駐車場10:16−10:19標識1−10:36林道−10:38登山道−10:43標識3−11:10五合目11:18−11:35六合目−11:48七合目−11:52分岐−12:03八合目−12:13九合目−12:27山頂12:40−12:51尾根分岐標識1−13:16下山標識2−13:33林道13:36−13:49竜頭の滝分岐−14:00標識1−14:03駐車場
昨日は県北に雪が降った 道路の雪の状態をネットで見て、アプローチ可能な櫃ヶ山(ひつがせん954m)を訪ねる登山支度をする 輪カンジキを持って行くか迷ったが駐車場周辺では薄っすらと白い粉をまぶした程度で雪が積もっているという感じではない この様子なら輪カンジキを必要とする程積もってはいないだろうと判断し、置いて行く 滑り易いかも知れないと軽アイゼンがあるのを確認し出発する
櫃ヶ山登山口 3.4Kmと書いてある大きな標識に従って舗装道路を登って行く 路面には雪はない 坂を上り登山道1と書いた標識からルートに入って行く 足元は白い粉をまぶしたようで積もっているという状態ではない 畑に出る 国道から見えた白い山頂が顔を見せる 木々に積もった雪で真っ白に見えているようだ 標高の低い部分は木の枝が見えているが山頂付近はそれらを覆ってしまっている 雪が消えない内に登れるといいのだが
山頂付近の雪景色に期待を抱きながらルートを行く 時折山頂が見える 早くこいと招いているようだ 貯水槽の横を抜け 林道工事のための迂回路を登って行く そして林道に出 林道を数十メートル歩き また登山道に入って行く 林道を歩いている時にトラックが走ってきた 登山道から見下ろすと舗装工事を行っている様子が伺える ここまでする必要があるのだろうかと思いつつも寒い中大変だと思う
ルートは次第に雪が増えてくる 雪面に小動物の足跡が追えるようになる そして登山道3の標識に出 従来の登山道と合流する 足元の雪が増えてくると共にルート脇の雪景色も美しくなってくる 嬉しいことに時折太陽が射し輝きを加えてくれる 一味違った雪景色が広がる 何枚も写真を撮りながら登って行く
積雪は数センチとたいした事はないが斜度があると滑る ルート脇の木の枝につかまったりしながら五合目まではこのまま登ろうと登ってゆく 何度か手をついたりするので写真を撮る時は足元の確保が重要だ そしてなんとか五合目に出る
五合目に出ると 視界が広がる まず山頂が見え また雨乞山などの山並みが見える 山並みの左端には仏ヶ仙だろうかひときわ白さが目立つ山容を見る事が出来る 五合目から六合目の登りはかなり急なのでここで軽アイゼンを着装する
軽アイゼンを履いてルートを行く 今度は雪玉が出来る アイゼンの爪の間に雪がつき高下駄のようになってしまう 雪が柔らかいのだ 蹴飛ばすようにして雪玉をとりながら登って行く 雪玉がとれるとアイゼンの爪がしっかりと身体を支えてくれる 蟹の横ばいのような形で足をとられないよう注意しながら高度を稼いでゆく 登ってゆくにつれ視界がどんどん広がって行くのだが振り返る余裕はない
六合目の標識が見えてくると急な登りは終わり 緩やかな登りとなる 後ろを振り返ったりしながら登り六合目に出る 六合目の標識の先に山頂が見えてくるのも面白い ルートを行く 2005/12に登った時雪が深く七合目でgiveUpした事を思い出す 吹き溜まり部分は今日も雪が深かったがそれでも靴が埋もれる程度で20cmも無い状態だった 岩がごろごろしている所を抜ける箇所があるが 薄日が射し 雪景色を楽しませてくれた
七合目の標識を過ぎるとまもなく天狗の森への分岐に出る 山頂周辺の雪景色を少しでも早く見たいので天狗の森経由を見合わせ 直登する 小ピークを巻くようにしてルートを行く ルートの両脇に樹林がせまってきており枝に触れたりすると頭から雪を被ってしまう 触れなくても時折雪が落ちてきて白い雪が舞っている カメラに雪がかからないよう注意しながら 写真も撮りながら隘路を進み 八合目に出る
八合目は天狗の森からのルートと合流する 天狗の森からのルートはどうだっただろうかと覗き込む 真っ白な雪面と雪化粧した木々が展開し それなりの景観が予測された すぐにルートを登る ここからまた幅広のルートになる しかし雪の重さで垂れ下がった桧の枝がルートを覆うようにしている 下手に触れてドサーと雪を被ってはたまらない はいつくばって触れないように注意しながら登ってゆく 雪に覆われた桧は蔵王で見た樹氷を思い出させてくれる
九合目に近づいてくると視界が広がり蒜山三座が見えてくる そして九合目の標識に出る 標識はすべて雪面から出ており積雪量は10cm程度だろうか そうそう記載する事を忘れたが七合目を過ぎたあたりから雪質が変わってきたのか雪玉が出来なくなり 足元の注意はしなくて良くなった だが、枝に積もっている雪に触れないよう注意して登ってゆく
九合目を過ぎ 期待の山頂手前の樹林帯に向かう 小枝に出来た樹氷に雪が積もり花を咲かせたように雪玉が出来ている また 風に吹かれたのだろう風向きが判断出来るように木の幹に雪が付着しており雪山の厳しさが感じられる 薄日も射し、なかなかの景観 振り返ると雪景色の中に蒜山三座が見え 大いに楽しませてもらう そして山頂に出る
山頂からは360度のパノラマが広がる 真っ先に大山から蒜山三座に繋がる山並み 周辺の山と白さが違う 西の方に少し移動すると星山に連なる縦走路を見る事が出来る 記念写真を撮り 昼食を終え下山する 積雪は15cm程度 この状態なら特に心配することは無さそうだと判断し いつものように竜頭の滝方向におりる
星山に繋がる縦走路を前に見ながら降りて行く 角度によっては大山に連なる山並みを前方右手に見る事が出来る なかなかいい雰囲気だ だがここで雪玉に悩まされる それが無ければトントンと気持ちよく降りてゆけるのだが大丈夫だろうかと一歩一歩確認しながら降りて行く 夏山のルートがしっかり読め雪玉に悩まされた以外は特に支障なく降りてゆく 雪景色もそれなりに楽しめたが 登りで見たほどの刺激は受けなかった 雪玉が出来て困ったものの林道まで軽アイゼンを履き 林道で脱ぐ 雪もここまでであった 竜頭の滝には寄らず分岐を直進し登山口におりる 駐車場や近隣の民家の屋根に見えていた雪はすっかり消えていた
この所天気が悪い 今朝は久し振りに薄日が射す 日程と天気がなかなか折り合わず久々に429を走る 吉備路 足守 加茂川と走って行く 今日はガスは見られない 薄日は朝方だけで曇り空 旭川ダムの水面も曇った色 旭町で県道30に入り落合に向かう 落合入口の温度は0℃ まだ気温は低い 県北の山並みが見えてくる 空の色と同化し雪を抱いているか判別が困難だったが間違いなく雪化粧をしていると思う 落合で313に乗る 久世に近づくと三坂山が見えてくる 白いものも見える だが路面や市街地には雪は見られない 勝山の市街地を抜け北上する 神庭の滝の入口付近に温度表示があるが見落とした 真賀温泉・足温泉を過ぎ カーブを曲がると前面に櫃ヶ山が顔を出す 真っ白に装った山肌が顔を見せる 山頂付近にガスがかかっておりベールを被っているようだ これは素晴らしい早くあそこに行きたい 登山口駐車場には薄っすらと雪が残っている部分もあったが駐車には支障なく、そこに駐車させて戴く 今日は1台も駐車していない