熊山



標高 508m    難易度 ☆     登り76分(権現道ルート)(熊山遺跡まで) 下り59分(城山ルート)  岡山県
倉敷からの距離    44Km        登頂日 2014/03/03    ガイドブック  F写真 山の音 動画

駐車位置9:49−10:00分岐−10:02丸木橋−10:07分岐−10:24しょうね岩−10:35分岐−10:45_鉄塔#208−10:58遊歩道−11:05展望台11:19−11:24遊歩道−11:33鉄塔#208−11:41鉄塔#39−11:49城山−11:56三角点−11:59鉄塔#14−12:08鉄塔#15−12:11鉄塔#16−12:14城山登山口−12:17駐車位置

登山
 今日は熊山(くまやま508m)を訪ねる

 登山支度をする 車の温度計で外気温9℃ 太陽の陽射しを受け暖かく感じる ウインドウブレーカはリュックに入れて出発する 遠くからウグイスの鳴き声が聞こえてきた ウグイスが鳴く季節になったのだ 小鳥たちの鳴き声も賑やかになってきた

 城山児童公園を左手に見ながら舗装道路を行く 右手にヤマハゼがまだ実をつけていた 備前焼の窯元の手前で右に折れ登って行く ソヨゴが赤い実を沢山つけているのを見て城山池堰堤に出る 車が1台駐車していた 登山者かもしれない

 堰堤のところが城山ルートの入口になっている 今日は権現道を登り 城山ルートを降りる予定 城山池に沿ってルートを行く 堰堤から舗装は切れ土の道 ルート脇にヌルデ ネズ オオバヤシャブシを見つける 堰堤を過ぎたところでクチナシの特徴ある実を見つける こんな季節まで残っているところを見ると動物たちの食用にはならないのかも知れない

 中尾鉄塔ルートとの分岐がありルートは狭くなる 丸太の二本橋を渡ると登りがきつくなる 小鳥の鳴き声がにぎにぎしい ヒサカキが緑色の花芽をつけている 分岐に出て右に曲がり 一息つく

 花崗岩の斜面となり登って行く ネズ ソヨゴが目につく 視界が開け左手の峰には坂根ルートの尾根道が見える 振り返ると吉井川の景観を伺う事が出きる そしてしょうね岩と呼ばれる岩峰に出る ここから見る吉井川の景観が好きだ 岩肌があり 坂根ルートの山並み その先に曲がりくねった吉井川が展開する

 景観をカメラに収めルートを行く ソヨゴの大きな木があるがもう実はなく元気が無い ソヨゴの事をふくらしばと言うとの情報をFaceBookからコメントを貰い調べてみると 下記の説明がWikipediaに見られた

 葉の構造は比較的丈夫であり、炎等で加熱すると内部で気化した水蒸気が漏出することができず、葉が音をたてて膨らみ破裂する。このことが別名の「ふくらし」の語源になっている。またその構造ゆえ、風に吹かれて葉が擦れ合うときに特徴的な音が発生し、「そよご」の語源となった。

 風に吹かれて葉が擦れ合う音には気づかなかった 確かに笹原ではさらさらと聞こえる でも収録は難しそうだ

 ソヨゴ ネジキの実やヒサカキの花芽などを見つけルートを行くと 坂根ルートと合流しルート幅が広くなる 坂根ルートには丁石が設置されルートの目印になっている 合流してすぐのところが29丁 この先208鉄塔が33丁 遊歩道手前が39丁 熊山遺跡が41丁 熊山遺跡のところに丁石は坂根登山道47ヶ所と記載があった ネットで調べてみたが熊山神社44丁まで見つかった

 ヤブツバキが花を咲かせていた 花の無い季節に出会えるのは嬉しい ソヨゴ サルトリイバラなどを見つけながらルートを行くと#208鉄塔33丁に出る ここから山頂休憩広場を伺う事が出きる また ここは中尾鉄塔ルートとの合流点 帰路はこちらに降りる

 鉄塔を過ぎると更にルートの幅は広くなる ゆるやかな傾斜でルンルン気分 相変わらずソヨゴ ヒサカキが顔を見せる そして丸太の階段のルートになる 今日は数えてみる
 遊歩道まで153段 遊歩道から山頂まで98段 下りはあっと言う間なのでそんなに段数は無い感じだが、登りはまだあるのかと思うことがある あるようでなく ないようである段数だ

 山頂手前はヤブツバキの木が幾つもあり 花を咲かせているもの まだ実を残しているもの 花芽を膨らませているもの ルートに落ちている花 など 楽しませてもらった 展望台に登る手前に井戸があり 奈良時代7世紀頃秦氏が井戸を掘る と書いた標識があった 今まで気づかなかった 井戸を覗くとヤブツバキの花が水面に浮かんでいた

 山頂展望台に出る 前後してお二人 男性の方が登って来られる お一人の方とご挨拶する 中尾鉄塔ルートを登られ 権現道を降りるとの事 堰堤に駐車されていた方だ 城山ルートを降りると話したら 城山ルートは登りはいいが下りは気をつけてと注意して頂いた

 それから 今日は小豆島の○○観音が見えると望遠鏡で覗いておられた 見てごらんとセットされたものを見させて頂いたが目のせいか確認出来なかった 小豆島はいつもと違いは随分とすっきりした景観を楽しめたがその中の構築物までは見分けられなかった ここから見る吉井川の景観は町並みが山影に隠れ見えないのが良い

 記念写真を撮り下山する 熊山遺跡の横から降りる そこに丁石が47あるとの記載があった 丸太の階段をトントンとリズム良く降り 鉄塔#208まで登ってきたルートを降りる そこで女性二人組と出会う 坂根ルートを登って来られたとの事

 分岐を中尾鉄塔ルートへと左折する 慣れたルートをリズム良く降りて行く 鉄塔#39が見えてきたところが分岐で城山ルートは鉄塔#39の方へ 中尾鉄塔は反対側に進む 鉄塔#39を抜けると城山のピークが見えてくる そしてその右手に吉井川が見える 山と川 なかなかいい景観だ

 ルートを行く 右手に中尾鉄塔ルートや権現道 坂根ルートなどの尾根を伺う事が出きる 岩肌が出ているところはしょうね岩と思われる そして城山山頂広場に出る 前回1月に登った時に気づかなかったが城山287.5mと書いた標識が木に取り付けられていた

 そして注意があった城山の下りになる 結構急な角度ではあるが1月に登ったルートが頭にある テープナビもセットされている ルートが読めればそう問題無い 枯葉で埋もれているので読み難いものの追ってゆける ストックを使う事なく急なところをクリアーする 登りの経験が幸いしたと言えよう

 そして三角点を見てトントンと降りて行くと鉄塔#14に出る 城山池登山口への案内がある 熊山登山地図によると由滝神社の方に降りるルートがあるようだが ルート表示は設置されていなかった

 ルートに向かうとその先降りて行くルートが一望出来る ゴールの城山池が見え 二つの鉄塔も見える こうして見ると結構距離がありそうだが 記録によると15分で登山口に出た 堰堤にはまだ車があった



アプローチ
 通勤ラッシュを避け倉敷を出発 2号線を走る 流れは順調 岡山バイパスを抜け 吉井川を渡り おさふねサービスエリアを過ぎて香登西の交差点を左折 新幹線の下を抜け小さい川に沿って走る 右手前方にNTNの大きな看板が見える 登山口は看板の左手付近だ 交差点を右折して、100m程走ったところで左折NTNの社宅に向かう 社宅入口手前で左に折れ すぐに右折して狭い自動車道を登って行くとNTN社宅裏手の墓地に出る 私は墓地の駐車場に駐車させて戴く もう少し先まで車を走らせ城山池の堰堤にも駐車出来る