上蒜山



標高 1200m 難易度 ☆☆  登り113分(尾根分岐まで) 下り54分  岡山県
倉敷からの距離   124Km        登頂日 2012/09/03   ガイドブック  F写真 動画

駐車場所9:33−9:39登山口−9:53ニ合目−10:06三合目−10:26五合目−10:28展望−10:35六合目−三角点−11:02八合目−11:26分岐(山頂)11:33−11:44八合目−三角点−六合目−五合目−三合目−二合目−登山口−12:27駐車場所

登山
 今日は、上蒜山(かみひるぜん1200m)を訪ねる キキョウに出会えるだろうか

 登山支度をして出発する 石灰と思われる白い粉が撒かれた道を横断し 登山道と書いた標識に沿ってルートを行く ルート脇にイヌガラシ カタバミ ゲンノショウコ イヌタデを見つける そしてフェンスを跨ぎ 牧草の中のルートを行く 今日は放牧している牛は見えない ゲンノショウコがあちらこちらで花を咲かせている ワルナスビ ヨウシュヤマゴボウを見つけ 登山口の標識のところに出る 標識のところにはキンミズヒキ イヌトウバナが固まって咲いていた

 ここから樹林帯に入る ツリフネソウが群生している ガンクビソウ ムラサキニガナも顔を見せる 太陽の陽射しが射し込み樹林の中と言えど明るい 丸太の階段のルートとなり傾斜がぐんときつくなる 太陽の陽射しが翳ったのか 急に暗くなる こんなにも雰囲気が変わるものだと感心しながら急登に耐える カエルが目前に飛び出し じっとしている カメラを取り出しズームで撮り 歩を進めると また飛んでいってしまった 樹林帯の中の登りはルートはつるつるなので腐葉土の部分を行く 靴のエッジをきかせ滑りを抑えながら登って行く 急な登りを終えると樹林を抜け 二合目の標識に出る

 二合目から草原の中のルート 標識の周りにマルバハギ ママコナ シラヤマギクと早速花が顔を見せる ステップが刻まれたルートを登って行く マルバハギ タムラソウ ツリガネニンジン シラヤマギクがあちらこちらに顔を見せる サルトリイバラの実も見つけた ルートを振り返ると蒜山高原や三平山を見る事が出来る 薄っすらと青空も見え天気は大丈夫そうだ そろそろキキョウが顔を出さないかと期待を込め 登って行く 咲いていました 一輪清楚なライトブルーの花 茎にはすでに実が出来ていた 8月に咲き始め 次々と時間差で花を咲かせ楽しませてくれる 近くにワレモコウが顔を見せる ワレモコウはピント合わせが苦手なようで なかなかピントの合った写真が撮れない そして三合目に出る

 三合目の標識のところにマツムシソウが一輪顔を見せる 花の道はまだまだ続く キキョウもぽつぽつと顔を見せてくれる ピーク時と比べて数は少ないようだ 一つの枝に咲き終わったもの 膨らんだつぼみ まだ若い蕾 と 次々と花を咲かせてくれる様子を伺う事が出来る 実をつけているものも見られる ツリガネニンジン タムラソウ マツムシソウ マルバハギ ワレモコウなどが次から次と顔を見せてくれる トウキだろうかセリ科の花 ヨモギ オオバギボウシの実 ササユリの実なども顔を見せる 黄色い花はオミナエシだ 五合目手前で咲いていた

 五合目の標識を過ぎ少し登ると展望のきくスポットに出る 登ってきた草原のルートを俯瞰出来る また その先には三平山を見渡す事が出来る 展望を一望しルートを行く ルートは夏草が繁り ルートを覆っている箇所があるがしっかりしたルートがついている アキノノゲシ ツルニンジン ヤマハッカ ヤマハギ ママコナとこれまでと違った花が顔を出す ツリガネニンジン ワレモコウ シラヤマギクも数は少ないが顔を見せる

 六合目の標識を過ぎ また草原の中のルートとなる ホクチアザミ トウキ タムラソウ ワレモコウ オケラ オミナエシ アキノキリンソウ キキョウ ママコナ ヤマハッカ シラヤマギク マルバタケブキ ヒヨドリバナ アキカラマツと次々に花が顔を出す ここでもキキョウに出会えた オケラやアキカラマツにも出会えたのは嬉しい

 三角点標識があり その近くにはマルバタケブキが幾つも顔を見せる ルート脇の斜面にも草原から頭を出しているマルバタケブキを確認する事が出来る オミナエシが咲き ススキも穂を出してきた 秋の七草を愛でる季節になってきた  wikiに秋の七草の覚え方が書いてあった 沖縄すくふ(オミナエシ キキョウ ナデシコ ハギ ススキ クズ フジバカマ)との事 先日泉山登山でナデシコ クズを見ている フジバカマはヒヨドリバナで良しとすれば 今日 キキョウ ススキを見て 七草に出会えた どの花も良く出会える花ではあるが キキョウは出会えるチャンスが少ない

 ルートを登ってゆく カシワが実を稔らせていた ママコナが結構多い そして八合目に出る 八合目に出ると 山頂ピークそして 右手に中蒜山 中蒜山のピークと重なるようにして下蒜山のピークが見える どのピークもはっきり見える ただ 上蒜山のピークの上に怪しげな雲が見られ 天候がちょっと心配 眼を大山の方に向けると 雲が低く垂れこめているものの烏ヶ山のピークは確認出来るがその先の大山は見えない 時間はまだ11時 怪しげな雲が心配ではあるが12時になったら崩れるという訳ではないだろうから と 山頂を目指す

 しばらくは草原のルート ほぼ平坦 景観を楽しみながらステップも軽い ツルリンドウ マルバハギ ワレモコウ タムラソウなどに出あう そしてブナ樹林帯に入る これまで曇り空で 雲行きが心配されていたが陽が射し込み 樹林が明るくなってきた これは嬉しい 天気は持ちそうだ ツルリンドウ キンミズヒキ ガマズミの実 ウスハアザミ ヤマハッカ等を見て山頂の標識に出る 太陽の陽が射しこんだのはほんの少しの時間で山頂ではもう陽射しは無かった

 山頂から中蒜山のピークを樹間から見る事が出来た 天気が心配なので 三角点ピークには行かず 記念写真を撮り 昼食はとらずにすぐに下山にかかる

 山頂から下り初めて間もなく パラパラパラと雨の音 同時に遠雷がゴロゴロと鳴り出した これはやばい と 下山を急ぐ 樹林帯を抜けると 草原地帯 少しでも頭を低くして 走れるところは走って降りる 七合目付近だったか 男性お一人の方が雨宿りされていた 止みませんねと言われる 午後から崩れるとの予報でしたので と挨拶し 急いで下りて行く 雨足は強くなり ルートには水の流れが出来る ルートを覆っている草は雨を含み服を濡らすが そんな事は言ってられない びしょびしょになり降りて行く 二合目からの樹林帯のつるつるのところでは二度程尻もちをついてた 腐葉土のルートを選び下山 なんとか車のところに



 帰路 蒜山では雨は小降りになった 湯原の足湯でも寄り 濡れた服を着替えようかなと思い車を走らす 中和トンネル 新熊居トンネルと抜けると すごい雨 トンネルの先は雨だった という様変わり これでは 温泉に入って着替えてもずぶ濡れになってしまう それ以上に河川の増水が心配だ そのまま車を走らし帰路を急ぐ 崖崩れがあった場所は気持ちが悪い ラジオを聞いていると大雨洪水警報発令とか 旭町辺りから雨があがりほっとする

アプローチ
 今日の降水確率は午前20% 午後60%と午後は崩れる予報 Yahoo天気で雨雲の様子を確認 午前中ならなんとか持ちそうだと判断し出発する 倉敷は晴れ 晴れと言ってもあちらこちらに白い雲が見える いつものように429を行く サンロード吉備路の脇を抜け 県道271を経由し足守の手前で再度429に乗る 足守 加茂川 旭町と抜けて行く 旭町で県道30へ左折 旭川に沿って走り 落合に出る 落合入口の温度表示は25℃ 薄っすらとガスがかかり山並みは見えない 落合で313に乗り 久世 勝山と走る 久世を過ぎ 勝山に向かう旭川沿いで青空が顔を出す 勝山の市街地を抜け 313を北上する 勝山25℃ 湯原28℃ 新熊居トンネルを抜ける トンネル出口を注目するが中蒜山のピークは確認出来ない 中和トンネルを抜け 482と合流 道の駅に寄りトマトを購入 蒜山市街地入口で313と別れ482へ直進 蒜山25℃の温度を確認し 下蒜山登山口を示す案内を右折 蒜山サイクリングロードと平行している自動車道に乗り 上蒜山に向かう 蒜山三座が見える ピーク付近はいずれもガスがかかっていた 百合ヶ原で右折し牧場の空地に車を停めさせて戴く 今日は一台もいない 牧場入口の道路は石灰と思われる白い粉が撒かれていた