なめらの行者9:37−9:50笛石山登山口−10:06標識(笛石山65分)−10:50猫石10:58−11:05笛石山11:10−12:04大馬鹿門見ゆ−12:31休憩12:35−12:39一般コース合流−13:05行者コース合流_330m−13:19山頂13:32−13:52大馬鹿門−14:21合流(一般コース)−14:35不動の滝−14:41駐車場−15:01なめらの行者
今日は笛石山(ふえいしやま895m)経由で後山(うしろやま1345m)を訪ねる 下山は大馬鹿門コースを下りる登山支度をして出発する 笛石山登山口は林道の入り口部分にあり 林道を下って行く 10分少々で橋のあるところに出る 橋には笛石山登山口と書いた標識がある 橋を渡り樹林の中の登山道を登って行く 数分で土石流でダメージを受けた渓流に出る 対岸に出るルートを目で追い 土石流の部分を越える その後しばらくは土石流の痛手を見ながらルートを登って行く 花は少なく カタバミとサワギクが一か所で咲いているのを見つけるに留まる
登山口から15分少々登った地点に 笛石山65分と書いた標識がある 土石流とはここで別れる ルートは整備されており所々にテープナビがある 樹林の中のルートであり直射日光を浴びる事なく一歩一歩登って行く 登って行くと セミがチッチッと鳴いて飛んで行くが 不思議な事に鳴き声は聞こえない 小鳥の鳴き声もあまり聞こえてこない 汗をたらたら流しながら登って行く
ルート右手にフェンスが見えてくる 所々に出入り口があり フェンスの向こう側にも行けるようにはなっている フェンスを右に見ながら登って行く 樹林が切れたところでは三室山方面の山並みを見る事が出来る 展望が得られると同時に焼きつくような陽射しが待っている 日陰に入ると気持ちが良い事 おまけに 風が流れてくると何とも言えない
昨年登った時は猫石を訪ねる事が出来なかった 猫石と書いた標識に出会うだろうと思っていたがついに出会わず山頂に出てしまった 猫石は山頂から近く 千種の街並みが見える方角である事から左に巻くルートが無いか注意しながら登って行く そうして注意しながらルートを見て行くと左方面に行くルートが見えた そちらに進んだらすぐのところに猫石と書いた標識があった これだったのか 昨年はほんの数メートル先を直登するように登ってしまったようだ
ルートを見つければ一本道 左に回り込む形で進み1分で猫石に出る 猫石の先には千種の街並みが見える さて猫石であるが インターネットにも記載があるようにどこから見たら猫に見えるのだろうかと周辺を一巡しながら 写真に撮る これかなと思うものを掲載してみたが自信は無い
猫石を後にして笛石山へ向かう テープナビを参考にしながら直登気味に登って行くと 笛石山山頂に出る 山頂には山頂標識と三角点がある 眺望は三室山方面が見えるが後山は見えない 記念写真を撮り 後山へ向かう 笛石山は標高894m 後山は1345mであるから標高差450mと計算される
尾根ルートを行く 一本道でテープナビもあり解りやすい 1ヶ所3m程の岩を降りる所があったが足場を確保する事が出来 そう恐怖心を持つことなく降りる事が出来た 40分程歩いたところに標識があり 笛石山=後山 順路 1010mと書いてある 1010mを山頂までの距離かと早合点 あともう少しかと安心する この辺りまで来ると 右手樹林の間からおごしき山の山容が見えるようになり 良く見ると大馬鹿門が見える
樹林の中のルートで直射日光を受ける事は殆どないものの 暑い 喉が渇く 笛石山でお茶を飲んだが 結構きつい 次は山頂で飲もうと思っていたがかなりきつい 一般ルートに合流したところで休もうかと思って歩くが こういう時に限って ピークを越えるとまだ先がある 1010mと書いてあったのは距離ではなく標高ではないかと気づく 気づいた途端まだ先は長いとお茶休憩をとり喉を潤す
一休みしてルートを行く 数分で一般ルートと合流する もう一息だ でも息があがる 一歩一歩足を踏み出し前に進む 途中下山されて来られたご夫婦連れとすれ違い 挨拶を交わす 隣の車の方かも知れないが話かける余裕が無い そのまま失礼して登って行く リュックが重い 少しの登りでもきつい なんとか行者コースとの合流点に出る あと330m 歩数を数えながら登って行く 330mを830歩かけてやっとの思いで山頂に出る
山頂にはどなたもいない リュックを降ろし 地面に仰向けになる 私はリュックを降ろしても座る事ですら滅多にしないのだが かなりバテており仰向けになり暫く休む これで風が吹いてくれば云う事なしだが生憎風はなし 虫がうるさく寄ってくる こううるさくてはかなわない 起きて 駒の尾山や氷の山の景観をカメラに収め 記念写真を撮り下山する
下山は大馬鹿門コースを選ぶ ルートを降りて行く 疲れが残っているのか膝に弾力がなく速度をセーブしながら降りて行く 大馬鹿門を過ぎ ジグザグに樹林の中のコースを行く 下山途中で変わった花を見つけた 調べるとガガイモ科でイケマというらしい イケマはアイヌ語で「巨大な根」、「神の足」という意味との事 有毒であるがアイヌ民族の重要な薬草のひとつとの事 やっと花に出会え何より
ルートは一般コースと合流し 鐘懸の行者 不動滝と降りて行く 不動滝の流された橋は新しくなっていた 宿坊跡 二の沢を過ぎ 林道終点の駐車場に出る 駐車場には車はない 林道を降りて行くと 土石流の傷跡がそのまま 車が通れる状況ではない 更に降りて左にカーブする所は上流からの土石流にやられかなり被害が大きく ここも傷跡がそのまま残っている 土石流の傷跡はここまでで その先に車数台駐車可能なスペースがあった 土石流の跡を確認し林道を降り 車のところに お隣の車はまだ駐車していた
久々にまばゆいばかりの青空 連日30℃を越え 今日も暑くなるとの予報 休日で天気が安定している事から2号線を利用した後山に向かう 車の流れは順調 岡山バイパスを抜ける 以前備前付近で渋滞にあった事を思い出し 走行距離は少し長くなるがブルーラインを走る 片上大橋では海の青さの中にカキ筏が映え、印象的な景観だった2号線に合流 県境の船坂トンネルを抜け兵庫県に入る トンネル出口の温度表示は25℃ トンネルから数Km走り 上郡の案内に従い県道5号へ左折する 鉄道を横断 三つ目の信号を右折 千種川を渡ろうとしたら橋は老朽化工事なのか撤去されており 堰堤を戻って川を横断し373へ左折する 智頭鉄道と平行に走るようになると間もなく千種川を渡り、久崎の信号に出る 三叉路の信号を右折し 千種川を右に見ながら走る 南光町で179に乗り すぐ県道53へ左折する 県道53も千種川沿いのルート 川沿いを北上してゆく 県道72と合流 道の駅千種を右に見て車を走らすと前方に後山の山容が見えてくる 429と合流千種の市街に入る 市街地を注意して走り抜け 県道72を千種川を左に見ながら走って行くと 大きな観音様が見えてくる すぐ先の松の木橋を渡り左折し林道に入って行く
昨年土石流で林道が相当ダメージを受けていた なめらの行者までなら行けるかも知れないと判断し入って行く 林道は車が通れるよう整備されており 無事なめらの行者のところまで行く すでに1台駐車しており その車に並ぶようにして駐車させて戴く