天神山



標高 778m    難易度 ☆    登り90分 下り56分 その他11分  岡山県
倉敷からの距離   65Km        登頂日 2012/09/15   ガイドブック  F写真 山の音 動画

駐車場9:54−10:21石段−10:28擬木の階段−10:53石仏−11:07八合目−11:12park−11:24三角点−11:34park=11:40鈴振崖11:46=11:51合流−11:53八合目−11:59石仏−12:11擬木終−12:17石段終−12:35駐車場

登山
 今日は天神山(てんじんやま778m)を訪ねる

 駐車場の周辺に咲いている花が眼にとまる セイヨウタンポポ イヌタデ キツネノマゴ ゲンノショウコ アキノノゲシなどを見つけ それから登山支度をして出発する 駐車場を少し戻り 登山道に入って行く 登山口にはヤブランが花を咲かせていた マクロで撮った写真を見ると小さな花を咲かせているのがわかる 残念ながらどの写真もピントが甘かった

 ルートを行く うわ! 蜘蛛の巣だ この時期は登山者が少ないのかも知れぬ 小枝を手折って蜘蛛の巣を払いながらルートを行く ミズヒキ キンミズヒキ ヤブランが顔を見せる ちょっとした小道を抜けると日の当る草のルートとなる 夏草が随分と繁っているもののルートは読める ここでもキツネノマゴを見つける カタバミ ハナタデも見つける コメナモミが繁っている 1m以上はありそうだ コメナモミを掻き分けるようにして抜け 樹林帯に入る

 渓流を2ヶ所跨ぐようにして越え 樹林のルートに入ると 樹林特有のひんやりした感じを味わう ルート脇にミヤマタニソバ イヌトウバナ マツカゼソウなどが咲いているのを見つけながら登って行く 渓流には倒木した木が目立ち 随分荒れている 頂上まで1700mと書いた標識のある地点ではルートも荒れ 倒木や小岩などが目立つ

 ちょっと変わった花や葉を見つける 調べてみるとナガバハエドクソウとウワバミソウのようだが自信が無い ダイコンソウやハグロソウを見つける ルートの荒れは更に酷くなる 石段のあるルートではかなりえぐられた跡が見られたり 左側の斜面から土石流もどきものが生じ崩れている様子を伺える 石段のルートは残っているので足元に注意しながらも登って行ける ルートには水が流れ込んでいる 石の階段なのでツルっと足を滑らさないよう注意しながら登って行く 石段のルートがそろそろ終わりという地点でふと渓流の先の斜面を見ると 社団法 認可記念植林 と書いた標識を見つける 今まで気づかなかった

 石段のルートが終わると擬木の階段となる 擬木の階段がこれから延々と続く 花は少ないがミズヒキ ダイコンソウが顔を見せる 擬木のルートも結構荒れている 左手斜面からの土石流 倒木 ルートのえぐれとかなりのもの 倒木は大きな樹木がルートに倒れており枝の間をなんとか抜けられたから幸いだが 倒れ方によってはルートを抜けるのにかなり支障をきたすものと思われる 今度はルートに土石流 擬木の階段は埋もれている ずっとこの状態だと登るのは容易ではないなとその先を心配したが 土石流でルートが覆われている部分は数メートルでその先に擬木の階段を確認出来 ほっとする

 ここを過ぎると石仏のある場所 七合目付近に出る 土石流は七合目の少し先から生じていた 前回ここを訪ねたのが今年の4月で こんなに荒れた状態ではなかった 高梁地方に集中豪雨があったというニュースを聞いた覚えがある ネットで調べると下記の情報があった

活発な梅雨前線の影響で、県内は6日夜から7日未明にかけて雷を伴う豪雨に見舞われた。高梁市陣山では同日午前0時33分までの1時間雨量が観測史上最多の64・5ミリを記録。住宅地では用水路などがあふれ、岡山、総社、新見など16市町で床上浸水9棟、床下浸水は210棟にも上った。

陣山の位置を調べると天神山から数Kmの距離 きっとこの時の集中豪雨による被害と思われる 天神山に最初登ったのは1995年 その後 今回のような被災は初めてだ

 擬木の階段を登って行く モミジガサが花を咲かせ オオバショウマが花芽をつけているのを見つけ 八合目の標識 そして 擬木の階段が終わる 

ルートを山頂に向かう 林道終点の広場があり 林道を少し歩いた地点から山頂に向けてのルートがある メドハギ マルバハギ ガンクビソウを見て取り付きルートから樹林帯のルートに入る 一度下って 登り返す 登り返す辺りから笹原のルートとなるが しっかり読みとれるルートがついており 難なく山頂三角点に出る

 三角点での眺望は得られないので その足ですぐ鈴振り崖に向かう 林道終点の広場まで戻り そこから天満神社を経由して鈴振り崖に行く 林道終点あたりでパラパラと来たのですぐ下りるか迷ったが陽も射しこみ パラパラはほんのちょっとだったので鈴振り崖まで行く事にする そして鈴振り崖に出る

 崖からは展望が得られる 蒜山三座は見えたが大山は判別出来なかった 西南の方面に少し怪しげな雲が見られる事もあり 昼食は下山してからとすぐに下山にかかる

 下山は登ってきたルートを戻る 足場の良いところはとんとんと降りる事が出来たが 岩がごごろしているところは足場に留意し慎重に降りる 石段は濡れているのでここも慎重に いつもより時間をかけ車のところへ 今日はどなたにもお会いしなかった



アプローチ
 このところ天気が不安定である 県北を考えたが雲行きが怪しい 天神山方面ならなんとか持ちそうだと判断する 青空が見えるものの雲も結構見られる 土曜という事もあって車の流れは順調 酒津から川辺橋 総社大橋と過ぎ豪渓泰橋まで15分で抜ける 豪渓泰橋の温度は25℃ 180号へ左折し 車の流れに乗って走る 高梁市市街地入口で313へ左折 成羽町へ向かう 成羽美術館を過ぎ 川上町で県道33へ右折 成羽川を右に見て北上する トンネルを二つ抜け 道の駅を過ぎて 登山口駐車場に駐車 1台も駐車していない