駐車場10:03-10:23大神山神社10:25-10:29分岐-10:36自動車道-10:56下宝珠越-11:31中宝珠越-12:18上宝珠越12:21-12:44ユートピア分岐-13:00三鈷峰山頂13:11-13:22ユートピア分岐-13:39上宝珠越-14:17元谷-14:29大神山神社-14:42駐車場
今日は大山三鈷峰(だいせんさんこほう1516m)を訪ねる ヤマシャクヤクに出会えるだろうか?車のドアを開けるとホトトギスやウグイスの鳴き声が聞こえてくる 久々に耳にする小鳥の鳴き声は心地が良い 登山支度をして出発する
大山寺橋からこれから登る三鈷峰を伺う事が出来る 三鈷峰の右には大山北壁も伺える 橋の護岸にはツルアジサイが花芽を出している 土産物店が並ぶ道を行き 大山寺参道を登って行く ヨメナ シャガ ヤブデマリ ニガナなどが咲いているのを見ながら 鳥居をくぐり 日本一長い自然石の道を行く しっとりとした落ち着いた参道だ ところどころで白い花が咲いているヤブデマリのようだ 小鳥の鳴き声も心地よい カキドオシがひっそりと花を咲かせているのを見つけた 山門を潜り 石段を登って行くと大神山神社奥宮に出る 神社境内にはナナカマドが花を咲かせていた
神社境内の右手奥から登山道に入る 樹林の中のルートを行く テンナンショウが顔を見せたものの花は少ない 分岐を左にとり下宝珠越に向かう この分岐は少しわかりにくいので要注意 ルートを登って行く ブナの新緑が美しいスポット だが、残念ながら太陽の陽射しは得られない 花は少なくクルマムグラを見つけるにとどまった そして、10分も要さずに林道に出る 林道を横断するようにしてルートを行く ここには下宝珠・ユートピア登山口入口の標識がある また、親指ピーク-振子山ルートは大雨による登山道崩壊のため非常に危険な状態にあるとの お知らせがいまだにある 過去の記録を調べてみると2006年の登山記録にもこのお知らせの事が記載されている
新緑のルートを登って行く 紅葉の時もいいが新緑もいい 太陽光線が得られないのが残念ではあるが それでも楽しむ事が出来る 小鳥たちも心地よさそうに鳴いている 花はアマドコロ クルマムグラ テンナンショウ ミヤマアオダモ ミヤマキケマンを見つけカメラに収める ミヤマアオダモは調べてわかったもの白い花に特徴がある 登り斜面は次第に厳しくなり、岩や根を掴みながら登り 下宝珠越に出る
下宝珠越で宝珠越ルートに合流 比較的緩やかな尾根ルートとなる ブナ樹林の中のルート 花に樹林に小鳥と楽しみながらルートを行く アズキナシ マイヅルソウ ユキザサ タチシオデ イワカガミ コマユミ ダイセンミツバツツジ アカモノ ダイセンクワガタなどが顔を見せる イワカガミは花の形が大分崩れている
小鳥の鳴き声もあちらこちらで聞こえる ウグイスの鳴き声に加え カッコーも聞こえてくる カッコーの鳴き声はかなり遠くから聞こえてくる そして左手に三鈷峰の山容が突然顔を出す
ここはいつも楽しみな場所 早速カメラに収める 私のカメラは28mmの広角機能があるが山容を一つのフレームに入れる事は出来ない パノラマ編集機能を活かし 15枚撮った写真を合成する これまでは三鈷の山容しか気付かなかったが目を右手方向にずらすと これから登る上宝珠へのルートとその先に大山北壁を伺う写真に編集出来 感動を新たにする
この場所は植生が違うようで ダイセンクワガタ イワカガミ マイヅルソウ アカモノなどが群生しており 花も楽しみな場所 山の写真を撮り 今度は足元を見回して花の写真を楽しむ 少し降りると 中宝珠越に出る
中宝珠越を抜け アップダウンを越えて行くと 今度は大山北壁を展望出来るポイントに出る ここでも15枚程写真をとりパノラマに編集する ルートを行く この先は左手には三鈷峰からユートピアに連なる尾根が見え 前方から右手にかけて大山北壁が展開する 足元にはイワカガミ マイヅルソウ アズキナシ クルマムグラなどが顔を出す イワカガミは随分といい色になってきた 遠くから聞こえていたカッコーはこの近くで鳴いているようだ かなりはっきりと聞こえる
そろそろヤマシャクヤクが顔を見せてくれる筈だ いつもサンカヨウが咲いている場所に出る この近くで見つけた記憶がある だが待てよ サンカヨウは花が終わって緑色の実をつけている 昨年はサンカヨウは花を咲かせていていた ヤマシャクヤクに会えるか急に心配になる 昨年はこの辺りだったのではないかと探す この葉はヤマシャクヤクのように思うが花は見られない 矢張りもう終わってしまったのかと半分あきらめかけたところにルートから少し奥まったところに白い塊を見つけた どうやらヤマシャクヤクのようだ アプローチ出来そうなので近づいて写真に撮らせて戴く こんな素晴らしいプレゼントをと深く感謝する
今度は最後の難関 急な斜面を登りガレ場の上に出る 足を滑らすとちょっとやばい 緊張して抜ける ここを抜けると数分で上宝珠越に着く 上宝珠越は下山時ここから砂すべりに降りて行く 砂滑り 元谷と書いた標識があるが危険表示は無い 下山時はここを降りよう
上宝珠越からユートピア小屋 三鈷峰と書いた標識に従いルートを行く 先ほどのような急な登りはないものの結構きつい シコクハタザオ ボタンネコノメソウ ダイセンキスミレ オオカメノキ ヤマシャクヤク ユキザサ ウリハダカエデ ウマノアシガタなどを見つける ヤマシャクヤクはここでも二つの花に出会える事が出来大感激 ルートからなんとか写真に収める 一輪は随分小粒で咲きだしたところなのかも知れない そして分岐に出る
分岐にある標識の先に三鈷峰の三角頭が見える 分岐を三鈷峰に向かう ここから山頂までのルートも花が多く楽しみなルート また 大山北壁に対峙しており景観は欲しいまま その景観は山頂で楽しもうと足元の花に注意しながらルートを行く イワカガミ ウマノアシガタ ツガザクラ マイヅルソウ ダイセンミツバツツジ ダイセンキスミレ チゴユリなどを見つける 山頂近くの岩場にはイワカガミが多く楽しませてくれる そして山頂に出る
山頂は誰もいない 360度のパノラマを一人占め 大山北壁 ユートピア その先に烏ケ山 振子山 野田ヶ山 矢筈ヶ山 甲ヶ山 勝田ガ山 船上山と目で追って行く 景観を楽しみながら昼食をとる 記念写真を撮っていると大山北壁からガスが出てきた 怪しげな雲も見える 食事を終えすぐに下山する
下山はユートピアには寄らず登ってきたルートを上宝珠越まで戻る そこから砂すべりに降りて行く ルートは結構急な下り 足元に注意しながら一歩一歩降りて行く マイヅルソウ ダイセンクワガタ シコクハタザオなどを見て 砂すべりの砂の上に立つ おどおどろしい岩峰をカメラに撮り滑るようにして降りて行く 体重を少し後ろにかけ 前のめりにならないよう降りて行く 時々動きを止め、カメラを出して写真を撮る 別山と同じ位の標高に立っているのだろうか ガスの中に聳える別山の写真を撮る事が出来た
滑りながら降りれるのは数分 後は岩がごろごろしている中を降りて行く 踏まれているルートを読んで降りて行く 砂防堤が何段か設置されている 遭難記念碑を通り 元谷に降りる タニウツギ ヤブデマリ クルマムグラ ダイセンクワガタ イワニガナなどに出会う 元谷に降りる少し前から小雨が降り出してきた 元谷からしばらくは樹林帯の中のルートで雨は気にならなかったが 大山寺の参道を過ぎたあたりから傘を出そうか迷ったがそのまま走るようにして車のところへ 雨足が強くなる前に到着出来た
このところ好天が続く しかし、なかなか山登りに出かける事が出来ずうずうずしていた やっと出かける事が出来るようになり、少し天候が怪しいものの出発する 倉敷は曇り空 午後から崩れてくるとの予報もあり早めに家を出る 高梁川沿いを走り、川辺橋・総社大橋を比較的順調に抜ける 豪渓泰橋の温度表示は17℃ 橋を渡り180に合流する 車の流れに乗り、高梁・井倉・新見と北上して行く 井倉16℃ 新見18℃とあまり変化はない新見を過ぎ182と別れると車はぐんと少なくなり一人旅 前後の車を気にしなくて良くなり車窓の景観を楽しむ事が出来る 千屋18℃を確認し明地峠を抜け、鳥取県に入る 曇り空ではあるが大山を見る事が出来る 高尾で181と合流 日野から180と別れ181を日野川沿いに走る 日野川沿いには何か所か温度表示があるが19℃までで20℃にはならなかった 溝口で県道45に左折し桝水ヶ原に向かう 道路脇にヤマボウシ タニウツギが咲いているのを見ながら登って行く 桝水ヶ原の温度表示は18℃ もう少し低いかと思ったが高度を稼いでもあまり変わらない 大山寺橋の駐車場に駐車