雨乞山



標高 889m    難易度 ☆    登り107分(Aコース) 下り49分(Eコース) その他29分  岡山県
倉敷からの距離   99Km        登頂日 2013/04/19   ガイドブック  F写真 動画

駐車場所10:19−10:26神社−10:46鉄塔−10:52岩−11:07大きな岩−11:31標柱_本郷22−12:13山頂12:29−12:42展望台−12:53反射板−13:08尾根終点−13:18登山口−13:31国道−13:40駐車場所

登山 
 今日は雨乞山(あまごいせん 標高889m)を訪ねる  

 登山支度をして出発する 道路の反対側に白い花が咲いている 道路を横断して確認する ナガバモミジイチゴだ 斜面一面に咲いているのを見上げる形 ナガバモミジイチゴは下向きに花を咲かせるので写真が撮り難い花だが下から仰ぎ見る形となり絶好のアングルだ 喜んでカメラに収める 花を見て道路を渡り返す 今度はアケビだ 昨年見つけたのを覚えており確認する 金甲山に比べると蕾が多いように思うが花もつけていた

 花を見ながら国道を歩き神社に出る すぐ脇にヤエザクラが見事に花を咲かせており 足元にはヒメオドリコソウが群生しているのを見て 神社への取り付け道路を行き 湯本神社の境内に入って行く ルートは神社境内の左手奥 そこから踏み跡らしきものを行く この最初の部分がわかりにくい ヤマブキの花 アオキの赤い実を見て少し行くとハシリドコロに出会う 前年も出会った事を思い出し安心する 花が次々と顔を見せるのでそれを追ってルートを行く アオキの花も見つけた しかし、ルートの雰囲気は前年と様子は違う ルートを誤ったようだと戻り山を右手にみて巻いて行くルートを探す 最初にハシロドコロを見つけた辺りではないかと思うがルートを見つける事が出来 ルートを追って行く

 そこをクリアーすれば後は一本道 ナガバモミジイチゴやミツバツツジを見ながらジグザグにルートを登って行くと鉄塔に出る 鉄塔を潜るようにして登って行く 足元にアセビの花が散っているので周辺を見回すとアセビの花を見つける事が出来た そして大きな岩の所に出る

 岩の辺りからイワウチワが顔を見せてくれる ピークは過ぎたようだがそれでもしっかりした花が咲いている 斜面を見降ろすと山肌をイワウチワの葉が覆うっており 花も認める事が出来る

 ルートを登って行くと本郷49と書いた標柱があり分岐がある 真っすぐに登って行った記憶があるので真っすぐに登って行く 10分も要せずに先程よりずっと大きい岩の所に出る ここにもイワウチワが数輪花を咲かせていた この大岩の全貌をパノラマで編集してみようと10枚程写真に撮ったが接合部分が抜けていたのか合成出来なかった 垂直方向のパノラマ合成は結構難しい

 岩を巻くようにして登る 登ると岩の上に出、県北の山並みが見え 大山も薄っすらと確認出来る 昨年はタムシバを見つけたように思うが今年は見つける事が出来ない もう終わってしまったのだろう

 ルートを登って行く 傾斜がきつく笹や木の枝などの応援を得ながら登って行く クロモジが顔を見せるが葉が出た状態で花はまだ ミツバツツジもここでは蕾だ ヤマザクラを認める事が出来る ズームで撮る 急登を登って行くと 本郷22と書いた標柱のところに出て 傾斜も一息入れる事が出来る ここからは樹間に山頂ピークを認める事が出来る

 アセビ ツルシキミを見つけ樹林帯の中のルートを行く 切り株が随所にある また急な登りが始まる 樹林帯と灌木帯の境界辺りにルートが認められ ルートを追って行く しばらくするとクロモジの群生地に出る この辺りでは花を咲かせていた 群生地を過ぎるとまた一段と傾斜がきつくなる ルートは読みにくくなる 樹林帯の方に進むと倒木が随所に見られ 急斜面の中で抜けて行くのは容易ではない 灌木帯の方はナガバモミジイチゴが随所に枝を伸ばし その棘がきつい 手で掴まないよう足を踏ん張りルートを行く 樹林帯の中を好きなルートを選んで登って行けた時が懐かしい そうこうする内に稜線が近づき しっかりしたルートを追えるようになり 山頂標識のある所に飛び出す

 最後の登りは結構難航した 記録をとっているので比較してみよう うーん 随分違う

大きな岩から標柱本郷22まで 本郷22から山頂まで
2011/4/25 17分 27分
2012/4/24 22分 31分
2013/4/19 24分 43分

 山頂はどなたもおられない 早速記念写真を撮る 陽が出たり翳ったり 風もあり翳ると冷たく感じる ウインドウブレーカをはおり暖をとる ヤマヤナギが幾つも顔を見せ クロモジも咲いていた 足元にミツバツチグリが顔を出していたが花は閉じていた 山頂からは東側の景観が得られる 霰ヶ山を伺う事が出来る 霰ヶ山を登った事を思い出し当時の記載を読む 97/12/13に登っている うーん もう登れそうもない

 食事を終え下山する 下山はEコースへ降りる 足元はしっかりしておりテンポ良く降りて行く ツルシキミ ナガバモミジイチゴなどを見て展望台に出る 途中で子ども達の元気な声が聞こえてきた こんな所まで聞こえてくるのかな? と不思議な気持ちを感じる 展望台に出ても特別聞こえてくる訳でもない 狐につままれた感じ

 展望台から反射板が見える 反射板に向け降りて行く ヤマザクラが咲いており すぐ近くで写真を撮る事が出来た そこから山頂方面を見ると 斜面に幾つもヤマザクラが花を咲かせていた おっと 変わった花 調べるとニワトコ 良く見ると小さい花が一杯咲いていた

 反射板のところから櫃ヶ山が良く見える 枯れすすきが繁っているが旭川の流れも見る事が出来る 反射板からルートを降りて行く 鉦の鳴る音が聞こえてきて 子ども達の声も聞えてくる しんがりの先生から小学4,5,6年の生徒で 山頂を往復された旨伺う さっきの声は彼らの声だ 斜面で滑ったりしたのかも知れない 先生が笛を吹き ルートを空けるよう指示され 抜けさせて戴く こんにちは こんにちはと皆元気な声で呼びかけてくれる 本当に嬉しそうだ 山に近い学校だとこうした楽しみがある

 何十人だったか数えていないのでわからない 降りて行くと身体の小さい子なので 上級生が後になって 先生も何人も引率されておられたようだ 楽しい思い出をありがとう

 特に花に出会う事なく 尾根道を降りる 降りた地点に山頂はこちらです と書いた標識が設置されている フキノトウが生育しフキの花芽がルート脇に幾つも顔を見せる キクバヤマボクチが綿毛をつけていた セイヨウタンポポ ヤマブキが顔を見せ 期待していたヤマルリソウが顔を見せてくれる 更に降りて行くと ミツマタの群生地 ミツマタも独特の風情がある そして登山口の林道に出る

 林道沿いにも幾つも花が顔を見せてくれる ヤマルリソウ ツルカノコソウ ヤマネコノメソウ スズシロソウ スギナ ミヤマキケマンなどを見て 国道313に出る 国道沿いでも ムラサキケマン ツルカノコソウ カキドオシ ウシハコベ オオイヌノフグリ ハルサキヤマガラシと思われる花と出会い車のところに



アプローチ
 陽が射しているとは言え雲が多い いつものように429を行く 吉備路を走り県道271を経由して足守の手前で再度429に合流する 足守市街を抜け 吉備中央町 加茂川と走って行く 沿道の木々は萌黄色 旭川ダム湖岸にはヤマブキが黄色い花を咲かせている 三休公園の桜は終わりミツバツツジの色が山肌を覆っているのが伺える 県道30へ進み旭川に沿って走り落合へ 落合入口温度は11℃ 落合で313に乗り 久世 勝山 湯原と走ってゆく 勝山10℃ 湯原8℃と気温は下がって行く 湯原温泉に向かう信号機を過ぎ 少し走った右手に雨乞山Eコース登山口に向かう林道がある その位置を確認し林道には行かず国道をそのまま数100m走り国道脇の空地に車を停めさせて戴く