毛無山



標高 1144m 難易度 ☆     登り96分 下り78分  広島県
倉敷からの距離 136Km        登頂日 2013/11/02   ガイドブック  写真 動画

六の原駐車場10:19−11:55毛無山山頂12:17−13:35駐車場

登山 
 今日は毛無山(けなしやま1144m)に家内と娘とファミリー登山 昨日訪ね紅葉が素晴らしかったので家族にも見せたかった
 登山支度をし、 管理センターでトイレを済まし出発 管理センターで案内図を貰おうと思ったら10円と有料になっていた 今日はCコースを選び毛無山を目指す

 大きな案内標識でルートを確認し登山道を行く 今日も好天気 管理センター周辺の木々もきれいに紅葉している 登山ルートも落葉樹林の中のルート 色付いた葉を透かして太陽の光が降り注ぐ 上を見上げると青空を背景に色付いた木々を見る事が出来る きれいだと感嘆の声を上げながらルートを行く

 毛無山2.2kmと書いた標識を右にとりルートを行く 緩やかな登り 木々は艶やか 絶好の散策路 この程度の傾斜ならジョギィング感覚で走って登れそうである 今日はじっくりと紅葉を楽しもう 山の実も顔を出す 娘の方が眼が良く目ざとく見つける ツリリンドウ* モミジハグマ ツルシキミ* ヤブコウジ* チゴユリ* アズキナシ* ヤブムラサキ* ツルアリドウシ* フウリンウメモドキ* ユキザサ* タンナサワフタギ* ボタンヅル*(*は実)を見つけ 分岐に出る

 ここでボタンヅルの実について触れておこう ルートを登っていると二人連れがしゃがみ込み 綿毛をつけたボタンヅルを見つけ写真を撮っている 私もこの時は名前を知らず 雨乞山でも見つけた実で何だろうと気になっていた お二人も何だろう 不思議な形をしたものを見つけたのでさっきから睨んでいる と話され カメラを覗き込んでおられた ご主人はストックを使って撮りやすいようサポートされていた そうですね 何でしょうねと私も写真を撮らせて戴き失礼する

 この手の検索はなかなか難しい 四季の山野草で果実による検索は可能だが種子に相当する項目は無い あれこれ調べている内に綿毛という言葉からGoogleの画像検索で調べていたら偶然それらしいものが見つかり ボタンヅルでは無いだろうかと名前がわかると確認はしやすい ここに何のキーワードで探して見つけたか書こうと思ったが残念ながら思い出せず ブラウザの戻るでも該当するものはすでに閉じてしまったようで確認出来なかった クサボタンに似ているとまで知っていたので同属のセンニンソウ属を丁寧に調べて見れば良かった

 分岐を毛無山に向かって登って行く これまで同様ゆるやかな傾斜の登り 太陽の陽は射し込み 木々の紅葉は続く 紅葉はオレンジ系統の色が濃くなってきた 麓より紅葉が進んでいると見たら良いのだろうか 下草が黄色く紅葉している あ! これはクロモジだ そうかこれならあちらこちらで良く見かける 春先に咲く花とやっと繋がった 黄色く紅葉したクロモジがルートの両側をびっしりと埋め 歓迎してくれる マムシグサ* モミジハグマ フウリンウメモドキ* ヒメモチ* ツルリンドウ*などを見つけながら登って行くと 草原のルートに出る

 リュウノウギク アラゲナツハゼ* アズキナシ* アキノキリンソウ リンドウなどを見て山頂に出る アラゲナツハゼは昨日伊良谷山で見たものと似ていたのでそう名前をつけたが違っているかも知れない 山頂は多くの方が休んでおられた 私たちも風を避け牛曳山・伊良谷山の縦走路を見ながら昼食休憩をとる すぐそばにコマユミが沢山実をつけているのに気づく 山頂から今日は薄っすらではあるが大山を見る事が出来る 山頂の標識の近くに周辺の山の位置を示す山座標識があるので確認出来る

 山頂標識を中心に記念写真を撮り下山する 下山は途中まで同じルートを降り 分岐で別のルートを選び降りる 分岐を過ぎた辺りから陽射しが翳る 天気予報どおりで致し方ない これ何?と目ざとく娘が見つけてくれる ムラサキマユミだ ツリバナと似た実 どちらもニシキギ属だが葉が違う 陽射しが翳ってからその後翳ったままだったが、登りにじっくりと紅葉を楽しむ事が出来た


アプローチ
 午前中は晴れるとの予報で朝食は車の中でとることにして早目に出発 晴れとは言えまだ霧が残っているのか空の青さはにぶい 休日と言うのに車は多い 少し減速気味で川辺橋を抜ける その後は流れは順調で総社大橋を抜ける 豪渓泰橋は9℃ 昨日より気温は低い 180号を北上する 高梁市入口から昨日同様ガスが出る 昨日より濃い 新見市を過ぎるまで青空は見えず 井倉9℃ 新見9℃と薄ら寒い 新見を過ぎたところで180と別れ182に乗り東条へ 東条で314に乗り 小奴可 備後落合 比婆温泉と走り 比婆温泉から314と別れ県民の森への案内に従い六の原の駐車場に 昨日より1時間近く早く着いたが駐車場は一杯 それでもかなり広いスペースがあるので心配無い 大分離れた位置だが前車に続き車を停める