下蒜山



 標高 1105m 難易度 ☆☆     登り93分 下り44分  岡山県
倉敷からの距離   119Km        登頂日 2010/09/10  ガイドブック  F写真 動画

犬挟峠10:00−10:11尾根−10:25三合目−10:37五合目−10:48雲居平−10:58七合目−11:20九合目−11:33下蒜山山頂11:46−11:52九合目−12:01七合目−12:05雲居平−12:09五合目−12:16三合目−12:23尾根−12:30犬挟峠

登山
 今日は下蒜山(しもひるぜん1105m)を訪ねる

 登山支度をしていると周辺の花が目に入る 近づいて確認するとミゾソバ ツユクサ ゲンノショウコ イヌタデ キンミズヒキなどが咲いていた 花を確認し出発する 最初の数十メートルは湿原の中のルート花に期待しながら行く ヌマトラノオ キンミズヒキ ワレモコウ タムラソウ ヘクソカズラなどを見つけた そして樹林のルートに入る 木漏れ日の中を行く あれ? 音がない セミの鳴き声や小鳥の鳴き声が聞こえない 何気なく聞いている鳴き声でも聞こえてこないと何か違和感を感じる しばらく歩いていたら小鳥の鳴き声がほんの短い時間だが聞こえた ちゃんと小鳥さん達もいるのだと安心する また 遠くの方からミンミンゼミやツクツクボウシの鳴き声も聞こえてきた

 山頂まで1時間40分の標識を見て90度左に折れる 曲がったところにツリフネソウが花を咲かせていた 擬木の階段を登って行く ロープも設置されている 今日は足元は乾いており比較的いい状況 花は少ない それでも キンミズヒキ ヤマハッカ ガンクビソウ シラヤマギクを見つけ三合目に出る 三合目を過ぎたところに鎖が設置されており傾斜がきつくなる 鎖を利用せずに登って行く 登りが緩やかになり樹林から抜け草原のルートに出る

 草原のルートに出ると花が楽しみだ 五合目の標識を過ぎた辺りからヤマハッカ マツムシソウ ツリガネニンジン セリ シシウド ノアザミ マルバハギ オミナエシ キンミズヒキなどが顔を見せる キンミズヒキは結構多い ルートは見渡しがきき目で追ってゆくと九合目手前を登っている人が見える

 雲居平に出る 標識を前景にしてなだらかな山容をカメラに収める 真っ青な青空 いつもながらの景観であるが 何回みてもいい 花を楽しみながら緩やかなルートを登ってゆく マツムシソウ ワレモコウ オミナエシ タムラソウ ナデシコなど見つける事が出来た ウメバチソウはまだだ 太陽を遮るものは無く暑い 風が殆どないのだが それでもふわ−と吹いてくる風がある その風の気持ちが良い事 空気は伝熱が悪い為か趣の異なるプレゼントをしてくれる これは嬉しい

 七合目の標識を見てルートを行く キンミズヒキがルートの両脇に繁っている イブキトラノオ ヤマハッカ シラヤマギク ツリガネニンジン シシウド シコクフウロ キバナアキギリなどを見つけながらジグザグに登り 八合目を過ぎた地点に鎖があり傾斜がきつくなる 鎖を使う事なく登って行ける その先にはロープがあるが足元はしっかりしておりロープを使わずに登って行ける シシウドが大きな花を咲かせており シシウドを前景にして写真を楽しむ シシウドの他にヤマハッカ シラヤマギク ツリガネニンジン タムラソウ マルバハギなどに出会い 九合目の標識に出る

 九合目に出ればもう一息 山頂を目指す ここにもロープがある 雪解けのシーズンでは足元がつるつるになる その為のものと思われる ルートのまん中にロープがあるので右に跨いだり 左に跨いだりしながら登って行く ここにはちょっとした木陰がある ほんの数メートルだがこんなにも違うのだという気持ちの良さをプレゼントしてくれる 暑い中の登山はこの木陰のプレゼントが何よりだ ツユクサ イブキトラノオを見つけ山頂に出る

 山頂にはお二人連れが休んでおられた 挨拶を交わす 大山が久々にすっきり見える 山並みがはっきり見え気持ちがいいですねと話す 大山は登られた事があるようで 縦走出来ないのが残念だなど話されていた 先に行かれるのですかと訊ねられたが いいえ 山頂往復です と話す 私達も と話しておられた 景観をカメラに収め 昼食をとっていると お先に と 下山されてゆかれた

 時折ふわ−と吹いてくる風を楽しみながら昼食をとり 大山を背景に記念写真をとり下山する 下山は登ってきたルートを戻る 八合目を過ぎた地点で先ほどのお二人に追いつき ルートを譲って戴きお先に失礼する 雲居平手前で3人連れのパーティーとすれ違う 足元がいいのでテンポ良く降りて行き滑る事なく車のところへ 登山靴を履いたまま津黒山を目指す



アプローチ
 やっと朝方が涼しくなった 台風通過後も南の高気圧が元気でまだ暑い日が続くとの事 すっきりした青空の下 車を走らす 下蒜山登山後津黒山にも寄ってみようと 少し時間を稼ぐ狙いから総社・落合間を高速を利用する 岡山自動車道は無料になったので車がさぞ増えた事だろうと思っていたが そんな様子は見られず のんびり一人旅 賀陽ICの先で道路工事の為 片側交互通行というラジオ放送 高速で片側交互通行? どんなにするのだろうと 渋滞待ちより どのようにするかに興味があった 速度制限が低くなり 車の数が増えてくる そのまま相手側のレーンに誘導され そこを走る 本当に片側交互通行だ 結構長い距離走ったように思う そして制限区域を抜ける 対向車線には待っている車が並んでいる ざっと目で数える 41台を数えたが逆にこの程度の交通量 この交通量だから出来たのだろうな また 無料化で待たされても仕方がないか という 気持ちもあるのだろう 縦列の後方の大型車はハザードランプを点滅させていた プロとして追突防止という事を考えられている事がわかる 落合を出て 料金200円だった

 あとは慣れたルート 313を久世 勝山 湯原と走ってゆく 勝山25℃ 湯原29℃を示していた 高速を走り 走行距離はどうだろうかといつもの100Km地点で確認する 100Km地点は湯原トンネルを抜けたすぐのところ 101Kmを示しており1Km少々高速の方が距離があるが大差はない

 トンネルを二つ抜け482と合流する 津黒山にはここで482へ右折する まずは下蒜山に向かう 蒜山市街入口で313と別れ482を直進する 蒜山の温度は26℃ 温度表示が正常になっていた 下蒜山登山口の案内に従い右折し犬挟湿原の駐車場に駐車させて戴く すでに1台駐車 大阪ナンバーの車だった