでは岡山県全域に濃霧注意報が発令されていると報じている 吉備中央町入り口にかかるとガスがかかってくる 加茂川の道の駅を過ぎるとガスが更に濃くなってく 小森温泉の脇を抜け 旭川ダムに出る 太陽の陽射しが得られずどんよりとしている 旭町の街並みを抜け 休み乢トンネルを抜ける 遠望はきくものの山並みは見えない 津山市街の手前で53に合流し津山市街地を抜ける 市街地全体がガスに覆われており山並みを伺う事が出来ない 津山インターチェンジの手前で429と別れ53を直進する 勝北町役場のすぐそばにある広戸仙登山口の標識を左折して山に向かう 道なりに走って行く 要所要所に登山口の案内があるので標識を確認して行けば良い 標識と言っても道路標識のような立派なものではないので見落とさないよう注意が必要だ いつの間にガスが消え、前面に爪ヶ城の山容が見えてくる 小型車と大型車を分ける標識があり 小型車の標識に従い声ヶ乢の登山口駐車場に向かう 駐車場にはすでに1台駐車