駐車場9:53−10:07登山道入口−10:10三合目−10:18四合目−10:22五合目−10:27六合目−10:35七合目−10:45八合目−10:56九合目−11:04山頂11:13−11:18九合目−11:26俣野分岐11:28−11:50白馬山11:55−12:22林道−12:26駐車場
今日は毛無山(けなしがせん1218m)を訪ねる 今年のカタクリはどうだろうか登山支度をして出発する 今年は凱旋桜の開花が1週間遅れで 連休の始めに桜を楽しめた模様 桜が遅れているならカタクリも遅いだろうと推測していたが連休が終わってしまうとタイミング失していないかと気持ちがあせる 駐車場に沢山の車があるので これなら大丈夫そうだと勝手に予測する
山の家の周辺にヤマザクラが淡いピンク色の花を咲かせ オオカメノキが白い花を咲かせていた 渓流沿いにサンインシロカネソウを探したが見つける事は出来ず ボタンネコノメソウ ミヤマカタバミ コチャルメルソウが花を咲かせていた 太陽の陽が射しどの花も嬉しそうだった
林道の樹林帯を行く 樹林特有の薄暗い樹影の中にミヤマカタバミがぽつぽつと顔を見せている 渓流を右手に見ながらルートを行く 春先のこの雰囲気に気分が昂揚しているのかぐいぐいと歩を運ぶ気持ちが心地よい
10分少々行くと登山道入口に ここから道は狭くなり 土の道となる 登山道入口と書いた標識の周りにもミヤマカタバミが幾つも花を咲かせ歓迎してくれる 10mほど行くと右手に旭川源流の碑がある ルートを挟んだ左手はエンレイソウの群生地 目立たないが特徴のある花を咲かせていた そして そこにキクザキイチゲが数輪固まって咲いていた この辺りにも咲くのだ
三合目の標識を見て 渓流沿いにルートを登って行く ツクバネソウが花芽を膨らませていた 樹林帯の中のルートを登って行く 四合目の標識 そして 毛無大石の脇を抜ける おや ハシリドコロだ ハシリドコロは六合目付近で群生しているのだが 勢力を伸ばしているのか五合目の手前から顔を出し その後数も増えてくる 六合目付近には群生しており 六合目の標識を過ぎてからも顔を見せていた 標識の所にはボタンネコノメソウが固まって咲いていた
六合目の少し先に六合大杉があり それを過ぎると ブナ樹林帯となる 若芽が顔を出しているものの葉はまだ繁っておらず太陽の陽が射しこみ明るい 小鳥の鳴き声が聞こえ春が来たのを楽しんでいるようだ ヤマザクラ オオカメノキが花を咲かせている 登山者が登りながらあのピンク色をしているのはとか白い花はと聞いたり 説明したりしているのが聞こえてくる 早春の木の花と言うとタムシバが浮かぶ もう遅かったのだろうかと思っていたら 八合目を過ぎたところで美しく咲いているタムシバに出会った この様子なら尾根筋や下山路でも楽しめそうだ
ブナ樹林のルートを行く 八合目を過ぎて少し登ると緩斜面となり 歩を運ぶのが気持ちが良い 九合目には避難小屋があり休んでいる方が見られる お先にと脇を抜けて行く ブナ樹林の中を登って行く この辺りから振り返るとブナ樹林の中に避難小屋がおさまり好きな景観 ルートを登る 樹林が途絶えた辺りでキクザキイチゲ ショウジョウバカマに出会う そして笹原のルートに出る 景観が開け田浪の集落が見える ルートにぽつぽつとカタクリが咲いている この様子なら縦走路に期待が高まる そして山頂に出る
山頂には数名休んでおられた 大山はぼんやり 大山に連なる山々も見えてはいるが墨絵を薄くしたようなもの 蒜山三座になると想像をたくましくしないと山座を認識出来ない 三平山 朝鍋鷲ヶ山等近くの山はそれなりに見える 子供連れで登られた方と話をする 島根の方で前日出て来られ 蒜山の道の駅で車中泊されたとか 小学生のお子様は振替休日でと話しておられた 親子であちらこちらの山を登っておられる様子だった
休んでいる間に次々と登って来られる 11時になったばかりなので軽い昼食にして先を急ぐ お先にと声をかけ 期待する縦走路に向かう
早速カタクリが顔を見せる タムシバも顔を出す 九合目を過ぎるとぐっとカタクリの数が増え ルートの両脇に花を咲かせている 天気が良くどの花もそりかえり花紋を見せ昆虫を誘っている 優雅なダンスを踊っているようだ 花の写真を撮りながらルートを行き 俣野分岐のカタクリ広場に出る
カタクリ広場には一面花が咲き誇っている 盛り土のような傾斜面に咲いており 少し低めのアングルから狙うと美しい容姿をとらえる事が出来る 何枚か写真を撮り広場を後にする
白馬山に向かう尾根にはあちらこちらにカタクリが群生しており楽しませてくれる 時間にして30分余り 一番規模が大きいのがカタクリ広場 ついで九合目付近と白馬山付近と言えるだろう この花は随分赤い と思わず声が出る 近くで写真を撮っておられた方がそうですね いろいろな種類がありすっかりはまっていますと話しておられた 同じように見える花も視点を違えれば いろいろな見方が出来るのだろうなと感心する
白馬山の近くで昨年白花のカタクリを見つけたので注意して探してみたが わからなかった 白馬山まで行くと 昼食休憩されている方から あそこに白花カタクリが咲いている 写真を撮っておられるのがそうだ と教えて戴く 先程の方がちゃんと見つけ 写真を撮っておられた 幾分白いと言えど花弁には薄くピンクがかっておりはっきりしない しかし、雄蕊雌蕊を見るとはっきりと違いがわかる そんな事も教えて戴いた
白馬山から岡山県側へ下山する 尾根から下るともうカタクリには出会えなかった ヤマザクラ タムシバ オオカメノキが眼を楽しませてくれる 足元はしっかりしており下りのテンポを楽しむ
連休中に訪ねたいと思っていたが やっと時間がとれ訪ねる事に 明日から天気が崩れるとの予報 ここ数日黄砂がひどく青い空が見えなかったが今日は少し落ち着き青空が伺えるようになった このところ落合を経由する場合高速を利用し総社から落合まで走るケースが増えた 時間的に30分程稼げる その半面沿道の景観を楽しむ余裕がなく 路面や後方の車両ばかり見ている今日も岡山総社から高速に乗り 落合に出る 落合から313を久世 勝山と走り 勝山からは313と別れ181へ直進する 勝山の温度表示は22℃ かなり気温があがってきた 勝山を過ぎると山が次第に深くなり沿道の新緑が美しい 旭川の上流にあたる新庄川に沿って登って行く 美甘23℃ 新庄22℃と沿道の温度表示をチェックする 美甘の沿道では八重桜が見事だった
新庄の道の駅を過ぎる 左手に見える新庄川の堰堤にはしだれ桜が花を咲かせている 凱旋桜は遠くからではっきりはしないものの緑色の葉を伺う事が出来た 毛無山登山口の標識に従い県道58へ右折する 次いで、標識に従い左折する そして登山口の駐車場に 駐車場にはかなり駐車していたが平日でもあり 駐車スペースはあった 私の後からも数台続いてきた