毛無山



標高 1218m    難易度 ☆☆     登り117分(白馬山経由) 下り53分  岡山県
倉敷からの距離   114Km        登頂日 2014/05/02   ガイドブック  F写真 山の音 動画

駐車場10:42−10:48登山道入口−10:49分岐−11:09標識−11:29視界広がる−11:35白馬山頂11:36−12:18俣野ルート分岐−12:30九合目−12:40山頂12:53−12:58九合目−13:06八合目−13:12七合目−13:19六合目13:20−13:24五合目−13:27四合目−13:32三合目−13:34林道−13:47駐車場

登山
 今日は毛無山(けなしがせん1218m)を訪ねる

 登山支度をして出発する まだ登山支度をされている方もおられた 誘導員に誘導して戴いたお礼を言う 思ったより少ないですねと話すと 今日はこんなものでしょう 明日はもう少し増えるでしょうねと話しておられた 
 
 園地に咲いているヤマザクラを見て毛無山の家から渓流沿いのルートに 早速オオカメノキが白い花を咲かせ出迎えてくれる 足元にはミヤマカタバミ コチャルメルソウが顔を見せる サンインシロカネソウを探したが見つからなかった 道路の反対側にも渓流が流れており こちらにはキクザキイチゲ ヤマエンゴサク オオユリワサビが花を咲かせていた ほんの数十メートルの距離だが色々な花が顔を出し 楽しませてくれる
 
 毛無山登山口と書いた丸太の標識を右に見て樹林帯の林道に入る ここでもミヤマカタバミが迎えてくれる トキワイカリソウはまだお目覚めでは無い すぐに標識があり白馬山2kmに沿って橋を渡り 対岸の渓流沿いを行く スポットライトをあてるようにミヤマカタバミの一群に太陽光が射し込み輝いていた ハシリドコロ タムシバを見て 尾根ルートを登って行く
 
 足元の土の感触がいい 足元の感触を楽しみながらぐいぐいと登って行く ブナの新緑を始め 新緑が美しい 新緑に混ざって白い花も目につく タムシバだ ルート脇に花を咲かせ 花に近づいてマクロで写真を撮る事が出来る 花びらが足元に散っているものもあるが花は真っ白で美しい 何枚もカメラに収める クロモジも早春の花だ タムシバと違って目立たないが ここにもあそこにもとあちらこちらで見つける事が出来る オオカメノキも花を添える ところどころで顔を出す まだ花芽が開いたばかり 装飾花もこれからだ ヤマザクラが淡いピンク色を示す ユキザサの花芽をを見つけた 次々と現れる春の芽吹きを楽しみながら ルートを登って行く
 
 ルートは右にカーブして傾斜が緩くなる 笹の間から田浪の町並みを伺う事が出来る 今度は90度左に折れるように曲がり ブナ樹林の中のルートへ 右手下の方角に土用ダムが見える 足元にツクバネソウ ユキザサの花芽を見つける 大きなヤマザクラが今年も花を咲かせていた 左手樹間には毛無山山頂を見る事が出来る そして白馬山に出る
 
 白馬山山頂を示す標識の足元にカタクリがひとかたまり咲いている 早速カメラに収める 白馬山周辺はカタクリが多く 毛無山に向かう縦走路脇に群生している 花を楽しめると同時に右手には大山を伺う事が出来る まだ雪が見られる 
 
 カタクリを愛でながらルートを行く しばらくはルート脇にびっしり咲いている 赤紫の気品のある花 どれをカメラに収めようかと迷いながらパチパチと撮ってゆく しゃがんではカメラを構え 立って移動してまたしゃがむ リュックは8Kg程度 結構いい運動になる 三脚をセットし大きなカメラで写真撮影を楽しんでおられる方と挨拶を交わす その方も白馬山経由で登って来られたとの事 シロバナカタクリが咲いていないか探す 一輪白っぽい花を見つけたがピントが甘かった
 
 カタクリの群生地を後にルートを毛無山に向かう この縦走路にもあちらこちらにカタクリが顔を見せ楽しませてくれる 幾つものアップダウンがあり窪んだ部分に花が咲いているケースが多い ピークを越え次の窪みはどうだろうかと思いながら歩き やはり咲いていたと何回か楽しめた 毛無山から縦走されて来られる方と幾度もすれ違う このカタクリの花は大きいねなどグループで話し合っているのが聞こえて来る
 
 カタクリのほかにタムシバ オオカメノキ ミヤマカタバミ クロモジを尾根で見つける事が出来た タムシバはここでもしっかりとした花を咲かせていた 青空を背景になかなか見栄えがある 俣野分岐が近づいてきたところでタムシバが見事に咲いていた 女性の方が写真を撮られていたので いい写真が撮れましたかと声をかける 昨年5/1に訪ねたがガスで気温も低く花は低温でやられてしまい今日と随分違うというような話を伺った 私の記録を調べると昨年は4/27に訪ね シロバナカタクリをはじめカタクリを楽しんでいる 数日違いで低温被害に遭っていたのかと知る
 
 俣野分岐のカタクリ広場に出る 広場には一面カタクリの花 沢山の花が競うが如く咲き誇っているのはなかなかのもの また カタクリ広場の北側には大山を伺う事が出来るのも良い カタクリ広場の周辺には沢山の人が花を楽しんでおられた
 
 カタクリ広場を後に毛無山山頂へ向かう ここから山頂へのルートもカタクリが多い シーズンにはオオカメノキが一面に咲くのだがまだ蕾 装飾花もまだうす緑色 これからだ クロモジはここでも見つけた カタクリはあちらこちらに顔を見せる キクザキイチゲが花を咲かせていた おや シロバナカタクリだ 二輪並んで咲いている 九合目の標識のところでも一輪咲いているのを見つけた シロバナカタクリが増えてきているのだろうか? ここでも山頂から降りて来られる方と何名もすれ違い 山頂に出る
 
 山頂にもまだ多くの方がおられた 標識を背に記念写真を撮ったりしておられる 団体さんのようだ 下山の準備をされ しばらくしたら白馬山の方向に下りて行かれた シャッターを押してあげたり 自分も記念写真を撮る 山頂からは大山が見え 蒜山三座に繋がる山並みを追う事が出来る また 三平山から朝鍋鷲ヶ山 金ヶ谷山と縦走路を追う 白馬山から田浪に降りるルートも追う事が出来る また西側の西毛無山は斜面にまだ雪が残っているところが見られた
 
 昼食を終え下山する 足元に留意しながら下りのテンポを楽しむ ショウジョウバカマがいつものところに顔を出していた 八合目を過ぎたところで小学生の団体に追いつく 伺うと新庄小学校から 1年生から上級生まで 私が近づくと道を空けてと子供たちの声が飛ぶ こんにちはと元気な挨拶 何年生と聞くと 4年生とか5年生と元気良く話してくれる 小さい子には良く登ったねとねぎらいの言葉をかけながら降りる 気持ちの良いひとときだった 引率された先生方には大変だったでしょうが 子供たちにはいい思い出になったものと思う
 
 七合目を過ぎたところでタムシバに 六合目付近からハシリドコロ ボタンネコノメソウ ミヤマキケマン ミヤマカタバミ エンレイソウなどに出会う 登山道入口を過ぎ 林道を行く キブシを見つける ミヤマカタバミはあちらこちらで顔を出す そして登りのルートと合流して駐車場に



アプローチ
 青空の下429を走る 吉備路から県道271を経由して足守の手前で429に再度乗り 足守 加茂川 旭町と走る 江与味橋手前のダム沿いのルートは相変わらず通行止めでトンネルを経由して迂回する 旭町から県道30を行く 旭川に沿って走り落合へ 落合入り口温度は20℃ 313に合流し 落合 久世 勝山と走る 勝山から313と別れ181を直進する 勝山21℃ 美甘23℃ 新庄22℃と早くも20℃を越える気温 新庄道の駅を過ぎ 毛無山登山口の標識に従い 県道58へ右折 あとは標識に従い登山口駐車場へ 駐車場には誘導員がいて案内してくれる カタクリの季節なのでキャンプ場の方に誘導されるかと思ったら 手前の駐車場に誘導される スペースがあるだろうかと心配しながら入ると 1台分のスペースがあった 最後の1台だった