下蒜山



 標高 1105m 難易度 ☆☆     登り71分 下り51分  岡山県
倉敷からの距離   118Km        登頂日 2010/11/24  ガイドブック  F写真 動画

犬挟峠10:39−10:47尾根−10:58三合目−11:08五合目−11:15雲居平−11:21七合目−11:38九合目−11:50下蒜山山頂12:22−12:29九合目−12:41七合目−12:45雲居平−12:49五合目−12:58三合目−13:05尾根−13:13犬挟峠

登山
 今日は下蒜山(しもひるぜん1105m)を訪ねる

 登山支度をして後を追う 湿原は枯れススキで覆われており その間に登山道がある 花は見られない 樹林のルートに入る 木々は葉を落とし晩秋の風情 前日の雨の影響かルートに水が残っているところもあり滑りやすい 要注意だ 下りは気をつけないといけない

 山頂まで1時間40分の標識を見て90度左に曲がる 鎖が設置されている擬木の階段のルート 雪解け時程ではないがここも結構つるつる 最初の擬木の階段を登ったところで女性お二人に追いつく 暑くなったのか上着を脱いでおられた 挨拶を交わす 伺うとこの山は初めてとの事 足元が緩いので気をつけてと声をかけお先に失礼する

 擬木の階段を再度登ると三合目の標識に出る その先に鎖とロープが設置されたルートがある 岩が濡れており足場に注意しながら登って行く 鎖やロープのお世話にならずに登って行けたが石や木の枝を利用し身体の安定をはかる 登りが緩やかになり すぐに草原のルートとなる

 五合目の標識が見え男性お一人が登っておられた 私が近づくとルートを空けてくれたのでお礼を言い お先に失礼する ルートはなだらか 写真に収める花は無く 足を伸ばしぐいぐいと登って行く ルートから日本海や鳥取県の風力発電設備などが見える 前方には草原が広がり八合目からのスロープが美しいカーブを見せてくれる

 雲居平に出る手前でアキノキリンソウが花の姿を留めていた この花が今日出会った唯一の花 リンドウにも出会えなかった 七合目の手前には水が溜まり易いところがありルートはぐちゃぐちゃ足を滑らさないよう注意しながらルートを行く 七合目を過ぎるとジグザグの登りとなり高度を稼いで行く

 八合目の標識は無くなってしまったが 八合目を過ぎると更に斜度はきつくなり鎖やロープが設置されている ここもこれらを利用せずに登って行ける 足元が緩いとロープで身体を支える必要があるが 今日はまだ大丈夫だった そして九合目に出る

 九合目からの登りにもロープが設置されている 結構足元が緩い でも雪解けの時程でなくロープを利用しなくても登って行ける 時々 ズズズと足が滑る事があったが手をつく事もなく登って行けた そして山頂に出る

 山頂にはどなたもいない 中蒜山の山頂から上蒜山を覆うようにガスがかかっておりその先の山並みは全く見えない 今日は大山を伺う事は出来そうもない リュックを降ろし記念撮影をしたり 昼食をとる 太陽の陽射しはないものの風は無く寒さは感じない ガスの動きを見ながら食事をしていると中蒜山が顔を出し 次いで上蒜山が顔を出す 船上山の裾野からガスはどんどんと上にあがり 勝田ヶ山ではなかろうかと思われる山容まで見えてくる もう少しあがれば甲ヶ山 矢筈ヶ山と判別出来るのだがと期待を持ったがそこまでだった

 食事も終え 期待していたガスの動きも停まってしまい そろそろ下山しようかとストックを調整し リュックを背負ったところで女性の声が聞こえてくる 初めてと言われていたので写真でも撮ってあげようと登って来られるのを待つ すぐにお二人が登って来られる 写真を撮ってあげようかと 声をかけると喜んで携帯電話とデジカメとで撮ってと頼まれ 山頂標識を背にシャッターを押してあげる

 足元が滑りやすく下山を心配されていた ストックを持っておられなかった ロープを使い 急なところは登りと同じ体制で ロープが無いところはお尻をつけるようにでもして降りた方がいいとコメントする 登山写真を動画にしてYouTubeにアップしている お二人の写真を撮って掲載させて貰ってもいいかと伺うと いいとの事で写真を撮らせて戴いた どこに掲載しているのと携帯を出してアクセスを試みる 岡山の山 で検索と言うと トップに出ている だがその先にアクセスしようとしたが電波が弱くてダメのようだった 最近の携帯ではインターネットにアクセス出来るのだと再認識させられる 動画を見てメールが来るといいのだが

 そのような話をして、お先にと失礼する 下山は登ってきたルートを戻る 足元の緩いところに注意しながら降りる 九合目 八合目と難所をこなす だが 七合目手前のなんでもないところでツルとやってしまい尻もちをつく それだけならなんでもないが 手に持っていたストックにどのような力がかかったのか曲げてしまう やれやれ また やってしまった 下蒜山でストックを曲げるのは2度目だ

 その後は曲がったストックをなんとか使いながら無事下山



 帰路久々に湯原温泉の砂湯を楽しむ 露天風呂周辺の木々にはまだ紅葉が残っていた 空は青空が広がり 太陽の陽射しを受け色が映えていた 温泉に浸かりながら紅葉を楽しむ


アプローチ
 昨日の雨があがり青空を覗かせる ラジオによると、今日は全国的に降水確率が低い 低いと言っても雨は降らないと云うだけで青空が広がるという状態ではないとの事 429を吉備路 足守 加茂川と走る 吉備路辺りではや陽射しは隠れ その後もときたま顔を出す程度 旭川ダムに出る ダムは水位を随分と下げておりあちこちに干上がった部分が見えた 旭町で県道30へ左折 旭川に沿い落合に 落合入口温度は7℃ 空は雲に覆われている 落合で313に乗り 久世 勝山 湯原と走る 勝山8℃ 湯原10℃と気温は上昇してくる トンネルを抜け482と合流する 道の駅を過ぎ 蒜山の山並みが見えてくる 山頂付近にはガスがかかっている 蒜山市街地入口で313と別れ482を直進する 蒜山の温度表示は8℃ 下蒜山登山口の標識を見て右折し登山口の駐車場に すでに2台駐車 女性お二人、ルートを向かわれていた