駐車場10:29−10:48大神山神社−10:52分岐−10:59自動車道−11:19下宝珠越−11:53中宝珠越−12:39上宝珠越−13:01ユートピア分岐−13:18三鈷峰山頂13:29−13:40ユートピア分岐−13:53上宝珠越−14:22元谷−14:32大神山神社14:34−14:44駐車場
今日は大山三鈷峰(だいせんさんこほう1516m)を訪ねる ヤマシャクヤクに出会えるだろうか?車のドアを開けるとエゾハルゼミの鳴き声のようだ 早速収録しそれから登山支度にかかる 昨年の記録にはエゾハルゼミは出て来ないが一昨年は鳴いていたと書いている セミの鳴き声ばかりで小鳥の鳴き声はかき消されているようだ 登山支度をして出発する
大山寺橋から見上げると三鈷峰と大山北壁が見える え?! さっきまではガスで山容を見る事が出来なかったのにとその変化に驚く 大山橋を渡った角にmont・bellが出来ている お土産店だった筈だがいつ出来たのだろうとインターネットで調べてみると2008/7/11オープンとの事 これまで何回も店の前を通っているのに気付かなかった
みやげ物店の前を行き 大山寺参道を登って行く 人は少ない ヨメナ シャガ ヤブデマリ ヤマツツジが顔を見せる 鳥居をくぐり 日本一長い自然石の道を行く しっとりとした落ち着いた参道 太陽の陽が射しいい雰囲気だ ここもエゾハルゼミの大合唱 ヤブデマリが花を咲かせていたがピークは過ぎたようだ 山門を潜り 石段を登って行くと大神山神社奥宮に出る 神社境内にはナナカマドが花を咲かせていた
神社境内の右手奥から登山道に入る 樹林の中のルートを行く テンナンショウが顔を見せる 昨年と同じだ 分岐を左にとり下宝珠越に向かうルートを登って行く 花は少なくコマユミを見つけるにとどまった そして、10分も要さずに林道に出る 林道を横断するようにしてルートを行く ここには下宝珠・ユートピア登山口入口の標識がある これまであった、親指ピーク−振子山ルートは大雨による登山道崩壊のため非常に危険な状態にあるとの お知らせが無くなっている 通れるようになったのだろうか
ルート入口にタニウツギが咲いているのを見て、新緑のブナ林を見ながら登って行く すずやかな小鳥の声が聞こえてくる あれ? エゾハルゼミはどうしたのだろう ブナの樹林帯の中なので鳴いていても良い筈だが? 陽射しが翳ってきて先程の明るさが消えている それが原因だろうか? その後気にしていると陽が射し込むと鳴き出す事もあった エゾハルゼミが鳴きやんでいる事を良い事に小鳥たちが会話を楽しんでいる 登り斜面は次第に厳しくなり、岩や根を掴みながら登り 下宝珠越に出る
下宝珠越で宝珠越ルートに合流 比較的緩やかな尾根ルートとなる ブナ樹林の中のルート 花に樹林に小鳥と楽しみながらルートを行く コマユミ マイヅルソウ ナンゴクミネカエデ ガマズミ ナナカマド タニウツギ イワカガミ アカモノなどが顔を見せる ナナカマドが目立つ ナンゴクミネカエデはカエデに花を咲かせているのを見つけ調べたもの
陽が射し込んできた為かエゾハルゼミが鳴き出し ホトトギス カッコーや小鳥の鳴き声も聞こえてくる 足をとめ収録する そして左手に三鈷峰の山容を展望出来る場所に出る
生憎三鈷峰山頂はガスの中 大山北壁もルートの先に見えるのだが それもガス 足元にいつものようにダイセンクワガタが顔を出す シコクハタザオも混じっていた この周辺にはアカモノが群生しており白い釣鐘状の花を沢山咲かせていた そして中宝珠越に出る
中宝珠越を抜け マイヅルソウ ガマズミ アカモノ タニウツギ テンナンショウ コマユミ クルマムグラなどを見ながらアップダウンを行く アカモノがルート脇の斜面一面に咲いており結構楽しませてくれる そして大山北壁を展望出来るポイントに出る 生憎のガス ガスの先に山並みがある事をイメージしてルートを行く
ルートはすぐに展望が開け 左手に三鈷峰からユートピアに連なる尾根が見え ユートピアの小屋も見える そして小屋の右手方向から大山北壁に連なる 山容は三鈷峰からユートピアまではすっきり見えるが大山北壁はガスの中 ナナカマド ガマズミ カマツカが見事な花を咲かせ迎えてくれる そして谷筋のルートに進む
そこはサンカヨウが群生している場所 また昨年ここでヤマシャクヤクに出会えた 今年も出会えないかと期待したがヤマシャクヤクの葉と思われるものは見つける事が出来たが花は見つけられなかった サンカヨウも昨年同様花は終わり緑の実をつけていた
谷筋のルートを抜けるとルート一番の難関 でもルートが整備されてきたのか随分と登り易くなってきた ロープが設置されており 足を滑らさないよう利用すると良い 右前方には大山北壁の崩落した荒々しい斜面が見える 振り返ると登ってきたルートを俯瞰出来る 今日はガスが出ていた そこを越えると数分で上宝珠越に出る
下山時上宝珠越から砂すべりに降りて行く 砂滑り 元谷と書いた標識がある 砂滑りが荒れていた時は危険表示が出ていた事があったがこのところ猛烈な豪雨などが 無く安定しているようだ 下山時はここを降りよう
上宝珠越からユートピア小屋 三鈷峰と書いた標識に従いルートを行く タニウツギ シコクハタザオ イワカガミ オオカメノキ ユキザサ ウマノアシガタなどを見つける 昨年出会ったヤマシャクヤクには出会えなかった オオカメノキは花弁がかなり散っておりルートを飾っていた そして分岐に出る
分岐にある標識の先に三鈷峰の三角頭が見える 分岐を三鈷峰に向かう ここから山頂までのルートも花が多く楽しみなルート コマユミ マイヅルソウ イワカガミ ウマノアシガタ ツガザクラ カマツカなどを見つける 昨年出会った ダイセンミツバツツジ ダイセンキスミレ チゴユリには出会えなかった 山頂近くの岩場にはイワカガミ アカモノ マイヅルソウ ツガザクラが楽しませてくれた そして山頂に出る
山頂は誰もいない ガスが多く眺望は余り得られない それでも ユートピアから烏ヶ山に向けての山並みを見る事が出来た 山頂にはマイヅルソウ イワカガミ アカモノ ツガザクラを見つける事が出来た 記念写真を撮り、食事を終え下山する
下山はユートピアには寄らず登ってきたルートを上宝珠越まで戻る そこから砂すべりに降りて行く 上宝珠越から降りるルートは結構急な下り 足元に注意しながら一歩一歩降りて行くシコクハタザオがまとまって咲いているところを写真に収め 砂すべりの砂の上に立つ 前方をみると降りて行かれる人が見える 降りて行ったルートの砂の色が周辺と違うのでルートは読める 滑るようにして降りてゆく
滑りながら降りれるのは数分 後は岩がごろごろしている中を降りて行く 踏まれているルートを読んで降りて行く 砂防堤が何段か設置されている 遭難記念碑を通り 元谷に降りる オダマキ タニウツギ ヤブデマリ ダイセンクワガタ イワニガナなどに出会う 元谷から神社を抜け駐車場へ 足元がしっかりしているので走るようにテンポ良く下りのスピードを楽しむ
梅雨の中休みとの事 雲が出ているが明るい 酒津の交差点から車は渋滞 やはりこの時間は混んでいると諦めながら流れに従い 川辺橋を抜ける 総社大橋は渋滞はなく抜ける 豪渓泰橋19℃を確認し180に乗る 車の流れに乗り高梁・井倉・新見と北上する 井倉20℃ 新見22℃と温度は上昇してくる 青空が顔を出す新見を過ぎると車は少なくなり 182と別れてから一人旅 見慣れた道ではあるが自然が多く ゆったりとした気分にしてくれる 千屋18℃と少し下がる 明地峠を抜け鳥取県へ トンネル出口の温度は17℃ ここに温度計があったかな? これまであまり記憶にない 大山はガスの中で見えない 高尾で181と合流 日野から180と別れ181を行く 日野川沿いを行く 日野川沿いの温度表示は22℃ 溝口で県道45へ左折し桝水ヶ原に向かう 大山はガスで裾野しか見えない 道路脇にヤマボウシ タニウツギが咲いているのを見ながら登って行く 桝水ヶ原の温度表示は17℃ 大山寺橋の駐車場に駐車 車は多い