上蒜山



標高 1200m 難易度 ☆☆  登り93分(尾根分岐まで) 下り73分  岡山県
倉敷からの距離   122Km        登頂日 2013/12/01   ガイドブック  F写真 山の音 動画

駐車場所10:36−10:40登山口−10:52ニ合目−11:03三合目−11:17五合目−11:19展望11:20−11:23六合目−11:34三角点−11:45八合目−12:09分岐(山頂)12:18−12:37八合目−12:46三角点−12:54六合目−12:59五合目−13:10三合目−13:17二合目−13:27登山口−13:31駐車場所

登山
 今日は、上蒜山(かみひるぜん1200m)を訪ねる

 登山支度をする 山肌に白いものが見えたので雪がある可能性が高い 冬用の手袋 スパッツ 軽アイゼンを確認する 陽が射し込み寒さは感じない ウインドウブレーカはリュックに入れ出発する 12月の声を聞くとさすが花は店じまい ところどころに雪が残っている 牧場の牛もしかるべき所に移動されたのかフェンスも一部外してある 有刺鉄線も外しているのか劣化したのか不明だが草の上にある 雪の準備かも知れない 牧場の中のルートを行く ヒメジョオンが一輪花を咲かせていた 案内標識を見て樹林の中に入って行く

 ルートを行く 雪解け水の影響が残っており水が溜まりやすいところはぐちゃぐちゃ ルートの脇を用心しながら抜けて行く 登りにかかれば水溜りは無くなるもののところどころスリップ跡が見られる 下山時は留意が必要だ ルートを避け 樹林の腐葉土の斜面を登って行く 半分程上ると傾斜が更にきつくなる ルートに戻り 階段状につけられたルートを登ってゆく 傾斜がゆるくなると樹林帯の登りは終わり二合目に出る

 そっぽを向いた二合目の標識を見て擬木の階段のルートへ 両側に笹原や背の低い木々があり花や実を楽しむ事が出来るルートだ 何に出会えるかとキョロキョロするが見つからない やっとサルトリイバラの赤い実とヒサカキの花芽を見つけ三合目に出る 三合目を過ぎたところに黒い実 イヌツゲかなと思って写真に収めたが良く見るとヒサカキの花芽もついている 調べるとヒサカキの実だった ヒサカキの果実はゆっくりと大きくなり、冬に熟し、冬の果実の少ない頃に鳥により散布される と説明にあった

 三合目 五合目と草原の中のルート サルトリイバラを時々見つける事が出来た程度で淡々とルートを登って行く 左手に皆ヶ山が見える 五合目の標識を過ぎ 展望スポットまで登ると 皆ヶ山の山の間に烏ヶ山の頭が顔を見せる 展望スポットから登ってきた尾根道や市街地 三平山と展望出来るが 三平山付近はガスがかかりぼんやりした景観だった

 ここからルートは90度右に折れる 左に潅木があり右手は笹原 傾斜は緩やか 日陰部分に雪が残っており雪解け水で柔らかくなっている 足場の悪いところを避けながらルートを行く 六合目に出ると日当たりが良くなりルート上の雪は無くなり歩きやすくなる 花や実は見つからず足元を見ている事が多くなる 時々は見回したりする コマユミの実を見つける 葉も落ち 赤い実 鳥たちは食べないのだろうか? もう冬支度で下に下りてしまったのだろうか?

 三角点のある所を確認する 笹が茂って見落とす事があるのだが 今日は難なく見つける 三角点ポールの赤白の色はすっかり落ちてしまっている 三角点を過ぎると八合目の標識が見えてくる 花や実を見つける事なく淡々と登り八合目に出る

 八合目はこのルートで一番展望の良い場所 八合目を目標に登られる方も何人かお会いした事がある 大山はガスがかかっていたがそれに繋がる矢筈ヶ山や甲ヶ山を伺う事が出来る また前方には上蒜山の山頂ピークが見え 右手方向に中蒜山 その奥に下蒜山のピークを見る事が出来る

 展望を一瞥しルートを行く 暫くは左手に大山に繋がるルートを展望出来るがすぐにブナ樹林帯に入る 日影に入ると雪が残っており 水の溜まりやすい場所はぐちゃぐちゃ 雪に覆われている方がずっと歩きやすい おや! 小鳥の鳴き声だ もういないのかと思ってたがまだいたのだ 雪があるとは言え覆われているわけではない コマユミやヒサカキに相当する実などまだ食べるものはあるようだ 収録しルートを行く ところどころ雪の上を歩ける 数cmの積雪しかないがそれでもキュッキュと久々の踏み心地を楽しむ そして尾根分岐に出る

 山頂三角点は分岐から10分程 笹の茂っているルートを行く 三角点まで行っても展望を得られるとか何か楽しみがあれば良いが特にそうしたものが無いので このところ山頂分岐で下山している 今日もここまでとする ここまでどなたとも会わなかった 足跡は三角点にも中蒜山に向かう縦走路にもついている 駐車されていた方はどちらかに行かれたのだろう

 尾根分岐で記念写真を撮る 写真で見ると ルートを覆っている雪はなかなかいい 雪の中を登ってきたみたいだ

 陽射しがあると心地良いが陽が翳ると寒さを感じる 午後から雲が出易いとの事 記念写真を撮り下山する 滑りやすい所は注意しながら降りる


アプローチ
 青空に雲が浮かんでいる いつものように吉備路を走り県道271を経由して足守の手前で429に再度合流する 足守 加茂川と過ぎて行く 加茂川の道の駅を過ぎたところでガスが出小森温泉までガスの中を走る そこまで行くとガスの下に潜り込んだ形で見通しは得られるようになる 旭川ダムは幾分水位を戻してはいたが低め 旭町で県道30へ左折 旭川に沿って落合へ 落合入口温度3℃ 結構冷えている 落合で313に乗り 久世 勝山と走る 久世を過ぎ勝山へ向かう途中でガスはあがり青空が顔を出してくる それでも勝山の温度は2℃ 313を北上する 湯原5℃と上昇してくる 中和トンネルを抜け482と合流 蒜山市街地入口で313と別れ482を直進する 蒜山の温度7℃ 塩釜冷泉の案内を見て右折 続いて県道422を左折し 蒜山道の駅を過ぎる 百合ヶ原で右折 牧場の空地に停めさせて戴く すでに1台駐車 倉敷ナンバーだった