天神山



標高 778m    難易度 ☆    登り82分 下り51分 その他13分  岡山県
倉敷からの距離   65Km        登頂日 2014/02/21   ガイドブック  F写真 山の音 動画

駐車場10:15−10:33石段−10:39擬木の階段−11:02石仏−11:17八合目−11:23park−11:37三角点11:47−11:58park=12:05鈴振崖12:07=12:13合流−12:16八合目−12:17団体12:20−12:25石仏−12:39擬木終−12:43石段終−12:56駐車場

登山
 今日は天神山(てんじんやま778m)を訪ねる

 登山支度をして出発する 駐車場の脇の桐の木が花芽を空に向けて伸ばしている 花芽は大分膨らんできた 登山道は中国自然遊歩道となっており駐車場入口に案内がある コース案内を見ると 吹屋ふるさと村から天神山を経由して新成羽ダムまで16.8km5時間40分と記載がある 天神山登山は2.7Km55分とある 55分はいいペースだ 登山記録を見ると15,6年前のペース 階段を1段1ステップで登っていた時を思い出す その隣に天神山野鳥の森案内図があり山頂周辺に野鳥観察小屋など設置されている

 遊歩道となっている登山道を登って行く 枯れ草を踏みながらルートを行く 太陽の陽が射し込み 冷たい空気が緩む 樹木に囲まれたルートを抜けると左上前方に鈴振り崖のピークが見えてくる 周りに白いものが見える 雪がありそうだ ルート脇には雪は見られない

 花や実を見つける事が出来ず 渓流を二つ跨ぎ樹林帯のルートに入る 相変わらず倒木が見られるが ルートにかかっていた倒木は撤去され 随分と歩きやすくなっていた 石段のルートになる この辺りはまだ倒木がルートにあるが 歩くのに支障は無い 石段と言っても自然石を階段状にしたもの 豪雨の影響もありルートは荒れている 今日は石の面が濡れていないので安心だ

 石段のルートから擬木の階段のルートになる2009/1の記録に1346段と記載している ルート脇に雪が見られるようになる 五合目辺りと書いた標識を見てルートを登ってゆく 雪が次第に増えてきて雪の上を歩く形になる アイスバン状態で滑りやすい 下りは注意が必要だ

 左手の斜面から土石流で流された樹木がまだ残っている 整備がされておりルートにかからないよう樹木は切断され足元は歩きやすくなっていた ありがたいことである 天神山はヤブツバキが多い 花に出会えるかなと思っていたが足元にはそれらしい気配はない 木はあちらこちらに見つかるが花芽すら見つからない やっと実を見つける 花や実が少ない季節 見つける事が出来何故かほっとする

 雪は次第に増えてくる 足跡がいくつもある 降りてくる方向の足跡なので前日のものだろう 土石流で登山道に石が流れ込みルートがわかりにくくなっているところがある 足跡をふと失うが すぐに見つかる そして石仏のあるところに出る(左手の大きな岩に祠がある 意識して見ないと気づかないかもしれない)

 石仏を過ぎるとすぐに七合目あたり もうひとふんばり と書いた標識がある 雪は擬木の階段が判別できる程度の積雪 ルート脇の石は頭を出しているのが幾つもあり 雪で覆われた世界とは言えない それでも陽が射し込み 雪の面を照らしてくれると自然の美しさを感じる事が出来る

 雪は次第に増え 擬木の階段を包み込むようになってくる なかなかいいものだ 雪道を歩くのは久しぶりだ 八合目の標識を見て 少し登ると擬木の階段は終わる そしてちょっとした雪景色が広がる

 ルートを天神山に向かう 林道終点にあるベンチも雪化粧 姿勢を低くしてベンチの上の雪を撮る 丸くなっているので熱の伝わりやすいところから融けているのだろう 20cmほど載っている 沢山の足跡はベンチの脇を抜け 天満神社の方に向かっており 天神山に向かう足跡は少なくなる

 林道を行く アスファルトの面で陽射しを受けているところは雪が融けているが日陰はまだ雪があり車の轍が見られた ルートに新しく 天神山山頂と書いた標識が設置されていた 新見ハイキングクラブと記載 案内に従いルートを行く

 雪道だ 足跡は見えるが数は少なく 時間も経っているようで見えないところもある ルート脇の笹が雪面から頭を出しており 積雪は20cm程度だろうか 靴が埋もれることは無い 足跡を残し雪の上を歩くのは久しぶりとルートを行く 途中から見えていた足跡が見えなくなり 雪面には小動物の足跡が見られるようになる 小さな動物が雪の上をちょろちょろしている姿を想像すると微笑ましい感じがする

 少し雪が深くなってきた ルートを行き 少し下ってから山頂に向かう分岐のところに見栄えの良いNHC作成の標識が設置されていた 最初訪ねた時迷った場所だ これなら大丈夫だ 勝手知ったるルート 足跡はみられないもののルートは読める 靴も埋もれない程度の積雪 雪を踏む感触も伝わってくる 雪歩きを楽しむに丁度いいなと思いながら山頂を目指す

 雪は次第に深くなる もうあと少しだ スパッツは用意しているが着装していない 靴が埋もれるようになってきたがあと数十歩 足をとられたりしたが通り抜け山頂に出る 山頂はその部分陽が当たるのか三角点が顔を見せていた 早速山頂にあるアセビを見る 花芽が随分と膨らんでいた 冬に花を咲かす為に随分前から準備している事を知り もうそろそろ出番だよと声をかけたくなる

 アセビに気をとられていたが山頂にも新しく山頂標識が設置されていた 標識には標高777mとある ラッキー7だなと思ったがだが待てよ私は岡山の山百選に則り778mとして扱っている その本を見ると777.6mと記載している ネットで国土地理院の1/25000の地図を見ると777.3mだが手持ちの1/25000の地図(1991/3調査)では777.6だ 測量精度の向上によるものか 地殻変動によるものかわからないが 国土地理院の数字が変わっていることを知る この関連記事を遡って修正するのは大変なので 778mのままとする

 標識の数字から思いがけない情報を得た ラッキー7の山として人気が出ると良い

 山頂標識と一緒に記念写真を撮り 鈴振り崖を目指す 来るときつけた壷足を忠実に戻る 林道から天満神社を経由して鈴振り崖に出る どなたもおられない 鈴振り崖からの景観は県北の山は雲で伺えなかった 陽が翳ると寒く感じるのですぐに下山する

 下山は登ってきたルートを戻る 八合目を過ぎた地点で人声が聞こえてきた 下から一団が並んで登って来られた ルートを避け見送る 大阪から来られた13名の団体との事だった 結構人気のある山のようだ 足元に留意し下山する 滑ることなく無事下山 大阪の団体の足は何だったのだろう 私の車しか無かった



アプローチ
 久々に高梁川沿いを走る 高梁川沿いを走るのは昨年11月以来だ 晴れの予報だが雲が多い 青空も一部伺える 朝の通勤ラッシュの時間帯を避けた事もあり車の流れは順調 川辺橋 総社大橋を抜け 豪渓泰橋へ 橋手前の温度を見ると0℃ 車が測定している外気温度は3℃ 見るからに寒そうな場所に温度表示がある 信号を左折し180号を行く いつもの景観を見て 高梁の市街地入口で313へ左折する 成羽美術館を過ぎ 川上町で県道33へ右折 成羽川を右に見ながら北上する トンネルを二つ抜け 登山口駐車場に駐車 1台も駐車していない