泉山



標高 1209m    難易度 ☆☆    登り71分(笠菅峠コース) 下り39分(笠菅峠コース) その他52分  岡山県
倉敷からの距離   105Km        登頂日 2011/07/23  ガイドブック  F写真 山の音 動画

駐車位置9:42−9:52登山口−10:24反射板−10:30ピーク−10:34ロープ−10:53山頂=11:14_1198mピーク=11:22折り返し=11:31_1198mピーク=11:45山頂11:52−12:05ピーク−12:07反射板−12:26登山口−12:31駐車位置

登山

 今日は、笠菅峠から泉山(いずみがせん1209m)を訪ねる カキラン、マルバノイチヤクソウに出会えるだろうか

 登山支度をする ヒグラシの鳴き声が聞こえ 遠くからカッコーやウグイスの鳴き声が聞こえてくる 足元にはネジバナ ミヤコグサ ニガナが顔を見せてくれる 花や音をとり出発する

 泉山登山口 笠菅峠と書いた標識を左手に見て 林道を行く 早速ヤマジノホトトギス オカトラノオが顔を見せてくれる ヒグラシの鳴き声がにぎにぎしい 水と書いた標識があり竹を割ったトイを設置し水場が整備されていた 登山道入口には車が一台駐車していた 車でここまで入れる

 登山道は擬木の階段 階段を登って行く ヒヨドリバナが多い 斜面に固まって花を咲かせていた ヒグラシの声とカッコーの鳴き声が聞こえてきたので収録する 擬木の階段を登ると 樹林の中のルートとなる 時々樹林から草原のルートになるが花は少なく オトギリソウ ヒヨドリバナに出会った程度 ルート標識を正面に見て 左にほぼ90度カーブする 傾斜が緩くなり 足が気持ちよく伸びる ルートの土の感触もいい すぐに樹林から抜けて 周辺の山々が見えるようになる ガスが出ているものの那岐山が薄っすらと見える 花はウツボグサ アカモノの実を見つける 右手に反射板が見え前方に草原が広がる ここまで来るとルートの半分は過ぎた 山頂からこの反射板を確認出来る

 草原のルートを行く ヒヨドリバナ オカトラノオ ヤマジノホトトギス チダケサシ アザミ オオナルコユリの実などに出会いピークに出る チダケサシの花をマクロで撮る 花弁が踊りを踊っているようで美しい ミツバチが一心不乱に蜜を集めていた

 笹原のルートを行く ルート整備がされており刈られた笹の葉がルートを埋めている これではルート脇に咲いていた花は刈られてしまっている 案の定アザミの花が落ちていたりする 残念だが致し方ない 笹文字も整備されたのだろう泉山の文字がくっきり見える

 ルートはロープが設置している樹林に入る 急な斜面をバイパスするように新しいルートが拓かれており 新しいルートに沿って登って行く この状態なら下山時はストックを利用しなくてもすみそうだ この辺りに来るとヒグラシの鳴き声は聞こえなくなりコエゾゼミであろうかジーーーーという鳴き声が聞こえてくる ホトトギスや小鳥の鳴き声も聞こえる 花はオトギリソウ ウツボグサ アザミ アカモノの実 ホタルブクロ オカトラノオ ノリウツギなどに出会い山頂に出る

 山頂にはお二人連れが休んでおられた 昼にはまだ早いので挨拶を交わしすぐに中央峰に向けての尾根道へ向かう

 山頂からの尾根ルートは笠菅峠ルートのようにルート整備はされておらずルート両脇の夏草はかなり伸びている 刈り取られていないので花に出会えるチャンスがある アザミ ニガナ ウツボグサ コナスビ ホタルブクロ ヌスビトハギ カワラナデシコ ヤマジノホトトギス ヒヨドリバナ ハシナガヤマザキソウ ノギランに出会い中央峰に出る カワラナデシコはピンク色 なでしこジャパンで有名になったが優雅な花を咲かせていた ハシナガヤマザキソウはそう出会えない花 目立たないので見つけられると嬉しい この辺りでマルバイチヤクソウに出会ったと記憶をたよりに探してみたが 見つけられなかった

 中央峰からCコースに降りるルートの入口でオオバギボウシが花を咲かせていたのでカメラに収める 尾根道をもう少し歩いてみようと井水山方面へ向かう 緩やかな下りを気持ち良く歩く 山頂から中央峰の尾根は花が多くいつも楽しみにしていた この時期に中央峰より先に行くことは無かった 特に目新しい花に出会えそうもなさそうなのでそろそろ戻ろう どこで戻ろうかと考えていたら なんと カキランのお出迎え黄色い花を沢山つけ4本のカキランが適当に間隔を置いて並んで咲いている ここで出会えるとはと喜んでカメラに収める ここはササユリが咲いていた場所 花は終わり実と思われるものが出来ていた ヒュッテが見えるところまで行き 引き返す

 歩いてきたルートを中央峰 そして山頂に戻る 山頂のお二人は下山されたようでどなたもおられない 昼食をとり、記念写真を撮る 泉山山頂1209mと書いた標識の近くにリョウブが花を咲かせているのを見つけ 下山する

 下山は登ってきたルートを引き返す 足元を確認しながら下りのペースを楽しむ 途中二組4名の方とすれ違い挨拶を交わす 登山口に近付いたところで自動車のエンジン音が聞こえてきた 山頂でお会いしたお二人だろう 林道に出る 登山道入口に駐車していた車はもういなかった 登山口には私の車の隣に2台駐車していた



アプローチ
 倉敷は曇り 雲はあるが明るい いつものように429を吉備路 足守 加茂川と抜けてゆく ニーニーゼミの鳴き声がずっと聞こえてくる 加茂川の道の駅を過ぎ 旭川ダムに 青空が少しずつ顔を見せ 旭川の水面は夏の陽射しを受けていた 水位は平常状態 旭町を抜け 休み乢トンネルを抜ける 山並みは見えない 最初の信号を左折し 県道159を経由して久米へ 久米で181へ右折 院庄で179へ左折 179を北上する やがて泉山の山容が薄っすらと見えてくる 雲井山トンネルを抜ける トンネル出口は25℃ その先の奥津の役場手前は27℃ 大釣りトンネルを抜け 奥津道の駅を過ぎてすぐの交差点を右折し広域林道を走る Cコース登山口を過ぎ笠菅峠にある駐車スペースに車を止める ここにも駐車している車はない