駐車場9:15−9:54石段−10:05擬木の階段−10:30石仏−10:46八合目−10:52park−11:05三角点11:07−11:17park=11:23鈴振崖11:34=11:39合流−11:41八合目−11:46石仏−11:59擬木終−12:06石段終−12:21駐車場
今日は天神山(てんじんやま778m)を訪ねる登山支度をする 照りつける陽射しが強い 早々に支度を終え出発する 早く日陰に入りたい この暑さなのか駐車場の周りに花は少ない ツユクサ キンミズヒキが陽射しを受けながらも元気だ キリの実が大きくなってきている 遊歩道入口からルートに入ってゆく 木陰に入ると大分違う クマゼミのシャーシャー言う鳴き声 秋の虫の音 小鳥の鳴き声が聞こえて来るが 自動車の音 草刈機と思われる音 おまけに飛行機の音なども聞こえて来る 山の音は自然がかもし出す音がいい
キツネノマゴ ヤブラン アキノタムラソウ ダイコンソウなどが顔を見せる 木陰のルートには時々蜘蛛の巣があるのでちょっとやらしい 木陰のルートを抜けると 草原の中のルート 右手は山で左手は草原 ヤマノイモ カエデドコロが蔓を伸ばし 右手から垂れている 丁度花の時期で沢山の花を咲かせていた 毛無山でもノブキにあちらこちらで出会ったがここも多い 肉眼では花の状態が判りにくい マクロで撮る 花から実へと変化している写真が撮れ面白い
草原のルートでもう少し花に出会えるかと思ったが イヌトウバナ キンミズヒキ カタバミ程度であった 渓流を跨ぎ樹林帯のルートに入ってゆく ルートは右手に渓流があり ヒノキの樹林帯の中を行くのだが 歩いてゆくと 昨年7月の豪雨災害で荒れた姿がそのまま残っている この状態を見るのは3度目になる 現場に来てそうだったと思いを新たにする
ミンミンゼミ ツクツクボウシが鳴いている 花はノブキが多く ハエドクソウ ヤマジノホトトギス ミヤマタニソバ マツカゼソヴ ダイコンソウ ハグロソウ ヌスビトハギ ミズヒキ ウワバミソウなどが顔を見せる 名前がわからなかったものもあった マツカゼソウは咲き出したところ これからのようだ
倒木がそのまま残っており 潜って抜ける リュックを背負っていると枝に引っかかり抜けられないので リュックと身体と別々で抜ける ここを過ぎると石段のルートになる 石段の部分も結構荒れているが登ってゆくルートはわかるので足元に留意しながら登って行く 渓流の流れる音を収録してみた 音も心地良いが 流れに触れるとまた特別だ 襟首を濡らすだけで心地よい
擬木の階段のルートになる これから階段が続く 有限の数の階段だから一段登れば残りは少なくなり いつかゼロになる ルートは出来ている 一歩一歩登って行く 豪雨の影響で土石流によりルートに石が流れ込んでいるところもあるが わずかな距離で少し先を見れば擬木の階段を確認出来る 擬木の階段の始まり付近に五合目付近と書いた標識がある 石仏のところで七合目と記載があり 八合目の標識を見て少し登ると擬木の階段は終わる
このルートは花は少ない 石仏のところまでにマムシグサ ヤブツバキの実を見つけた程度 八合目付近でヤブラン モミジガサ ヤブマオに出会う 擬木の階段を終えると 林道終点の広場に出る 広場にはガンクビソウ ノブキ 白とピンクのゲンノショウコ カタバミ キンミズヒキ ダイコンソウが花を咲かせていた
林道を少し行き 山頂に向かうルートへ行く 新見ハイキングクラブが山頂を示す標識を設置していた マルバハギ メドハギが咲き始めたのを見て 樹林帯のルートに入って行く そうそう この時期は虫が多い事を書いておこう エゾゼミの鳴き声が聞こえるのでカメラで動画として収録しようとすると レンズに虫がついてくる 羽音も収録されていた 登っている途中 ずっと虫につきまとわられた 花の写真を撮ろうとしている時でもレンズに虫が入ってくる 息を吹きかけ追っ払い いない隙にシャッターを押すという具合 いつもこんなだったか記憶に無い
おまけにアブにもやられた 長袖のシャツを着ているが肘の辺りでチクッとするので何だろうと反対の手で触ると アブの感触 その後注意してアブが止まっていないか手で払うと何回か触れる 決まって肘の辺りをチクッとやられる 帰宅して入浴した時 痒みがあり幾分腫れているのがわかった 2日間ほど痒かったが自然治癒した 虫除けスプレーが必要なようだ
山頂に向かってのルートを行く 小径に入る入口にも洒落た標識が設置されていた これなら山頂を目指す人には心強い 笹原の小径のルートを行き山頂に出る 山頂には一等三角点があるが眺望は全く得られない 山頂にアセビの木が何本かある 花芽をつけていた 何だろうと思って調べてみると岡山理科大羽田研のホームページに下記紹介されていた
花は早春に開花し、秋に果実を稔らせる。夏には花序を準備し始め、冬にはすぐに花を咲かせることができるほどの状態で花序を形成している。実に長い年月をかけて花を準備する植物である。
山頂からすぐ鈴振崖に向かう 登ってきたルートを林道終点の広場まで戻り そこから天満神社を経由して鈴振崖に行く 案内標識があるので標識に従って行けば良い 天満神社境内にはキンミズヒキが幾つも花を咲かせていた 鈴振崖に向かう途中でヨウシュヤマゴボウを見つける 花は終わり実をつけていた そして鈴振崖に出る
鈴振崖からは眺望が得られる 大山も天気の良い時は確認出来るが今日は確認出来なかった 山頂周辺でナツハゼ アズキナシの実を見つけた 記念写真を撮り下山する
下山は登ってきたルートを降りる 幾分雲が増えてきたようだがまだ太陽が顔を出している
台風の影響で午後になると中国地方はどの場所で集中豪雨があってもおかくしくないと言う説明があり、午前中で降りれる場所 と考え 予定を変更して天神山を訪ねる事に 青空が広がり予報が信じられないような天気 高梁川沿いを走る 通勤ラッシュの時刻を過ぎたのか 車の流れは順調 川辺橋 総社大橋を抜ける 豪渓泰橋の温度は26℃ 橋を渡り180号へ左折する 高梁市市街地入口で313へ左折成羽町へ向かう 成羽美術館を過ぎ 川上町で県道33へ右折 成羽川を右に見ながら北上する トンネルを二つ抜け 登山口駐車場に駐車 1台も駐車していない