櫃ヶ山



標高 954m    難易度 ☆    登り113分(直登) 下り75分(周遊ルート)   岡山県
倉敷からの距離   91Km        登頂日 2013/10/14 ガイドブック  F写真 山の音 動画

駐車場所10:00−10:04登山口1−10:14水槽−10:18標識2−10:24林道−10:29標識3−10:56五合目−11:10六合目−11:28七合目−11:32分岐−11:40八合目−11:46九合目−11:53山頂12:19−12:29標識1−12:45標識2−13:04林道標識3−13:18分岐−13:31登山口1−13:34駐車場所

登山 
 今日は櫃ヶ山(ひつがせん954m)を訪ねる 

 登山支度をしている間に1台私の隣に駐車 お先にと声をかけ出発する 倉敷ナンバーの方だった 登山口周辺に駐車されている車は姫路 神戸と県外ナンバー 県外からも人気の山のようだ 大きな案内標識のところから自動車道を登って行く ノコンギク イヌタデが顔を見せる ヒカゲミツバが日当たりに花を咲かせまぶしそう

 櫃ヶ山登山道1の標識を見て 登山道へ入ってゆく アオキが緑色の実をつけていた またノブキがまだ花を咲かせていたが 賑わしていた花の姿は消えている ルートを行くと畑の畦道に出る チャノキが花を咲かせていた 上方を見上げると山頂ピークが少し頭を出しているのを見る事が出来る 畦道に沿ってルートを登って行く キヅタ ノブドウ ミズヒキ ノコンギク チャノキ ヒカゲミツバ アキチョウジ ミゾソバなどを見つけながら登って行く

 樹林帯に入る 陽が射し込む場所に花は? と探すがこの時期ぐんと少なくなる シロヨメナが咲き カキが実をつけていたのを見つけた程度 登山道2の標識を見てルートを行く 林道工事で新しく出来たルートはいつぞやの大雨でおおきくえぐられたまま なんとかルート脇を選び抜けて行く そして林道に出る

 林道には3台の車 いずれも岡山ナンバー 駐車可能なスペースがありそこに置いている 道路を横断するようにしてルートを行く ベニバナボロギクがいつもの場所に花を咲かせ ルート入口にはアキチョウジが固まって咲いていた ルートにはアオキが沢山見られる 良く見ると緑色の実をつけている そして登山道標識3に出る

 この辺りに来るとコガクウツギが思い出される 良く見ると実をつけている ルートを行く 陽射しが得られ花や実が沢山見られる場所に出る 何に出会えるか探しながらルートを行く イタドリ ヒカゲミツバ アキチョウジ ヘクソカズラ* マムシグサ* キヅタ* ヤマノイモ* ヤブマメ*(*は実)などを見つける ヤブマメはこんな色をした実をつけるのかと新しい発見

 ルートを行く 水が出る場所があり足元にも水が出ている 水がある場所には樹林の中でも花が見られるのだが この時期はシーズンを終えたヒカゲミツバが実をつけていた ジグザグに登って行く イヌトウバナも花を終え実をつけている ヒノキの樹林を過ぎ アキノキリンソウ サルトリイバラ*を見つけ五合目に出る

 五合目はワラビが繁っていたが整備され 繁っていた面影は無い ルート脇に刈り残しがあり こんなに繁っていたと思い出せれる ルートを行く ヤマハギ* ヨウシュヤマゴボウ* ノイバラ*が顔を見せる ノイバラは赤い実を沢山つけている 最初何の実だろうと近づき触れるとトゲが そうかノイバラだと花の時を思い出す

 六合目に向けての急な斜面を登って行く カタバミ シロヨメナ イワニガナ イタドリ ヤマハッカ イヌトウバナが花を咲かせていた そして六合目に出る 六合目に出ると山頂を伺う事が出来る 急な斜面を振り返ると谷に落ち込むようで登ってきたルートは見えない

 六合目広場に花を期待していたが整備され花は見られない マユミの木がある 実を探すと色付いた実を見つける事が出来たが数は少ない 注意して探さないと見つける事は難しい ルート脇にススキが並ぶ その先に山頂を伺う事が出来る お! 赤い実だ ミヤマガマズミ*だ陽射しを受けいい色合いだ 近くにヘクソカズラ* ノブドウ* ノイバラ*が顔を見せる 今度はアキグミ* 実が一つ残っていた 糖分なのか表面に白い粉がふいていた アキグミの実は見たいと思っていたので嬉しい 今度はニワトコ*だ

 岩がごろごろしている所を抜ける ノイバラ*が固まって赤い実を沢山つけている 周囲を見て探すとエゴノキ* ヤマフジ* ノブキ* ノブドウ*を見つける事が出来た ヤマフジの大きな実がぶら下がっているのは不気味な感じをする 七合目の標識近くにシロヨメナ ダイコンソウが花を咲かせていた

 次々と実や花が顔を出し 宝探しをしているような感じできょろきょろ探す カエデドコロ* イヌトウバナ アセビの花芽 アキノキリンソウ ミヤマガマズミ*を見つけながらルートを行く 天狗の森の分岐に出る 今日は直登ルートを選ぶ ルートを行くとマツムシソウ アキノキリンソウ センブリ シラヤマギクに出会う 天狗の森経由では出会えなかっただろうなと思う 狙いはその先の樹林帯 そう大きくない木々の中を抜けるルートなので何かに出会えるかも知れない と思って選んだが、何も見つけられず八合目に出る 残念だが仕方がない

 八合目で天狗の森からのルートと合流して登って行く ウツギ* タニウツギ*が顔を見せる 樹林を潜るようにして抜け笹原のルートに出る 花は終わっているがクロバナヒキオコシ*だ 小さな実をつけ次世代への準備を行っている 九合目の標識を見て登って行く ベニバナボロギクが刈られた茎から芽を出し花を咲かせていた 流石強い花だ 丸太の階段を登って行き 山頂に出る

 山頂には4名のグループが昼食休憩をされていた 福山から来られ11月に予定している登山グループの下見とのこと 星山から縦走されたとか 縦走路は整備され歩きやすかったと伺った 7月の時点では大分夏草が繁っていたが 整備されたようだ 星山からは林道も整備されているので検討されたら良いとコメントさせて頂く そうこうしていると私の隣に駐車された男性が登って来られる 倉敷はどちらですかと挨拶を交わす 話の中で河川敷にあった駐車場が大雨で流され恒例のスカイウオークが中止になった 今年も中止ですかねとの情報 スカイウオークは10月第三日曜に計画されている ルート整備はその為かとも思っていたが そんな事もあったのだ 調べてみると2011年台風の影響で河川敷の駐車場が使えず中止となった由

 山頂からの展望は360度楽しめる しかし大山はぼんやりしてはっきりしない 泉山はどれだろう等と話されていた 下見で来られたとの話を伺い 泉山や那岐山なども説明させて頂く

 山頂のアキグミやヤマナシが実をつけていないか探す 残念ながらどちらも見つけられなかった 山頂中央にウバユリ*が堂々と位置を占めていたのは面白い 星山を背景に記念写真を撮り 食事を終え下山する

 下山は竜頭の滝方面の下山ルートを降りる 尾根を少し降りたところにもヤマナシの木がありそこには幾つも実をつけているのを見る事が出来た ハナニガナ ヒヨドリバナ ガマズミ*を見て尾根を行く 途中で神戸から来られた20名程の団体とすれ違う 星山から縦走された由(福山の方から伺っていた) 県外からもこうして縦走コースを楽しみに来られるのだ

 下山道1を左に折れ 下山してゆく 足元を確認しながらとんとんとテンポ良く降りて行く 下山道2を過ぎ 渓流を跨いでわたり 少し行ったところでオトコヨウゾメの赤い実に出会う 下山道3で林道を横断し 渓流を渡るところでノラニンジンが花を咲かせているのに出会う 竜頭の滝への分岐は登山口の方向に直進 登山口に出る 駐車場には更に2台増えていた



アプローチ
 今日も天気が良い 快晴のもと、いつものように吉備路を走り県道271を経由して足守の手前で再度429に乗る 稲田は黄金色 収穫の時期は近そうだ 足守 加茂川と走る 加茂川の道の駅を過ぎ 小森温泉辺りから霧がかかる 霧が出る季節になってきた 旭川ダムは随分と水位を下げていた 霧が薄らとかかっている 旭町で県道30へ左折 旭川沿いを走る 落合入口温度16℃ もう霧はあがっている 落合から313に乗り 久世 勝山と走る 勝山の神庭の滝入口にある温度表示は18℃ そのまま313を北上 真賀温泉 足温泉を過ぎると正面に櫃ヶ山の山頂が見えてくる 隠すものは無くはっきり見える 櫃ヶ山登山口にはすでに4台駐車 幸い駐車場には車は無くそこに置かせて頂く