花見山



標高 1188m    難易度 ☆     登り65分 下り38分   鳥取県
倉敷からの距離   103Km        登頂日 2014/07/23   ガイドブック   F 写真 山の音 動画

駐車位置10:26−10:50ロープウエイ終点(登山道入口1.2km)−11:13標識_0.6km−11:31山頂11:52−12:05標識_0.6km−12:20登山道入口−12:30駐車位置
 

登山
 今日は花見山(標高1188m)を訪ねる

 小鳥の鳴き声を聞きながら登山支度をする あちらこちらに花が顔を見せる 広いゲレンデの中を花に誘われ歩き回りながら登ってゆく フランスギクの白い花が目立つ コウゾリナもあちらこちらで咲いている ノアザミも咲き出した お! ニッコウキスゲだ この時間花はまだ開いていない 草原にニッコウキスゲが広がりを持って咲いているのはいい
 
 ニッコウキスゲに近づくと その先に花の固まり ノボリフジ(ルピナス)だ 岡山理科大の羽田研のホームページには ノボリフジはルピナスとも呼ばれる多年草 と紹介されているのでノボリフジを採用する 花の周辺には花が終わったと思われるものが幾つも見られた 花期をネットで調べると4−6月と記載されていた 花の良いシーズンは過ぎたようだ
 
 ゲレンデの左端 樹林と接するところに見事なアジサイが花を咲かせている 青色だが咲き始めは薄い黄色に薄いブルー いい色合いだ ラジオ子供科学電話相談という放送がこの夏休みシーズンになると放送されている 朝顔の花の色は何故変わるか という質問があり アントシアニンという物質とPHの影響と説明があり PHの変化は空気との反応と話していたが 老化というものも関連している と話していた アジサイの色の変化も調べてみると アントシアニンと記載があった 咲き始めのいい色合いは PHというより 老化の反対の若さ故なのだろう
 
 アジサイの周辺にはオオバギボウシがこれも見事な花を咲かせていた オオバギボウシはゲレンデの中にも所々固まって咲いていた
 
 ゲレンデ中央に明るい固まりが見られるのでそちらに向かう 途中ヒヨドリバナ ゲンノショウコ ハナショウブを見つけ 明るい固まりのところに出る カワラナデシコだ カワラナデシコと言えばピンクの花と思っていたが ここにはかなり濃い赤のもの 真っ白なもの 通常見るピンクのものとが咲いていた
 
 今度はゲレンデの反対側の端に白い花の固まりがある ほとんど水平移動だ 花が呼ぶのだから仕方がない 近づくにつれ花の形が判別出来るようになる カワラナデシコの白花だけの固まりだった その近くにオカトラノオが花を咲かせていた

 ふたたびゲレンデに戻る 左手前方の淡いピンクの固まりに近づく シモツケソウだ 花芽をつけている 一部花を咲かせているのを見つけカメラに収める カワラナデシコ オオバギボウシも周辺に咲いており ちょっとした花園 オミナエシも背を伸ばし花芽をつけていた 花を咲かせるのは近い
 
 結構ゲレンデの傾斜がきつい 太陽の陽射しを遮るものは無く暑い 花に気をとられている時は気づかなかった暑さを味わう ゲレンデ左端斜面にニッコウキスゲが一輪花を開いている 暑さも忘れニッコウキスゲのところへ 咲いているのは一輪だったがつぼみを幾つも見つける事が出来た ここにもオオバギボウシが幾つも咲いていた
 
 ひときわ目立つ黄色い花が咲いている オオキンケイギクだ早くも咲き出した ゲレンデの一番上部リフトのところに出る 防御ネットがありネットに覆われた中にシモツケが真っ赤な見事な花を咲かせていた ネットの隙間にカメラのレンズを入れ カメラに収める カワラナデシコ コウゾリナ オカトラノオ ホタルブクロなども見つける
 
 奥日野県立自然公園と書いた大きな案内板があり その左手に登山道入口がある 入口には花見山探勝歩道延長1.2kmと書いた標識がある
 
 ルートに入る 樹林帯の中のルートだ 木漏れ日は見られるものの木陰の爽やかさ! こんなにも違う 風の流れもある これは快適だ ルート入口にビッチュウアザミと思われる葉が 花はまだだがこれはビッチュウアザミだろうとカメラに収める トチバニンジンが青い実をつけ キクバヤマボクチが花芽をつけていた 丸太の階段のルートを登って行く ルート脇の草木が茂り 掻き分けるようにしてルートを行く ノアザミ オオバギボウシ ヒメヤシャブシの実 オカトラノオ マルバハギなどを見つけながら登る 樹林から抜けると暑さが厳しい でも振り返ると明石山を見渡す事が出来る
 
 山頂まで幾つかアップダウンがある 樹林の中のルートが殆ど 最初の登りと 最後の登りのとき 樹林から抜け 暑くはなるが 景観を楽しむ事が出来るので時々振り返って見るといいだろう 尤も帰路 その気になれば見れるのだが 足元が見難いのでそちらに留意していると 景観を見ずに降りてしまう可能性がある 特に最後の登りでは縦走してきた尾根を俯瞰出来るのがいい
 
 ルートではオオカニコウモリの花芽 マムシグサの実 ソヨゴの実 ミヤマガマズミの実 ミヤマホウソの実 そしてフシグロセンノウ ヤマジノホトトギスに出会う ヤマジノホトトギスは何度も出会う事が出来た 山頂小屋が見えてきて山頂に出る カワラナデシコが出迎えてくれた
 
 山頂小屋に入り 陽射しを避け リュックを下ろす いい風が吹きぬける 最高のプレゼントだ 周辺にマユミの木があるので見に行く マユミが幾つも実をつけていた 小屋の周りをぐるりと回るとシモツケソウ オカトラノオ ホタルブクロ ワレモコウ フシグロセンノウの花芽を見つけた 登る途中花と一緒につぼみを写真に撮っていた 山頂で撮ったものはなんだろうかと 見比べると先ほど撮ったものと同じ形で蕾とわかった こうした事がわかるのも面白い
 
 山頂からはすぐ近くの大倉山が見える 大山は山影となり見えない 左に目を移すと明石山そして縦走してきた尾根が見える 山頂小屋の心地よい風を楽しみながら食事をとり 大倉山を背景に記念写真を撮り下山する
 
 下山は戻ってきたルートを戻る 



アプローチ
 曇り空ではあるが今日は晴れの予報 暑くなりそうだ 高梁川沿いを走る 今日も流れは順調 川辺橋・総社大橋を渋滞なく通り抜ける 豪渓泰橋26℃の温度を確認し180号へ左折する 車の流れに乗り 高梁 井倉 新見と走る 井倉26℃であったが 太陽が顔を出し 新見は30℃ 新見インターチェンジを過ぎ182号と別れ 180号を行く 前を行く大型自動車の速度に合わせ忍耐の運転 この工場には入らなかったし どこまで辛抱が必要かなと思っていた矢先 左折の合図 こんなところに道があったかと今まで気づかなかった 急な登りに入って行く 砕石場のようだ あとは マイペース 前後に車がいないのは気持ちが良い ここもネムノキが多いいなと 景観を楽しみながら走る 千屋29℃の温度表示を確認し花見山に向かう県道111へ左折し急坂を登って行く 桑平峠で明石山登山口の標識をみて 峠から下る 少し降りたところに花見山スキー場への道へ向けて右折 また 登って行く 管理棟やリフトの脇を登って行く 舗装道路をジグザグに登りゲレンデ脇の空地に車を置かせて戴く