毛無山



標高 1218m    難易度 ☆☆     登り87分 下り71分(白馬山経由)  岡山県
倉敷からの距離   115Km        登頂日 2010/08/06   ガイドブック  F写真 山の音 動画

駐車場10:21−10:38登山道入口−10:42三合目−10:52四合目−10:57五合目−11:02六合目−11:12七合目−11:25八合目−11:39九合目−11:48山頂12:03−12:10九合目−12:19俣野分岐−12:45白馬山−13:10林道−13:14駐車場

登山
 今日は毛無山(けなしがせん1218m)を訪ねる

 登山支度をして出発する 園地にシモツケが咲いている まだ色が残っている イワニガナが一輪花の姿を留めていた 毛無山山の家を過ぎてすぐ左手道路脇は、いつも色々な花が咲いており注目している場所 イヌトウバナ ダイコンソウ セリ シシウドが花を咲かせていた ウバユリが花芽を膨らませていた ほんの数メートルだが楽しませてくれる

 毛無山登山口の標識を右に見て林道に入って行く 樹林帯の中のルート 渓流の音が聞こえ 樹林特有のしっとりした感じがする ダイコンソウ トチバニンジン ハナタデ ウバユリの花芽 コバノフユイチゴの実 ゲンノショウコ キツネノボタンなどを見つけ 大きな案内板のある登山道入り口に着く ここから登山道に入る

 土の道の感触がよい セリやコバノフユイチゴなど同じような花や実に次々と出会う ウバユリが花を咲かせている そして早くも三合目の標識がある ルートを行く ウバユリとシシウドがルートの両脇に花を咲かせていた 大柄の花であり目立つ ルートは渓流沿いのルートとなりモミジハグマ オオカニコウモリと少し種類の違った花が顔を見せる ルートの両側から渓流の流れが聞こえてきたがすぐに聞こえなくなる 樹林の中を登って行く

 トチバニンジン マムシグサを見つけ 四合目標識に出る 標識からすぐのところに四合大岩があり岩を右手に見ながらルートを行く 花は少なく ヤマアジサイ イヌトウバナがぽつぽつと顔を見せ 五合目 六合目と登って行く 六合目は水が出ていつも花が見られる 期待して登ってきたがこの時期は咲いていない 六合目を過ぎたところでダイコンソウが結構咲いていた 六合目の先には六合大杉がある

 六合大杉を過ぎるとブナ樹林が増えてくる ヤマアジサイやトチバニンジンに出会う トチバニンジンはこれまではまだ緑の小さい実だったがここでは赤くなっていた ホソバヨツバムグラムという花を見つけた まだ花を咲かせていないが規則正しく並んでいる4つの葉が可愛らしい

 ブナの樹林を楽しみながら登って行く 七合目の標識を過ぎたところでヤマジノホトトギスが顔を見せる ヤマジノホトトギスはその後 ちょくちょく顔を出すようになる 八合目の標識に出る あと300mとの記載がある 標識の近くにコバノフユイチゴが赤い実をつけていた

 八合目の標識を過ぎて少しの距離だが登りがきつくなる それを越えると傾斜がゆるくなり ブナ樹林の景観も良くなり 心地よく歩ける 雲が晴れたのか太陽の陽射しが戻ってきた 樹林の切れ目があり数歩ではあるが照りつく暑さを感じさせられる 毛無山はほとんどが樹林の中を歩く 陽射しの暑さを感じ、日陰の有難さを確認する

 ブナ樹林の中を行き休憩小屋のある九合目に出る 標識の近くにオトギリソウが一輪咲いていた 樹林の中のルートを登ってゆき 樹林から抜け出し草原の中の最後の登りにかかる 振り返ると田浪の街並みを俯瞰出来る だが太陽光線を遮るものが無い せめて帽子の庇で延髄をカバーする ヤマジノホトトギス ホツツジ ノギラン ニガナ オトギリソウ ヒヨドリバナなどの花に出会い 山頂に出る

 山頂にはどなたもいない 大山山頂にはガスがかかっているが大山から蒜山に繋がる山並みや 三平山からの縦走路を確認出来る 風がありそう暑さを感じない リュックをおろし景観を見ながら昼食をとる 大山を背景に記念写真をとり下山する

 下山は白馬山経由で降りる 縦走路を降りて行く ここでもヤマジノホトトギスがあちらこちらで顔を見せる オオカメノキが結構あり赤い実を稔らせていた 九合目の標識を過ぎて少し降りたところでツルニンジンが花芽を膨らませているのを見つけた ツルニンジンも間もなく花を咲かせるようだ 俣野分岐のカタクリの咲く広場にはヤマジノホトトギスが幾つか咲いていた ブナ樹林を楽しみながら尾根のアップダウンを行き 白馬山に出る

 ここで大山は見おさめ 登山口に向けて降りて行く 足場はしっかりしておりテンポ良く降りて行く 下りの連続 あっと言う間に降りてしまう ウバユリに出会わないかと思っていたが 渓流沿いのルートまで降りたところで花を咲かせているウバユリと出会った 駐車場では2台車が増えていた



アプローチ
 朝から太陽がギラギラ 強い陽射しを受けながら車を走らす いつものように429を吉備路 足守 加茂川と抜ける 旭川ダムは青空を写し美しい 旭町で県道30へ左折 時折見える旭川の景観を楽しみながら落合に出る 落合入口の温度はなんと33℃ 落合で313に乗り 久世で181に合流 勝山からは313と別れ 181を直進する 雲が出てくるようになった その為か勝山30℃ 美甘29℃と少しやわらんできた 新庄の道の駅を過ぎてすぐ、毛無山登山口の標識に従い県道58へ右折する 県道を少し走ってから 標識に従い左折する 沿道が近くなる キツネノカミソリと思われる花が咲いているのを見つける 帰りに車を止めて確認した 標識に従い登山口に向かう 毛無山にはガスがかかっている ガスがかかっている方が暑さを避けられ良いかも知れない 駐車場に駐車 すでに1台駐車