下蒜山



 標高 1105m 難易度 ☆☆     登り101分 下り56分  岡山県
倉敷からの距離   116 Km        登頂日 2013/09/27  ガイドブック  F写真 山の音 動画

犬挟峠10:45−10:58尾根−11:13三合目−11:28五合目−11:38雲居平−11:50七合目−12:13九合目−12:26下蒜山山頂12:42−12:50九合目−13:04七合目−13:09雲居平−13:14五合目−13:22三合目−13:30尾根−13:38犬挟峠

登山
 今日は下蒜山(しもひるぜん1105m)を訪ねる

 登山支度をして出発する 駐車場の周りにはキンミズヒキ イヌトウバナ ツユクサ ゲンノショウコが顔を見せる 駐車場から湿原に入ったところにはアキノウナギツカミが沢山花を咲かせていた ルート左手にはススキが穂をなびかせていたが湿原には花は見られなかった

 樹林帯に入る 足元にどんぐりが落ちている上を見るとコナラが実をつけていた 写真を撮りやすいよう枝を手で下げ片手で撮る 樹林帯を行く 木漏れ日が射しこむ もうセミの鳴き声は聞こえない 風が吹くとさわさわと枝が触れる音が聞こえる 花や実を見つけようときょろきょろするがあまり見つからない ツリフネソウが一輪咲いていた

 早くも下山される方とすれ違う お早いですね お気をつけてと挨拶を交わす 倒木があり潜って進む 7月の時から比べ枝が払われたりして潜り抜けしやすくなっていた 擬木の階段を登る ガンクビソウを見て 山頂まで1時間40分(登山口から500m)の標識のところに出る

 標識の近くにツリフネソウ ビッチュウアザミ ヤマハッカを見つけて擬木の階段を登って行く ロープが設置されているが足元がしっかりしており使わずに登れる 階段の登りを過ぎると傾斜がゆるくなり一息いれる事が出来る そしてまた階段がある 樹林帯の中のルート コバノガマズミの赤い実を見つける シラヤマギク ゴマナが白い花を咲かせていた そして三合目の標識に出る

 三合目の標識の近くにハバヤマボクチ シラヤマギク ガンクビソウが顔を見せる 鎖が設置しているところの少し手前でフウリンウメモドキを見つけた 赤い実がひとつしかないが ぶらさがっている様子は可愛らしい ルートを登って行く シラヤマギクがぽつぽつと顔を見せてくれる コバノガマズミの赤い実 アオキが葉の裏にまだ青い実をつけていた タニウツギが特徴のある実を見せてくれる 樹林帯のルートを抜け笹原のルートとなる

 五合目の標識を見てルートを行く 話し声が聞こえてきて女性4名のグループとすれ違う すれ違ってすぐにマツムシソウを見つける 笹原のルートはルート脇の笹が刈り払われており この様子だと花には出会えないかなと思っていたところで出会え 刈られなくて良かったねとねぎらう 刈られたような所も見られるので後から芽を出したのかも知れない ヨシノアザミ ヤマハッカが笹原の中に咲いているのを見つける マツムシソウもところどころで顔を出す ご夫婦連れとすれ違い挨拶を交わす そして雲居平に出る

 雲居平から見る山容は何度見ても良い ♪抱いてもみたい肌ざわり♪ という感じがぴったりする 景観をカメラに収めルートを行く ルートは少し降りて登り返す 右手方向に日本海を見る事が出来る マツムシソウ ワレモコウ ホクチアザミ ウメバチソウ アキノキリンソウが咲いている この辺りは笹の刈り払いはされておらず マツムシソウは幾つも元気な顔を見せていた ウメバチソウは一歩入ったところに咲いていた 蕾も幾つも見つける事が出来た いつもの場所でいつものように出会う事が出来うれしい

 ルートは左に折れる この辺りはじめじめした場所でいつも何か繁っているが今日はすっきり刈り払われている 見通しが良くききいつもと全く違う感じ イヌタデ ツリガネニンジンを見つけ七合目に出る

 七合目付近右手に潅木がある 黒い実をつけたものなど見つけるが名前がわからない サワフタギ リョウブも見つける事が出来た そしてジグザグに笹原を登って行く

 特に花を見つけられず八合目に出る 八合目の標識は台風の豪雨で流され今は無い 振り返って登ってきた笹原を見る また ススキの穂が輝く斜面を見上げる なかなかいい景観だ ここからがこの山一番の急場 鎖やロープなどが設置されているが使わなくても登って行ける 足元を確保しながらルートを選ぶ オオバギボウシの実がが顔を見せる 花が咲いていた時を思い出す ヤマラッキョウが花芽を膨らませていた ゴマナ ヤマハッカの花を見つけ サワフタギ ナナカマド ウツギの実を見つけ九合目に出る

 九合目に出ると山頂ピークが見えてくる もう一息だ 少しくだって登り返す ここでも男性の方とすれ違う イヌタデが顔を見せる ブナの実かと思って撮ったが葉が違うようだ リンドウが花芽を膨らませていた アキノキリンソウが時々顔を見せねぎらってくれる ウツギ 黒い実 ウリハダカエデの実を見つけ山頂に出る

 山頂にはどなたもいない 中蒜山上蒜山は良く見える 大山 烏ヶ山は雲に覆われ見えない 矢筈ヶ山 甲ヶ山の山並みは確認出来る 左に眼を移すと 三平山から毛無山方面 更に左を見ると 雨乞山 櫃ヶ山 泉山 那岐山などを追う事が出来る 今日は良く見える 昼食をとり 記念写真を撮って下山する

 下山は登ってきたルートを戻る 駐車場には1台まだ残っていた 縦走されているのだろうか



アプローチ
  青空の下、倉敷を出発 日本全国高気圧に覆われ安定した天気との事 新聞の天気予報も那覇に雲マークが一部出ていたがその他はすべてお日様マーク 朝方冷え込みその分空の透明度があがっている いつものように吉備路を走り県道271を経由して足守の手前で再度429に合流 足守 加茂川と走って行く 沿道の稲は黄金色に ヒガンバナの赤い色もあちらこちらに見られる 旭川ダムは心持水位を下げていたが川面は空の青さを写し美しい 旭町で県道30へ左折 旭川沿いを走って落合へ 落合入口温度23℃ 落合で313に乗り 久世 勝山 湯原と走って行く 勝山22℃ 湯原21℃と北上するにつれすこしづつ下がってくる 湯原から幾つかトンネルを抜け中和村に入り、482と合流する 蒜山市街地入口で313と別れ 482を直進 温度20℃を確認 その先の下蒜山登山口の案内に従い右折し、登山口の駐車場に 今日は駐車場は一杯 一番奥に置く 往路29.5km/l 全工程35.5km/l