後山



標高 1345m    難易度 ☆☆     登り105分 下り59分   岡山県
倉敷からの距離   133Km        登頂日 2010/08/28   ガイドブック  F写真  山の音 動画

駐車場10:04−10:19_1600m−10:31分岐−10:37水場_1200m−10:46_1000m−11:02_600m−11:07_500m−11:27尾根分岐−11:29船木山−11:49山頂12:07−12:22船木山−12:23分岐−12:32_500m−12:34_600m−12:41_1000m−12:46_1200m−12:49分岐−12:56_1600m−13:04登山口−13:06駐車場

登山
 今日は後山(うしろやま1345m)を訪ねる

 ツクツクボウシの鳴き声を聞きながら登山支度をする 相変わらず熊出没注意の標識があるので熊避けの鈴を鳴らすようにして出発する 自動車道を100m程戻った位置に登山口がある 花らしいものを見つけられず登山口から登山道に入って行く

 杉樹林の中 丸太の階段を登って行く 倒木があったが整備されている 丸太の階段を過ぎると石がごろごろしたルート 杉樹林から抜けるが灌木樹林の中で木陰の中を登って行く ルート左手には渓流が見え隠れする 花は見られない こうしたルートも珍しい 何か見つけてやろう

 標識がありキャンプ場から400m 後山・船木山1600mと記されている その後の標識によると船木山までの距離だ 船木山は後山の手前にある山 標識をタイムチェックの目的でカメラに撮り ルートを登って行く お!どうやら花のようだ 小さい花で写真に撮るのが難しい 数枚撮ったがどれもピントが甘い 帰宅して花の名前を調べるとヒナノウスツボらしい 岡山の野の花 に紹介されていた 

 花を見つけて少し登ると1350mの標識があり その地点が分岐になっており別ルートでキャンプ場に降りられる 標識を過ぎるとすぐに渓流を渡り 今度は渓流を右に見ながら登る ここでも先ほど出会ったヒナノウスツボに出会い再度撮影をしたがやはり上手くゆかなかった 小さい花は自動焦点では認識しにくいようだ 肉眼でも怪しいので致し方ない

 ルートを登って行くと水場に出る 1200m地点だ ここで渓流を渡り返す 渓流沿いのルートはここまで 渓流と離れるようにして常緑樹林帯の中のルートをジグザグに登って行く ママコナ ツルリンドウに出会う ツルリンドウに出会うのはこの秋初めて ツルリンドウが花を咲かすようになってきたのかと季節のうつろいを感じる そして1000m地点の標識に出る この標識以降は船木山1000mと記載されている

 ジグザグにルートを登って行く 風がありさわさわと木々が風に吹かれる音が聞こえる ジグザグに登っていると 風の通り道にあたるのか向きが変わった途端風が吹いてくる いい気持ちだ

 丸太の階段状になったルートを終えると常緑樹林帯から落葉樹林帯となり傾斜が緩やかになる 一息つける ツクツクボウシの鳴き声が聞こえ、気持ちにも余裕が出る 標識600mのところに出る ルート左手に朽ちた標識があり右手に新しい標識がある キャンプ場までの距離が1500mと1400mと違いがある

 また階段状の登りとなる ルートはほぼ直線状 ママコナがあちらこちらに顔を見せる 固まって咲いているのもある ママコナ以外の花には出会えなかった ルートは桧の樹林帯の中 木陰の中を登ってゆく 時折木陰が切れると強い陽射しをもろに受ける やはり暑い 木陰の有難さを味あわせてくれる 樹林帯が切れると間もなく尾根縦走路の分岐に出る

 縦走路は駒の尾山から後山をつなぐルート 中国自然歩道となっている その縦走路に飛び出し標識に従い右に行く オオカメノキの赤い実を見て すぐに船木山の展望場所に出る そこには新しく景観の写真入り説明板が設置されていた また 展望を得られやすいように根曲がり竹を数メートル刈り込んでいた 目を左の方に転じると後山の山頂を見る事が出来る 船木山山頂はここからすぐ

 船木山山頂に新しい標識が立ち 根曲がり竹が一部切り払われ 日名倉山を俯瞰出来るようになっていた 標高は1334m 船木山をあとに 後山を目指す 後山の標高は1345m 緩やかに50mほど下り 登り返す 縦走路は両側を背の高い根曲がり竹に囲まれておりルートの左右の視界は得られない ルートの幅は広いのでルートの方角には視界が得られる 後山山頂が前方に見え 最後の登りを登り山頂に出る 花はオトギリソウを見つけるに留まった

 山頂には2組6名の方が休んでおられた 5名のグループは駒の尾山から縦走された由 山頂からは360度の展望とまではゆかないが日名倉山から船木山 駒の尾山そして反対側は氷ノ山から三室山と展望を楽しむ事が出来る 今日はかなりはっきりと氷ノ山を見る事が出来た 昼食をとり 記念写真を撮り下山する

 下山は登ってきたルートを戻る 1350m地点の分岐をキャンプ場方面に行こうか迷ったが2006年にそのルートを降りた時キャンプ場周辺はヤブ化して荒れていた事を思い出し見合わせた 足元に注意しながらテンポ良く降りる
 



アプローチ
 今日も朝から強い陽射しが射しこんでくる 2号線を岡山に向けて走る 土曜日であり通勤ラッシュに遭遇する事なく岡山バイパスを抜ける 吉井川を渡り 伊部で374へ左折 和気からまた吉井川に沿って北上する 周匝からは吉野川に沿う 吉野川とはその後大原まで並行するように走る 湯郷で179へ右折 江見で県道5号へ左折し大原に向かう 宮本武蔵ゆかりの地を走り、大原に近づくと前方に後山に連なる山並みが見えてくる 山頂付近にはガスがかかっている 大原の入口で429に合流 373とも合流する 大原の街中で373と別れ429へ右折する 右折して少し走ったところに温度表示があり31℃を示していた 後山のバス停を過ぎ 後山の案内図のある三叉路を左に入り道なりに登る 命の水の採水場を過ぎ広域林道を左折 後山キャンプ場の案内を右折してキャンプ場に車を入れる キャンプ場駐車場にはすでに一台駐車していた