櫃ヶ山



標高 954m    難易度 ☆    登り106分(天狗の森経由) 下り60分(下山ルート)   岡山県
倉敷からの距離   94Km        登頂日 2011/11/26  ガイドブック  F写真 山の音 動画

駐車場10:06−10:10登山口1−10:18水槽−10:22標識2−10:27林道−10:34標識3−10:59五合目−11:09六合目−11:18七合目−11:21分岐−11:29天狗の森−11:39八合目−11:45九合目−11:52山頂12:14−12:21標識1−12:34標識2−12:49林道標識3−13:00分岐−13:12登山口1−13:14駐車場

登山 
 今日は櫃ヶ山(ひつがせん954m)を訪ねる 

 登山支度をする 駐車場に何か花が顔を出していないか探したが見つける事は出来なかった 登山口脇の駐車スペースに駐車している2台の車はなんと大阪ナンバー 大阪からも訪ねて来られたのかと感心する 自動車道を登り 登山口1の標識を見て 登山道に入って行く 畑の畦道に出る手前でフユイチゴが赤い実をつけていた 畑に出ると山頂が見える 空は青空 雲一つない

 畑の畦道でノコンギク オドリコソウを見つける オドリコソウは下山時も見つけた 春と間違えて花を咲かせたのだろうか? 貯水槽のところから樹林の中のルートへ 小鳥の鳴き声が聞こえる 太陽の陽射しを喜んでいるのだろうか 登山道2の標識を見てルートを行くと、林道に出る 林道は舗装されていた 林道の沿道にベニバナボロギク セイヨウタンポポが花を咲かせていた

 林道を横切るようにしてルートを行く ルート入口部分にもフユイチゴが赤い実をつけていた マムシグサの特徴のある実やアオキが赤い実をつけている アオキは結構多い まだ青い実をつけているのもある ルートが明るくなる 紅葉したモミジなどの木々が迎えてくれる 上を向いて紅葉を楽しむ そして登山道3へ出る

 ルート脇に赤い実を見つける ツルアリドウシより少し大きい 葉の形が違う 調べるとヤブコウジのようだ 二つ実をつけているのもあった アオキやフユイチゴがあちらこちに顔を見せる ムラサキシキブ マムシグサ コマユミも見つけた ヒカゲミツバが花を咲かせていた ヒカゲミツバは下山ルートでも出会った ルートを振り返ると樹間から山頂が伺える 登山口では真上に見えたが、迎角が低くなり、裾野を回り込んでいる事がわかる

 ルートは樹林帯から抜け 見晴らしが良くなる そして五合目に出る 五合目から山頂を伺えるまた蒜山三座もはっきりと見る事が出来る ルートを登って行く カエデドコロが特徴のある実をつけていた ノアザミが一輪花を咲かせていた 寒い中良く頑張っている 五合目から六合目は傾斜がきつく 足元が緩いと難航する ルートは比較的しっかりしており 足を受け止めてくれる 花はすっかり店仕舞い 足元を追いながら登りに耐える そして六合目に出る

 六合目で女性2人男性1人の3名のグループに追いつく 大阪ナンバーが気になっていたので大阪ナンバーの方ですかと伺うとそうだ 大阪からとのお話だった 山頂でもお話する機会があったが 岡山の山は大分登られておられた 失礼して先に行く ノイバラ マユミを見つけ 七合目 そして天狗の森への分岐に出る

 分岐を天狗の森へ向かう 山頂とは反対の方向に山を巻いて行く 蒜山三座が見える方角に進む ほとんど水平移動のような形で山を左に巻き 天狗の森に近付くと少し下る 下った位置に天狗の森と書いた大きな案内板があり そこには ブナ林は県下で標高の下限であり、分布の南限として学術的にも珍しく・・・という記載がある 天狗の森はその名のとおり 鬱蒼とした木々に覆われ 足元の石には苔が生え 独特の雰囲気を醸している 10月のスカイウオークのイベントでは ここで護摩木が焚かれ、お祭りが行われる そうした賑わいが嘘のように静けさを保っている

 少し登ったところに祠があり 大きな下駄が置かれている 鍵がかかって中には入れないが窓ガラス越に見る事が出来る 祠の前後には大きなカツラの樹がある これにも圧倒される ルートを登って行く ここは、雪が深く難航した事もあったり結構思い出が多い

 天狗の森から登って行き 合流する 合流地点が八合目である 八合目はウツギが群生しているスポット 特徴のある実を沢山つけていた ルートを登る 樹林を潜るようにして登って行くと九合目の笹原に出る ここから大山が見える 山頂付近は白く 雪を抱いているのがわかる 烏ヶ山も手前に見えるが黒々としておりこちらは雪はまだのようだ 大山上空には雲が見られない こうういう日もあるのだ

 九合目から最後の登りを行く 丸太の階段が設置されており 寄付をされた方だろうかお名前が書かれている 階段を登りきると山頂広場に出る 山頂には2グループ3名の方が昼食休憩をされていた 私もリュックを降ろし 記念撮影をしたり 昼食をとる お一人の方(男性)は星山から縦走してきた 帰路も縦走路を戻る 途中雪があったとお話を伺った

 山頂にアキグミの木があった事を思い出し確認すると 小さな赤い色の実を沢山つけていた 食べられるものかインターネットで調べてみると 美味ではないが食べられる と記載されていた 小鳥たちはもう山から降りてしまったのか それともおいしくないのだろうか? 花を見つけたのが昨年6月 実にもこうして出会える事が出来 なによりだ 

 そうこうしている内に大阪から来られた3名の方が登って来られたり 他にも数名の方が登って来られ この時期にしては珍しい賑わい 大阪から来られた方と少しお話をし、お先に失礼して下山する

 下山は、下山ルートに沿って星山への縦走路を降りて行く 星山に続く山並みははっきり見え、右手には大山や蒜山三座を見る事が出来る ここでも星山から縦走して来られたというお二人連れに出会った 下山道1の案内に従い縦走路と別れ、降りて行く 足元がしっかりしておりストックを準備する事なく降りて行く 下山道2から渓流沿いのルート テンポ良く降りて行く 途中 キカラスウリの実 ヒカゲミツバ オドリコソウが咲いているのを見つける 駐車場には車が2台増えており 徳島ナンバーの車があった



アプローチ
 真っ青な空が広がる 雲ひとつ無い 新聞の天気予報欄も全国に晴れマークが並んでいた いつものように429を吉備路 足守 加茂川と走って行く 加茂川周辺に来ると 霜が降りたのか白くなっている 車の窓が曇り冷え冷えとしてきた 大分気温が下がっているようだ 旭川ダムに出る ガスは無く 太陽の陽が射し込んでいる 水位は低い 旭町で県道30へ左折 旭川沿いを走り 落合に入る 落合はガスに覆われ 山並みは見えない 落合入口温度は1℃ 11/3ここを走った時は19℃だったのに 随分と下がった 落合で313に乗る 市街地を走り 久世に近付くとまた青空が見えてくる 勝山に入った時はすっかりガスはあがる 勝山の温度は6℃ 太陽の陽射しを受け車の中も暖かさを感じる 真賀温泉 足温泉を過ぎ 櫃ヶ山登山口の駐車場に すでに3台駐車