金甲山



標高 403m    難易度 ☆     登り89分(怒塚山経由) 下り67分(みつがしわ新道)   岡山県
倉敷からの距離   26Km        登頂日 2012/01/18   ガイドブック   F写真 山の音 動画

駐車場所12:02−12:05鉄塔#39−12:16鉄塔#38−12:24鉄塔#37−12:31お花畑−12:33ヒヨドリジョウゴ12:35−12:38鉄塔#36−12:40標識−12:47怒塚山山頂12:53−13:07鉄塔#127_−13:12分岐三角点−13:20分岐−13:25金比羅宮跡−13:26分岐−13:30道路−13:39金甲山山頂13:40−13:49みつがしわ新道分岐−14:09誠徳院−14:22登山口−14:47駐車場所

登山
  今日は新年初登山 昨年同様、怒塚山(いかつかやま332m)経由金甲山(きんこうざん403m)を訪ねる

 このところ山に登るタイミングを逸しており12/10以来と久々である 倉敷でも0℃以下になる日もあり 花に出会うのは厳しいかも知れない 郡登山口の駐車スペースに車を置かせて戴き 登山口から登って行く 民家の裏庭を経由し 鉄塔#39を左に見てルートを行く 早速小鳥達のお出迎えだ 街の騒音と一緒になって聞こえる 烏の鳴き声まで聞こえてくる 先月 アザミが咲いていた場所に出る アザミはいない アザミと言えどこう寒くては耐えられないのだろう カエデドコロとヘクソカズラはまだ残っていたが スズメウリは見つける事が出来なかった スズメウリは食べられてしまったのかも知れない インターネットで調べると食べられるようである

 鉄塔#38と#37の中間辺りでトンビの鳴き声が聞こえてきた 立ち止って収録を試みる 絶好のタイミングで収録出来た こんな事も珍しい 足元を見るとウシハコベを見つけた 寒さに縮こまっているかのように花は開いていなかった 小さな花であり歩いていたら見過ごすところだった

 鉄塔#37を過ぎお花畑と呼んでいるところへ出る ヨツバムグラは見つけられなかった お花畑にはこれと言って特筆するものを見つけられない すぐにルートを登り ヒヨドリジョウゴの群生地に向かう ヒヨドリジョウゴは赤い実をつけ あちらにもこちらにも見つける事が出来る Wikipediaによると ”ヒヨドリジョウゴの名は、ヒヨドリがこの実を好んで食べることから名付けられたとされるが、実際にはとくに好んで食べるわけではなく、冬になっても残っていることが多い。”と記載されており 小鳥たちにも良く見える環境でも可愛い姿を留めている ヒヨドリジョウゴに混ざって ヤブコウジ ヘクソカズラを見つけたが こちらは勢いが無い ベニバナボロギク イヌホウズキはもう姿が無い

 鉄塔#36から樹林帯に入り 怒塚山山頂の案内に従いルートを行く ヤブランの実はどうなっているだろうかと注意してルートを行く あれ? ライトブルーの実がついている 黒紫色からこんな色になるのかな? それにしても葉が細い 不思議に思って探してみると同じようなライトブルーの実を幾つか見つかる そうしている内に黒紫色のヤブランの実も見つかる どうやら違うもののようだ 調べてみると ジャノヒゲというらしい ”果実は葉の根元で成熟する。葉の下に隠れており、掻き分けないと見えない。実は10月頃までは美しい緑色であり、12月にはいると深い紺色に色づく。”とも記載されていた 花は7月頃とか 楽しみが増えた ヤブコウジを見つけ 山頂に出る 

 山頂にはどなたもおられなかった 澤本さんの登頂記録をカメラに収め 私もここで記念写真を撮る 先月稔っていたヤマガキはすっかり実を落としていた ヤブランがあちこちで見られる ジャノヒゲも見つける事が出来た アカミノイヌツゲと思っている木マサキにはまだ実がついていたが 外側が破れ橙色の種のようなものが顔を見せていた 近くにひっつき虫のセンダングサが幾何学的模様を見せていた

 金甲山に向けての縦走路を行く ヤブランが顔を出しているのを見ながら 鉄塔#127直前のトベラを確認する 実は開裂して橙色の種子が顔を出していた 透明な粘着性の液で包まれており鳥などに引っ付き運ばれるらしい トベラの近くにはネズミモチが黒い実を稔らせていた

 鉄塔#127から怒塚山を振り返り すぐにルートを行く ブドウ科のエビヅルと思われた実は見つけられなかった ムラサキシキブは2粒だけ 先月同様まだ残っていた

 中池からの金甲山登山ルートと合流しルートを行く 時々ヤブランが顔を見せる 誠徳院への分岐を過ぎ クスの木の樹林帯を行く 小鳥の鳴き声を楽しみ 金毘羅宮跡に出る

 みつがしわ新道への分岐を金甲山に向かう ウラシマソウの実はもう見つからなかった 自動車道に出る手前にオニノゲシが先月咲いていたが オニノゲシも姿が見えなかった

 自動車道を行く クサギ マユミはもう見られない ヒメモチはまだ実がついていたが随分と勢いが無い ヤブニッケイは黒い実を残していたが数が少なくなっている感じ レストハウス手前で咲いていたセイヨウタンポポも見られなかった レストハウスの2階に登りもう一つ階段を登ろうとしたら その先に実を稔らせた木を見つける 調べるとニシキギ科のマサキのようだ マユミなどの仲間との事 そして山頂(レストハウスの屋上)に出る

 屋上には数名の方が休んでおられた レストハウスの所まで自動車で来れるので登山者か自動車で来られたのかわからなかった 軽く挨拶を交わし 瀬戸内海の景観をカメラに収め失礼する

 下山は登ってきたルートを戻り みつがしわ新道へ向かう 先月にはイヌホウヅキ ベニバナボロギク ウシハコベ アザミ オオユウガギクが咲き イヌホウヅキ アザミが多いと記載しているが いづれも見つける事は出来なかった ただ ウラシマソウの特徴のある赤い実は枝が朽ちていたが倒れた状態で鮮やかな色を残していた カエデドコロ ヤブランは確認出来たが それ以外見つけられなかった みつがしわ新道と言えど この寒さは花には厳しいようだ

 渓流を跨ぎルートを行く ウバユリの名残はまだ残っていた 誠徳院に出る ここでも花は見られない 花には出会えないのかと思っていたところに小さな白い花 タネツケバナがひっそりと一輪咲いていた ノイバラ ヒメモチ ソヨゴがいずれも赤い実をつけていた 中の池を過ぎ 畑の中の畦道を行く オオイヌノフグリ ホトケノザ セイヨウタンポポ キビシロバナタンポポ ノボロギク オドリコソウを見つける オオイヌノフグリやホトケノザは花芽をつけているのはまだ少ない 暖かくなるのを待ちかねているようだ



アプローチ
 午前の所用を済ませ 早お昼を食べ出発 天気は晴れ このところ好天が続いている 県道22を南に向かい 倉敷川を右に見て藤戸寺 植松駅 サウスビレッジと走ってゆく 国道30を横断 信号を右折し広域農道を走る 橋を渡ってすぐの信号を左折し、県道45を左折 左手に児島湖が見える 湖面には沢山の水鳥が浮かんでいる マルナカ郡店を過ぎ 郡の信号前の駐車場に置かせて戴く 駐車場にはすでに2台駐車