牛曳山〜伊良谷山〜毛無山縦走



牛曳山 1144m 伊良谷山 1149m 毛無山 1144m 
難易度 ☆     登り78分 縦走47分 下り46分  広島県
倉敷からの距離 140Km        登頂日 2010/07/09   ガイドブック  写真 山の音

六の原駐車場10:22−10:36入口−10:45「牛曳山2.3Km」道標−11:07牛曳滝−11:40牛曳山尾根分岐−11:48分岐−11:55伊良谷山山頂−12:27毛無山山頂12:42−12:53分岐センター2.4Km−12:59分岐−13:02出雲峠13:05−13:31駐車場

登山 
 今日は牛曳山(うしびきやま1144m)から伊良谷山(いらだにやま1149m)を経由して毛無山(けなしやま1144m)へ縦走するコースを訪ねる
 車のドアを開けるとエゾハルゼミの大合唱かなと思いながらドアを開ける し−ん 鳴き声が聞こえない 曇り空だからだろうか ちょっと拍子が抜けてしまったが登山支度をして出発する

 走ってきた自動車道に沿って 歩いてゆく 軽い下りだ 道路脇に注目し花を探す ヤマアジサイ コナスビ キツネノボタン ミゾホウズキ ダイコンソウ オトギリソウ ニガナと顔を見せる コナスビからニガナまでいずれも黄色い花 次々と顔を見せる花を見て 違う種類のものを見つけたらカメラにおさめる 今度はオカトラノオ ノアザミ ヒヨドリバナ ミヤマヨメナ ミヤコグサ ウツボグサ ホタルブクロと顔を見せる 今の時期は花は少ないかと思っていたが随分と沢山の花に出会えた

 牛曳山の道標に従い 車両通行止めと表示されたチェーンを跨ぎ 砂利道を登って行く ミヤコグサ ウツボグサ ダイコンソウ ヤマアジサイ ホタルブクロ ワルナスビと顔を見せ そろそろマイヅルソウの群落がある所と道路脇に注目しているとシラタマノキだろうか 白い玉をつけた花を見つける マイヅルソウはシーズンが終わり花は無く 葉が周辺を埋め尽くしていた

 マイヅルソウの群落と反対側には白樺の木が4本 比婆山・烏帽子山を背景にして並んでいる シモツケ コウゾリナの花を見て 牛曳山2.3Kmの道標に従い 登山道に入って行く 道標は根元が朽ちて倒れていた ここから暫くは白樺林の中のルート 土の感触を楽しみながら登って行く ジグザグのルートを登り 最初のターンをしてすぐに変わった花 調べるとオニノヤガラというらしい ピンボケ写真にならないよう 何枚か撮る なんとか一枚撮れていた 自動焦点でお任せ マクロ撮影ではピンボケが結構ある 時折太陽光線が射しこみ明るくなる

 白樺林を抜けると樹林帯の中のルート 花は少ない 陽射しが得られる場所に出ると ウツボグサやニガナが顔を見せる ウグイスの鳴き声が時折聞こえてくるがシーズンのような賑わいはない 傾斜が緩やかになり足が伸びる 土がやさしく答えてくれる やがて渓流の音が聞こえてきて 渓流沿いのルートを行く ヤマアジサイ ミヤマヨメナが顔を出す ミヤマヨメナは花を終えたものが多い ピークは終えたようだ 大きな葉をしたヤグルマソウがその部分だけ木漏れ日を受けていた

 牛曳の滝に出る 滝が落ちる斜面にヤグルマソウが花芽を伸ばしていた 滝の上流に出る トチバニンジン モミジガサ オオカニコウモリと目立たない花 葉の形が面白い 渓流沿いのルートから分かれ ブナ樹林帯の中のルートとなる

 ヤマアジサイが時々顔を見せる ミヤマヨメナは花を落としている ヤマジノホトトギスが一輪咲きだした 登ってゆくにつれ花が現れる頻度が増えてくる ノアザミ オオバギボウシ オカトラノオ オオナルコユリの実 そして視界が開け 牛曳山尾根分岐に出る

 尾根分岐が山頂らしい 分岐を左に曲がり 伊良谷山を目指す 樹林の中のルート エゾハルゼミの鳴き声が聞こえてきて賑やかになってきた 天気の影響があるのかも知れない ルートは樹林と草原と変化がある 樹林に入ると木陰の涼しさを味わえる 草原に出ると暑いものの花が出迎えてくれる ユウスゲがぽつぽつと顔を見せてくれる ママコナも元気だ オオバギボウシが結構あちこちで顔を見せる この花は樹林の中が好きなようだ コルの分岐を過ぎて登ってゆくと ササユリが一輪まだ花の形を留めていた そして伊良谷山に出る

 伊良谷山の山頂付近にユウスゲが咲いており ルート沿いにも何輪か咲いていた 伊良谷山から毛無山へ向かう 軽いアップダウンで樹林の中のルートが多い 草原のルートになると毛無山山頂が近い 真夏の陽射しが射しこむ 帽子のひさしで延髄をカバーするだけでも随分違う 山頂手前でもササユリが一輪 お疲れ様とねぎらうよう出迎えてくれた

 毛無山山頂に出る 山頂から大山がぼんやりではあるが判別出来る 毛無山山頂は草原が広がっておりユウスゲがところどころで咲いている ユウスゲのところで記念写真をとる 花を愛でながら昼食をとり下山する

 下山は出雲峠を経由する 下山ルートにタンナトリカブトが咲くポイントがあり今の状況はどうか楽しみにしていた そこに出る なんとハンカイソウが見事な花を咲かせていた そして出雲峠のお花畑に出る

 マツムシソウにはまだ早いので花は咲いていないかもしれないと思っていたが 黄色の花の集団があった ハンカイソウだ マツムシソウやウメバチソウが群生している場所と違う場所ではあるが 結構沢山咲いている その他 オオバギボウシ ヒヨドリバナ ミヤコグサ ウツボグサなどが咲いていた ウツボグサも結構花を咲かせていたが周辺の草に埋もれてしまい目立たなかった お花畑で花に出会え 気分良くして下山する


アプローチ
 7/17中国地方梅雨明け 天気が良くなったら訪ねようと思っていた広島県県民の森を目指す 倉敷の空は真っ青 高梁川はまだ大雨の影響が残り 水は濁っている 祝日でもあり車の流れは順調 川辺橋 総社大橋と抜け 豪渓泰橋25℃を確認し180号に合流する 車の流れに乗り 高梁 井倉 新見と走って行く 温度標識は井倉27℃ 新見30℃とどんどん上昇してくる 新見のインターチェンジを過ぎ180と分かれ182へ左折し 東条に向かう 上空の雲が増えてきて 陽射しが翳るようになってきた 午後から中国地方県北部は雲が出 ところによりにわか雨と伝えている

 182で東条まで行き 東条から314に乗り 北上する 314を暫く走る 小奴可の街並みに入ると猫山が正面に見えてくる 備後落合で183に合流 合流地点に県民の森の案内がある 183とはすぐに分かれ314を走る 比婆温泉で県民の森の案内表示に従い左折 六の原の駐車場に 結構多くの車が駐車 登山支度をされている方も見られた