天神山



標高 778m    難易度 ☆    登り64分 下り35分 その他9分  岡山県
倉敷からの距離   65Km        登頂日 2010/01/16   ガイドブック  F写真 山の音 動画

駐車場10:25−10:40石段−11:45擬木の階段−11:00_700m−11:02石仏−11:14八合目−11:19park−11:29三角点11:33−11:41park=11:46鈴振崖12:00=12:04合流−12:05八合目−12:09石仏−12:16擬木終−12:20石段終−12:31駐車場

登山
 県北の降水確率は高い、数日前の寒波で新見市街地に雪が積もった由、天神山(てんじんやま778m)に雪があるかも知れない

 車のドアを開ける さぞかし冷え込んでいるだろうと思っていたが幸い太陽の陽射しもありそんなに寒さを感じない ウインドウブレーカは脱いでリュックに入れる 周辺を見ると民家の屋根の日陰部分に少し雪が見られる スパッツは履くが 輪カンジキや冬用の手袋までは準備しなくて良さそうだ 6本爪の軽アイゼンも置いてゆこう(4本はいつも持っている)と判断し登山支度をして出発する

 登山ルートを行き数分すると前方が開け 鈴振崖が見えてくる 白いものが見える 山頂周辺には雪がありそうだ 落ち葉を踏みしめながらルートを進む 渓流を跨ぎ樹林帯の中のルートを行く 傾斜はなだらか アキレスを伸ばしテンポ良くルートを登って行く 時折小鳥の鳴き声が聞こえてくるが 鳴いている時間は短く、収録は出来そうもない 足音でも録っていたらひよっとしたら小鳥の声が入らないかとトライしてみたが 足音だけだった

 頂上まで1700mと書いた新しい標識がセットされていた 前回こちらを訪ねたのは半年前の7月 その時はこの標識は無かったと記憶している 石段の階段の辺りに来ると ルートは薄っすらと雪 今度は擬木の階段を行く 次第に雪が増え 先に登られた方の足跡がなんとか判断出来るようになる 今度は頂上まで700mと書いた標識 標識を取り付けた木に下から約1500mと書いてある そうすると2.2Kmあるのかと再認識する

 700m地点の標識を過ぎ 少し登ると石仏があり七合目付近と書いた標識がある 石仏は岩壁に掘り込まれそこに設置されている 垂直方向にカメラを移動させパノラマ写真を撮る 合成するとその場の雰囲気がぐっと表現出来る

 擬木の階段を登って行く 雪は数cm 足跡がなんとかわかる程度 それでも雪があるのと無いのとでは景観が違う 振り返ると明星崖に連なる山影が伺えるので13枚ほど平面をカバーするように写真を撮り パノラマ編集してみた 画像の配置を編集者が決めるのではなく ソフトが自動判断して編集してくれる 画像認識の技術は確実に向上していると感心する

 そしてすぐに八合目に出る 腐食して読みにくくなった以前の標識と並ぶようにして新しい木の標識が設置されていた 八合目の標識から2分ほど登ると頂上まで300mの標識が新しく設置されていた ここを過ぎた地点で下山される男性の方とすれ違い こんにちはと挨拶を交わす ここまで来ると擬木の階段の登りもわずか すぐに頂上まで200mと書いた新しい標識を見て 林道の終点に出る

 足跡から見ると先程の方は山頂には向かわれず 鈴振崖に行かれたようだ そこからはトレースの無い雪の上のルートを行く 路面にはタイヤの跡がありここまで車で来られた方がおられる 舗装路面は日当たりの良い部分は路面が露出していたが日陰部分にはまだ雪が残っていた

 山頂の案内標識に従い 山頂を目指す 動物達の足跡があちらこちらに見られる 足跡を見て何かわかると面白いと思うが、わからない ルートは少し下る 下った地点から笹原の中のルートに入って行く 笹原の中のルートは知っていないと判断が難しい しっかりしたルートが左に曲がって進んでおり、初めてだとわからない可能性が大きい 尤も地図を持ち きちんと読めればそう難しい判断ではないだろう

 笹原のルートを行く 笹の背丈は低いので大した問題は無いのだが それでもスパッツの少し上まで雪がかかる 手で払いながらルートを行き 山頂三角点に出る 折角ここまで来たのだからと写真を撮り すぐに鈴振崖に向かう

 登ってきたルートを林道終点まで戻り 今度は天満神社に向かう 神社の裏手から鈴振り崖に出る 行動を停めると寒さを感じるのでウインドウブレーカをはおり暖をとる 時折太陽の陽が射しこんで来る 空に青い部分が見られるものの県北方面は雲に覆われ 山並みははっきりしない 花見山スキー場だろうか白い斜面が見えるがその先の大山や蒜山三座は確認出来ない

 昼食をとりすぐに下山する とんとんとテンポ良く擬木の階段を降りる 雪で足を滑らさないようちょっとは注意し 下りのスピード感を楽しむ 登山口まで下りてきた所でこれから登る男性の方とすれ違う



アプローチ
 県北の降水確率が高いものの県南は天気の良い日が続いている 澄み切った青空の下 倉敷を出発する 県道24で酒津公園を過ぎるとすぐに高梁川が左手に見えてくる 家を出発して10分少々だろうか、いつもこの景観に接するとやすらぎを覚える 休日でもあり車の流れは順調 川辺橋 総社大橋を抜ける 豪渓泰橋の温度表示は-1℃ マイナスの表示を見るのはいつ以来だろう 太陽の陽射しを受けているとこんなに気温が下がっているとは思えなかった

 豪渓秦橋を渡り180号に乗る 車の流れに乗り 高梁に向かう 道路工事で片側交互通行の箇所があったがたいした待ち時間は無く抜ける 高梁市街地入口で313へ左折し成羽方面に向かう 180号に比べ車の数は少なくなるが信号が多く信号待ちを余儀なくされる 成羽美術館を過ぎた所に温度表示があり-2℃と更に下がる 空には雲が増えてくる 川上町で県道33を右折し、成羽川を右に見ながら北上する 県道33に入ると車はぐんと少なくなる 道なりに県道33を走り二つ目のトンネルを抜け 少し走ると左手に天神山登山口の標識がある 標識を入り 駐車場に駐車 すでに一台駐車していた