擬宝珠山



擬宝珠山 1110m  難易度 ☆     登り67分 下り23分  鳥取県
倉敷からの距離   140Km        登頂日 2010/02/23   ガイドブック   山の音 動画

駐車位置12:50−13:02コル−13:29第2リフト−13:57擬宝珠山山頂14:02−14:25駐車位置

登山
 この冬の雪山は最後になるかもしれない、三平山を比較的短時間で登れたので もうひとつ足を伸ばし、擬宝珠山(ぎぼしやま1110m)を訪ねる

 スノーシューを持って出発する 自動車道をとおりスキー場リフト乗り場の脇を抜けて行く リフトは運転されスキー客も見られるが数は少ない リフト乗り場周辺まではスキー客で踏まれている為か沈むことなく歩いてゆける 左手に象山 右手にはこれから登る擬宝珠山 左手後方には烏ヶ山が見える 真っ白な雪の上を歩くのは気持ちが良い

 リフト乗り場の脇を過ぎ 象山と擬宝珠山のコルへ向かう コルでスノーシューを履こうかと思っていたが 足が埋もれるようになってきたので早目に履く 装着は楽だ 手に持って歩くよりは履いて歩いた方が良いなと感じる 輪カンジキだと足跡がありそうな場所を選び 少しでも沈みを少なくするが そうした配慮は不要 足をとられることなく歩いてゆける

 コルに出る 三平山では平坦な登りであったが ここではそれより傾斜がある 雪質は適当に柔らかく 順調に登って行ける 雪景色を楽しみながら登って行く ルートは尾根沿いを真っ直ぐ登って行く 夏山の登山道は尾根筋の右手にジグザグにつけられているがすべて雪の下で判別出来ない 尾根筋に沿って登って行けば良いのでわかりやすい

 一息登ると第二リフトの手前に出る ゲレンデの先に象山・烏ヶ山が見え 烏ヶ山の後ろに大山が頭を覗かせているのを見る事が出来る 景観の良い場所だ パノラマ写真に合成して楽しむ

 第二リフトまで登ると工程のほぼ半分 もう一息登ると稜線に出 皆ヶ山に繋がる山並みが見えてくる 稜線に沿って登ってゆく ブナ樹林と雪景色を写真に撮りながら登ってゆく 午後の時間にここを登るのは初めて 前方から太陽光線を受け逆光となってしまい一寸残念

 稜線の右手はブナ樹林がありところどころで烏ヶ山を見る事が出来る また象山の後方に矢筈ヶ山と思われるピークも見えてくる 山頂に出る少し手前に展望が得られるポイントがあり 良く見ると 烏ヶ山の後方に大山が顔を出し 三鈷峰と思われるピークを見る事が出来る そして山頂に出る

 山頂には山頂標識がありどの程度頭を出しているかで積雪状況を伺う事が出来る 今日は標高を示す数字はすべて顔を出していた 三角点は埋もれていたので積雪は20,30cm程度のようだ 山頂から烏ヶ山の方角は樹林に遮られ 樹間から山容を確認する事が出来る程度 反対側は展望が開け 鬼女台やその延長に三平山を伺う事が出来る 鬼女台に行く自動車道はまだ除雪されておらず白い帯を見る事が出来る 記念写真を撮り下山する

 下山は斜面をロッジに向けて降りて行く かなり急な傾斜であるがスノーシューを斜めにして斜滑降気味で降りて行く 尻餅をつく事なく降りて行く 降りて行く尾根筋が左側だったので右側の尾根に移って行く その時 かなりの急斜面をステップ状にルートをきざみ登ってみた 数メートルの登りだったのでズズズと戻っても知れていたがなんとか登れた

 ロッジの脇に降りてくる そこには小学校低学年だろうか父兄と連れ立って団体で来ていた プラスチックのスノーボードのようなものを使い滑って遊んでいた また ゲレンデにはスキー教室が開かれているようでゼッケンをつけ並んで講習を受けている様子が伺えた


アプローチ
 三平山を登った後、車を内海峠に戻り 峠を左折 482を江府方面に向かう 下蚊帳で国民休暇村鏡ヶ成の案内に従い右折 ジグザグの登りを登ると高原台地に出る 正面に大山と烏ヶ山が顔を見せる 道路脇に雪を見る事が出来るが地肌が出ているところもあり雪解けが進んでいる 県道45に合流し 烏ヶ山展望所の脇を走る ここも積雪量がいつもより大分少ない すぐに鏡ヶ成の駐車場に 駐車場入口の温度表示はなんと13℃であった ロッジの前の駐車場に駐車 ここに駐車するとライブカメラで撮影してくれる

 帰路明地峠越えで180を利用する 距離的には蒜山経由の方が2Km程短い