天神山



標高 778m    難易度 ☆    登り93分 下り38分 その他12分  岡山県
倉敷からの距離   65Km        登頂日 2012/04/14   ガイドブック  F写真 山の音 動画

駐車場10:17−10:47石段−10:56擬木の階段−11:20石仏−11:37八合目−11:43park−11:53三角点11:54−12:02park=12:09鈴振崖12:22=12:27合流−12:28八合目−12:321石仏−12:40擬木終−12:44石段終−12:57駐車場

登山
 今日は天神山(てんじんやま778m)を訪ねる シロバナネコノメソウに出会えるだろうか

 登山支度をする 雲の合間から青空が見え太陽の陽が射し込んでくるようになった 午後から晴れるとの予報だったが早まるのは嬉しい限りだ 駐車場の周辺にオオイヌノフグリ タネツケバナ ウシハコベ セイヨウタンポポと常連が顔を見せる ふと上を見るとヌルデの木が特徴のある実をつけていた 写真に収めてからリュックを背負い出発する

 駐車場入口から登山道に入って行く 登山道は中国自然歩道となっている ルート脇にアブラナ科と思われる白い花がいくつも咲いているのを見つけ喜ぶものの調べても名前はわからなかった カンスゲと思われる花 金甲山で覚えたものだが随分小さい 種類が違うのだろうか セントウソウ ヒメウズなども顔を見せる 鈴振り崖が見通せるところに出る 青空が広がり陽射しは安定してきた ミツバツチグリが咲きだした 黄色い花は結構目立つ フキノトウも顔を見せる

 渓流を2度程跨ぎ 樹林帯のルートを行く 倒木がルートを塞いでいるので跨いで抜ける ミヤマカタバミがぽつぽつと顔を見せる まだ花は開いていない 樹林帯にこうしてミヤマカタバミが顔を出す季節になったのだと季節の移り変わりを感じる 小鳥の鳴き声も聞こえてくる 気温があがり 青空も出てくると 小鳥達も気持ちがいいのか鳴き声が弾んで聞こえる ヤブコウジの赤い実を見つける コチャルメルソウも顔を出す この花は写真撮影が難しい 何枚か撮ったがどれもピントが合っていなかった 白い小さな花が顔を見せるスズシロソウと似ているが葉が少し違う ユリワサビらしい

 渓流に沿ってルートを登って行く 500m地点を示す標識の少し手前で ルート右手にシロバナネコノメソウを見つけた 小さい白い花はマクロの世界 肉眼ではあまりわからない カメラに収めて帰宅してから楽しむ 花を横から撮った写真は手を広げて喜んでいるようでほほえましい シロバナネコノメソウに出会えた事を喜びながらルートを行く ネコノメソウが顔を出す 結構多い 

 石段のルートになる ここでもシロバナネコノメソウに出会う ネコノメソウとちょっと違うかなと思って写真に撮ったらタチネコノメソウのようだ ちょっと見た目にはなかなか判別がつかないがすこしづつ見分けが出来るようになってきた スズシロソウも顔を出す この辺りは苔も生え 湿った環境にあり ネコノメソウ タチネコノメソウ スズシロソウなどがあちらこちらで固まって咲いている

 石段を過ぎると擬木の階段のルートとなり渓流と離れて行く 擬木の階段にかかったところにスズシロソウを見つけたが、その後花の気配が無い 周辺の木々に眼をやりイヌガヤ アブラチャンを見つける ヤブツバキもあちらこちらに認める事が出来る 太陽の陽射しを受け咲いているのを見つける なかなか美しい

 1500m地点を過ぎ 少し登ると石仏のある場所に出る 七合目辺りとの事 相変わらず擬木の階段が続く ミヤマカタバミが陽射しを受け 花を開いて出迎えてくれる 花言葉は喜びとの事 白い清楚な花だ 今度はヤマネコノメソウを見つける ネコノメソウとの違いが解り難い 間違っているかも知れない 今度は落花したヤブツバキが輝いているのを見つける 落ちた場所が落ち葉の中 適当に湿り気もあるようで花が活き活きとしている そこに太陽の陽が射し 輝いているように見える 大きなヤブツバキの木にはまだ花を幾つもつけていた

 今度はエンレイソウだ そうかこの辺りはエンレイソウが群生していたと思い出す スズシロソウが咲き そしてカタクリが顔を見せる 八合目の標識の少し手前である まだ少し早いかなと思っていたがカタクリに出会え嬉しい 早速カメラに収める 八合目の先に群生地がある、そちらはどうだろう エンレイソウ シキミを見て 山頂まで300mの標識を過ぎる この辺りに幾つも顔を見せる筈だが まだだ 残念に思って登って行くと 擬木の階段を終えた所にカタクリが一輪 出迎えてくれた

 頂上まで200mの標識を見て 少し行くと林道終点の広場に出る キブシが特徴のある花を見せてくれる 林道を少し行き 天神山山頂の標識に従いルートに入る 土の道であり心地が良い 木漏れ日の中のルートを抜けて行く 少し登ってから下る ルートは左に曲がるが山頂へは曲がらずに笹原の中の小道を行く 曲がり角のちょっと手前にクロモジが顔を見せる これも特徴のある花だ

 笹原の中のルート 一本道だ 数分で山頂三角点のある場所に出る 山頂と言っても眺望は得られない 山頂周辺にアセビの木が多い アセビの花を見て すぐに鈴振り崖に向かう

 ルートを林道終点まで戻り そこから天満神社を経て鈴振崖に 神社から崖に向かうルート脇にヤブツバキ ミツバツツジ アセビが花を咲かせていた そして鈴振崖に出る 青空が広がり気持ちが良い 風も無く太陽の陽射しが心地良く感じられる 大山までは見えなかったがなかなかの見晴らしである 記念写真を撮り昼食をとる 食事をしているとお二人連れが登って来られ挨拶を交わす ここでマラソンの折り返し点の話を伺う 食事を終え お先にと声をかけ下山する

 下山は登ってきたルートを戻る 天満神社からの下山ルートでタムシバに出会った事を思い出し 周辺を注意して見ると蕾をつけているのを認めることが出来た あとは擬木の階段をトントンとテンポ良く降りる 石段の辺りはちょっと足元に注意 あっと言う間に車のところへ



アプローチ
 曇り空の下 高梁川沿いを走る 休日であり車の流れは順調 川辺橋 総社大橋を抜け豪渓泰橋を行く 橋のたもとの温度は11℃ 橋を渡り三叉路を左折180号を走る 車の流れに乗り、桜の花などを楽しみながら走る 高梁市市街地入口で313へ左折 成羽町へ向かう 成羽美術館を過ぎ 川上町で県道33へ右折 成羽川を右に見て北上する 沿道の桜並木が見事に咲き誇り ぼんぼりなどが飾られ花見の準備がされていた マラソンのイベントなのかゼッケンをつけ走っておられる方が何人もいた トンネルを過ぎた道の駅が折り返し点とあとで伺った 道の駅を過ぎて 登山口駐車場に駐車 すでに1台駐車していた