滝山



標高 1197m    難易度 ☆☆☆ 登り109分 下り52分  岡山県
倉敷からの距離  100Km        登頂日 2012/07/02  ガイドブック  F写真 山の音 動画


駐車位置10:55−11:03一の渡−11:15二の渡−11:29滝神社−11:42分岐−11:47ロープ−11:51五合目−12:19_500m−12:20八合目−12:37尾根分岐−12:44山頂13:01−13:04尾根分岐−13:11八合目−13:12_500m−13:25五合目−13:30分岐−13:37滝神社−13:43二の渡−13:50一の渡−13:53駐車位置

登山
 今日は滝山(たきやま1197m)を訪ねる ササユリは咲いているだろうか?

 登山支度をして出発する 近くを流れる滝川の流れがごうごうと言う音をしているのが聞こえてくる 駐車場にはヤブタビラコが黄色い花を咲かせているのを見つけ滝神社の参道を登って行く 参道と言っても結構ルートが荒れている 石がごろごろしており足元に注意しながら登って行く トチバニンジンが顔を見せる 枝別れして小さな花を幾つも咲かせている これが皆赤い実をつけるのかと思ったら 枝の花は雄花で果実の稔るのは頂生の一つとの事であった トチバニンジンのあの特徴のある赤い実が稔るまで 結構大変なんだと新しい発見 ルート脇にはあちらこちらトチバニンジンが顔を出し ここは結構多い コナスビも花を咲かせているのを見つけたが数は少ない そして一の渡に出る

 一の渡にかかる木の橋を渡る 滑りそうで心配だったが無事抜ける ルートを行くと数分でお稲荷さんの赤い鳥居に出る 石段を登っても右側のルートを行ってもどちらも同じ 右側のルートを行くことにする ヤマアジサイが顔を見せる 清楚な白い装飾花はなかなかいい おや何だろうと思って撮ったのがウマノミツバ 花なのか 落花した状態なのかわからず写真に撮って判別しようと何枚か撮った ピンボケが多かったがなんとか判別出来る写真がありやっと探してウマノミツバと判った ここにもヤブタビラコが咲いていた はっきりした花はカメラも焦点が決めやすいのだろう

 ルートに白い花が落ちている 見上げると沢山咲いている マタタビだ 喜んでカメラに収める キツネノボタンを見つけ ふと見るとちょっと変わった花 ウリノキのような花の形をしているが違う これも調べるのに難航したがどうやらホウライカズラというらしい 思わぬプレゼントに感謝しながらルートを行き 二の渡に出る

 木の橋を渡り 渓流に沿って登って行く イヌトウバナが顔を見せているのを確認しルートを登って行く 石の階段のルートになり 登って行くと石の鳥居があり更に石段を登って行くと雄滝のある滝神社に出る 石段にはミズタビラコが花を咲かせていた タニギキョウと思われる葉もあった 滝を見て滝山への登山道へ向かう

 滝神社の左手から登山道を登って行く 樹齢推定450年と言われる三光スギのすぐ横のジグザグに切られた登山道を登る ヤマアジサイが顔を見せ ここでもウマノミツバが顔を見せてくれた ジグザグにルートを登って行くと 渓流に沿ったルートとなり 渓流を渡る 石の上を選んで渡って行けば良く 靴は濡らさずに済んだ 渡ってからルートが少しわかり難いがわずかの距離である 水が流れているが歩き易いところを選んで行くとしっかりしたルートに出る ルートを少し行くと字が剥げた標柱があり 良く見ると上に←滝山と書いてある 標柱のところでほぼ90度左に折れるようにしてルートを登って行く

 渓流から離れ流れの音が小さくなる ルートは山を右手にして巻いて登って行く ルート脇にツルアリドウシを見つけた 白い花が二つづつ寄り添うようにして咲いている そして分岐に出る 分岐を直進すると奥の院滝に出る 滝には寄らず右に折れ滝山へ向かう

 これまでわりと緩やかな登りであったがここから登りがきつくなる ロープが設置されているところもあるが足元はわりとしっかりしており ロープを使わなくても登って行ける 樹林帯の中のルートでルート脇は笹だがしっかり整備されルートの幅も広い 五合目の標識を過ぎると ジグザグのコースになる ジグザグのコースは2002年頃から整備されしばらくは昔ながらの直登ルートとジグザグコースが判別出来たが今では直登ルートはすっかり笹原の中に吸収され面影も見いだせないだけでなく ジグザグのルートは昔からのルートだったかのようにしっかりとしてきている

 ジグザグにルートを登って行く 花は少ない 時々コナスビが顔を見せる ウグイスや小鳥の鳴き声が聞こえる エゾハルゼミの鳴き声も聞こえてくる 登ってゆくにつれエゾハルゼミの鳴き声が大きく聞こえてくるようになる 時々足を停め エゾハルゼミや小鳥の鳴き声を収録する

 山頂まで0.5Kmの標識 そしてすぐに八合目の標識を見て ルートを登って行く 太陽の陽射しが強くなり 直接陽射しを受けると 暑い!と感じ 木陰になるとその違いに感謝する 殆どが木陰の中のルートである事に感謝しながら登って行く 時折どこからか吹いてくる風にも いい風と 心地よさを味わう事が出来る サワフタギが白い花を咲かせていた 標高が高いと花の時期もずれるようだ ルートは樹林帯から抜けだし 右手に那岐山が見えてくる そして尾根分岐に出る

 尾根分岐から那岐山に繋がる縦走路とその先に那岐山が見える 青空に白い雲が浮かび 梅雨時とは思えぬ景観 カメラに収め 山頂を目指す 尾根ルートでササユリに出会った記憶があるササユリに出会えぬかと期待しながらルートを行く 左手にヤマツツジがひと固まり咲いていた 艶やかな色は結構目立つ コナスビ サワフタギを見つけたもののササユリには出会えないまま山頂展望台が見えてきた 山頂付近にウツギが花を咲かせているのを見て 山頂に出る

 展望台から那岐山を見る事が出来る 滝山山頂付近にはあちらこちらに白い花が咲いているのが見える サワフタギがウツギか遠くなので判別出来ない 記念写真を撮り 昼食をとる 食事を終え下山する 下山は登ってきたルートをそのまま戻る



アプローチ
 6/30に定期演奏会が終わりほっと一息 週間天気予報では降水確率が高く諦めていたが、ふと見ると降水確率が10%〜20%と好転している 天気予報が好転したから山へ行くと家を飛び出す

 倉敷の空は曇り 雲は薄く薄っすらと青いところも見える いつものように429を走る 吉備路から県道271を経由して足守に そして加茂川と走って行く 旭川ダムは随分と水位をあげていた 旭町を抜け 休み乢トンネルを抜ける 久々に泉山のピークが見える 堂々としたピークは手前に見える山並みとは違った格式を感じる 津山市街地手前で53に合流 市街地を抜け 津山インターチェンジを過ぎると 山並みが見えてくる 滝山や那岐山の山頂付近はガスに覆われて見えない 日本原の温度表示は28℃ 太陽の陽が射しこみ青空が広がってきた これは嬉しい 日本原自衛隊前のバス停を過ぎ滝本の信号のある交差点を滝神社の案内に従い左折する ここから登山口まで4Km 那岐池の手前から砂利道に入る 砂利道の入口に滝神社の案内標識があり右手に案内図があるので確認しておくと良い それでもわかりにくい 分岐では注意して滝神社の標識を確認しながら砂利道を行く そして滝神社の駐車場に駐車させて戴く 駐車場には工事用の車が4台駐車していた