金甲山



標高 403m    難易度 ☆     登り93分(怒塚山経由) 下り68分(みつがしわ新道)   岡山県
倉敷からの距離   26Km        登頂日 2013/12/16  ガイドブック   F写真 山の音 動画

駐車場所9:28−9:33鉄塔#39−9:42鉄塔#38−9:50鉄塔#37−9:56お花畑−10:04鉄塔#36_10:06−10:08標識−10:14怒塚山山頂10:34−10:46鉄塔#127_−10:52分岐三角点−11:00分岐−11:05金比羅宮跡−11:06分岐−11:12道路−11:22金甲山山頂11:25−11:33みつがしわ新道分岐−11:58誠徳院−12:11登山口−12:33駐車場所

登山
  今日は怒塚山(いかつかやま332m)経由金甲山(きんこうざん403m)を訪ねる

 登山支度をして出発する 肌寒いのでウインドウブレーカを着たまま出発 駐車場にオニノゲシが花をつけていたがまだ開いていない 登山口を示す標識のところから駐車場の土手を登り竹藪を抜ける 民家の裏庭に出る ヒナギクが一輪花を咲かせていた ルートを行く 右手にはボンタンが幾つも稔っていた

 鉄塔#39を左手に見て 樹林帯のルートに入る 竹林も見られる 落ち葉がルート埋めておりカサカサと落ち葉を踏みしめながらルートを行く 小鳥の鳴き声も聞こえてくるが車の騒音も聞こえてくる 渓流があり陽射しを得られる場所 このシーズンには花は見られない ツタ類は茂っているものの実は見つけられなかった

 鉄塔#38を過ぎる この辺りにヤブコウジを見つけたように思いキョロキョロ探す 赤い実が落ち葉の隙間から顔を見せているのをみつける 良く見ると ここにも あそこにもと見つける事が出来た この感覚はいつも不思議に思う

 右手に児島湖や岡山市街地が見える ルートにはところどころこうして海が見えるポイントがある 左手にカエデドコロがぶら下がっていた 鉄塔#37を過ぎる ウグイスカグラの木はすっかり葉を落とし 何の木か確認できる手段が見られない そのままルートを登って行くとお花畑に出る

 ルートはお花畑から左に回って登って行くのだが 正面から男性が下りて来られた すれ違い挨拶を交わす こちらの方が近いよ 鉄塔のところからと話しておられた この先はヒヨドリジョウゴの群生地 近道より ヒヨドリジョウゴに合ってゆきたい

 ステップ状に整備されたルートを登って行く 赤い実が幾つも出迎えてくれる ヒヨドリジョウゴだ プルプルとした赤い実は可愛らしい まだしぼんでいない まだ赤くなっていないものも見られる 赤い実は斜面のあちらこちらに見つける事が出来る ルートを登りながら あそこにも ここにもと沢山の実を見つける事が出来、嬉しい メナモミが花を咲かせていた寒さに強い花だ 紫色の実はヤブムラサキのようだ ヤブコウジも見つけ鉄塔#36に出る

 ここからも児島湖や岡山市街地の景観を見渡す事が出来る ヘクソカズラの実を見つけ近づいて見ると 近くに特徴のあるクサギの実を見つける事が出来た そしてルートを行く 怒塚山山頂へ と書いた標識に沿って左に進む 標識を見た時 どうした加減か”へ”と記したものが矢印のように思いあれ? と一瞬感じたが知ったルートでもあるし すぐに へ と言う文字だと気づき あれ?と思った事を苦笑いしながらルートを行く

 ルート脇にはジャノヒゲとヤブランの葉があちらこちらに見られる ジャノヒゲの葉を分け実をつけていないか見る 瑠璃色の実をつけているのを見つける ヤブランは堂々と頭を出しており黒ずんだ実をつけているのを見つける事が出来る 山頂に出る ヤブランがあちらこちらに実をつけており ヤブコウジやマサキの実も顔を見せる

 山頂にある澤本さんの登頂記録を拝見し 記念写真を撮ったりしていると人声がして4名の男性グループが金甲山に向かうルートの方から登って来られた 挨拶を交わし どちらから登って来られたのかと伺うと 怒塚山の登山口からだとの事 更に伺って見ると 鉄塔を過ぎて標識を見て 標識に従って怒塚山山頂を目指したがどうもおかしいと思い戻ったらここに出たと不思議そうな顔をされていた

 福山から来られた方で今日が初めて 地図も準備されておられた どうやら 私があれ?と一瞬感じた あの標識のところを右に進み 山頂を巻いてから登り返して来られたようだった 金甲山に行く予定というので ルートを説明させて頂き 下山のおすすめはと問われたので みつがしわ新道を紹介させて戴いた

 皆さんであれこれ話をされていたので お先にと声をかけ失礼する

 金甲山に向かうルートを行く しばらく下り 登り返す 時折陽が射し込む 落ち葉で足を滑らさないよう留意しながらルートを行く 鉄塔#127に出る手前にトベラやネズミモチの木があるのだが実は何も見つけられなかった

 鉄塔#127からは金甲山や怒塚山 児島湖も伺え 展望の得られる場所 クサギとヌルデの実を見つける 景観を一望しルートを行く

 また樹林の中のルート ヒメモチ ネズミモチの実を見つけ 中池からのルートと合流する 合流点に三角点がある ルートを行く ヤブランの黒い実はあちこちで顔を見せる ヤブコウジも時折顔を見せてくれる 誠徳院への分岐を直進 クスノキの樹林帯を抜けて行くと石の鳥居に出る 鳥居を右に見て左にカーブする この辺りはウラシマソウの群生地 特徴のある赤橙色の実が地面に横たわっていた

 すぐに分岐に出る 金甲山へと書いた標識に従い 右へ登って行く ここでもウラシマソウの実を見つける カエデの木がある 見上げると黄色く紅葉した葉が陽射しを受けてきれいだ 思わぬところで紅葉に出会う 階段を登って行くと自動車道に出る

 自動車道を登って行く イタドリ ヒメモチ ヤブニッケイ キヅタ キリなどの実を見つけながらルートを行く メナモミ ウシハコベが花をつけているのを見つける そして山頂展望台を登って行く マサキが沢山実をつけているのを見て 山頂三角点に出る

 展望台からは瀬戸内海を展望できる 逆光気味であるが 瀬戸内の島影の景観を楽しむ事が出来る 瀬戸大橋もなんとか判別する事が出来る

 昼食は帰宅してからと言って出てきているのですぐに下山する 石の鳥居のあった分岐まで戻り 分岐を右にみつがしわ新道に向けて降りる みつがしわ新道はシーズンになると色々な花が顔を見せてくれるが このシーズンは少ない それでも ヒヨドリジョウゴ* ウラシマソウ* イヌホウズキ ヤブラン* カエデドコロ* ベニバナボロギク ヨウシュヤマゴボウ* ノアザミ エビヅル*(*は実)を見つけ誠徳院に出る

 誠徳院の近くにノコンギクが幾つも花を咲かせていた 奥池に沿ってルートを行く 赤い実を見つける サネカヅラのようだ あまりお目にかかれないものに出会えると随分得した感じになる オオバヤシャブシがいつもの場所に実をつけていた

 黄色い花を見つける 調べてみるとミズギクのようだ ミズギクは初めて出会う花だ

 中池が見えてくる マユミがピンクを実をつけていた そしていつも出会うソヨゴの所に出る 沢山赤い実をつけていた 中池に沿っている木に黒い実をつけているのを見つける イボタノキのようだ これまでに気づかなかったものを見つけるのも面白い

 中池から金甲山への登山口を左に見て畦道を行く ススキの穂が風にゆれている景観を12月に見るのも面白い ビワ セイヨウタンポポ シロバナタンポポ ホトケノザを見つける 県道沿いに ヘクソカズラ エビヅルの実を見つけ 駐車場に 駐車場には車が2台入れ替わっていた また 瀬戸内温泉 たまの湯 と書いた大きな看板が新しく書かれている事に気づいた



アプローチ
 県北から雪の便りが伝わるようになった このシーズンに花や実を訪ねるには金甲山が良い 青空が所々に伺えるが雲が多い 倉敷川沿いに県道22を行く 藤戸寺 植松駅 サウスビレッジを走る 金甲山が前方左手に見えてくる 国道30を横断 ねずみとりに留意して車を走らす 次の信号を右折し広域農道を行く 橋を渡りすぐの信号を左折 今度は正面に怒塚山から金甲山に至る尾根筋を伺える 県道45を左折 左手に児島湖を見て走る 車のパネルを確認すると外気温は6℃ マルナカ郡店を過ぎて郡の交差点脇の駐車スペースに置かせて戴く 駐車場にはすでに3台駐車していた 福山ナンバーも見られる