犬挟峠10:41−10:55尾根−11:09三合目−11:24五合目−11:37雲居平−11:48七合目−12:15九合目−12:32下蒜山山頂12:47−12:57九合目−13:20七合目−13:28雲居平−13:37五合目−13:49三合目−14:01尾根−14:11犬挟峠
今日は下蒜山(しもひるぜん1105m)を訪ねる登山支度をする 駐車場周辺にキンミズヒキ ゲンノショウコ ヌマトラノオ ヘクソカズラが花を咲かせているのを見てルートに向かう ルート入口には湿原のヨシが背の高さ以上に生育しているのを掻き分けて入って行く 草を掻き分けて抜けて行くのは虫などにさされないか気になる 足元にはヌマトラノオが花を咲かせていた
ヨシの繁っているのはほんのひと掻きかふた掻き ワレモコウ ノアザミ ユウスゲが迎えてくれる ユウスゲはひと花だけ 大きく背丈を伸ばし目立つ 振り返ってその勇姿をパチリ 湿原の中を見るとコバギボウシが花を咲かせている 湿原には入れないので300mmズームで撮る 撮った写真を見ると近くにヌマトラノオも咲いていた
樹林帯に入る ルートには水がちょろちょろ流れている 台風の雨の影響だろう 前日に訪ねていたらここはもっと勢い良く流れていたと思われる 今日でも歩くのはちょっと大変 中央の良い場所を水に占拠されているので足場を選びながらルートを行く 少し傾斜がついてきた辺りから水の流れは無くなる しかし 濡れており滑りやすそう 下山時は注意が必要だ トチバニンジンの赤い実を見つける キンミズヒキがところどころで顔を出す 擬木の階段を登り 尾根に出る 山頂まで1時間40分と記した標識がある
尾根に出て90度左に折れるようにしてルートを行く ヤマハッカの特徴のある葉を見つけたが花はまだだった また、擬木の階段のルート 鎖も設置されている 足元は見るからに滑りそう 雪解け時のようにぬるぬるでは無いので鎖の世話にならず登ってゆける 擬木の階段で右に曲がるところがある そこにヤマジノホトトギスが1輪ねぎらうかのように咲いていた ヤマジノホトトギスにはその後も出会えるかと思っていたがその花だけで印象的だった
擬木の階段は2ヶ所あり 途中なだらかになるので一息入れ そして次と登って行く ヒヨドリバナ ハバヤマボクチの花芽を見て三合目に出る 三合目ではオトギリソウが出迎えてくれた
三合目の標識を過ぎると 鎖が設置された岩のルート 足を滑らさないよう注意しながら岩や木に掴まりながら登って行く 鎖の手触りは冷たく、あまり触れたくない 岩や木の温もりというかそれぞれ特徴のある肌触りを楽しみながら登る 折角設置して頂いた方には申し訳ない 鎖を過ぎるとロープを設置したところがある 傾斜はそうきつく無いが滑り易そうだ
シラヤマギクが咲き出した 最初蕾をつけた状態に出会う 蕾では何の花だろうか この写真を撮っても同定は難しいと思っていたが 登って行くと 花を咲かせた状態で出会いわかったもの その後シラヤマギクには幾つも出会った
ガスが出てくる なかなかいい雰囲気だ
樹林から笹原のルートに出る おや! これはすごい 笹が茂って足元が見えない 露払いは済んだようでびしょびしょになる事は避けられたがどこまで続くのかちょっと心配 花の香りがする 何だろうと周辺を見るとリョウブだ なんとか花の形を保っていた
五合目の標識に出る 標識も笹に覆われ五合の部分が見えていた ところどころ足元が見える 笹の隙間を狙うかのようにカワラナデシコ ワレモコウ シラヤマギク オトギリソウが顔を見せてくれる ガスで視界はきかない 笹の背が高くなってくる 胸のあたりまで埋もれ頭を出せる程度 笹にカメラをとられないよう手で笹の上に出し ルートを進んで行く ルートと思われるところが少し低く ルート面には笹が生えていないので歩いて行けるところがルートだ 勝手も知っているところなのでそのまま押し切る
ノアザミ カワラナデシコ シラヤマギクと花が顔を出し 笹の中から抜け出す 少し角度が変わると様相が変化する 笹は茂っておらず 足元が見える オトギリソウ ノアザミ ツリガネニンジン マルバハギ カワラナデシコ ホクチアザミの花芽 ワレモコウなどを楽しみながらルートを登り 雲居平に出る
雲居平から、八合目・九合目の山容を見るのが楽しみなのだが 今日は生憎のガス それでも幾分あがってきたのか七合目に向かうルートがちらちら見えてくる 見えてなかったところから見えてくる そしてまた隠れてしまう この辺りは笹原が一面に広がり丸みを帯びた山肌はなんとも言えない 歩きながら山容の変化を楽しむ
笹がなぎ倒されている 強い風に吹かれっぱなしでまだ復元出来ていないようだ 風の通り道だったようだ そこを抜けるとまた花が顔を見せてくれる オトギリソウ ノアザミ ツリガネニンジン そしてマツムシソウだ マツムシソウは三輪花を咲かせ 咲き始めのもの 周辺部が咲いたもの 中心部も咲いたものと並んでいたルートは左に曲がり いつもじめじめしているところ 案の定笹は茂っている 踏み倒されたところもありルートを選びながら進んで行く 時折八合目の斜面が見えてくる イタドリが花を咲かせているのを見て ルートを行く ワレモコウ ヒヨドリバナが顔を見せ 七合目に出る 七合目の周辺は足元が見えたがすぐ足元が見えなくなった
笹原から頭を出しマルバタケブキが花芽を膨らませていた 笹に負けてはいられないという意気込みが感じられる 人声が聞こえてきた 前を見ると4人グループが降りて来られる すれ違い時挨拶を交わす 上蒜山から縦走して来られた由 途中茂っているところがあったとのこと 上までどうやって戻るのかと伺うと 逆にどの位かかるかと聞かれたので2時間半位かと話した どうやら歩いて戻りそうな雰囲気だった
ルートをジグザグに登って行く 以前八合目の標識があった付近だろう マルバタケブキに出会う 蕾が開いたところだ 少し登るとシモツケソウが顔を見せる 鎖がセットされているところに出る 鎖を使わず登って行けるが一番厳しい登りだ 鎖のところを過ぎても急な登りは続く 振り返ると登ってきたルートが見えるのだが今日はガスで今一 オトギリソウ ウツボグサ ヤマハッカ ママコナを見て 九合目に出る
九合目に出ると山頂方面が見えてくる 山頂付近もガスがかかっている 少し下ってから登り返す マルバハギ オトギリソウ ヒヨドリバナ イブキトラノオと花を見ながら登って行く 橙色の固まりが見える 近づくとコオニユリだ 花が一つ蕾が二つ これも橙色をしてすぐにでも花を開きそうだ ここでコオニユリに出会えるとは思っていなかった 喜んで何枚も写真に撮る
今度はピンク色の固まり シモツケソウだ 先ほど出会ったものと比べ色合いが良い 今度はコオニユリの蕾だ ここと山頂手前の2ヶ所 蕾を沢山つけていた イブキトラノオがまだ沢山花を咲かせている 山頂手前ではコオニユリの蕾とならんでマルバタケブキの蕾も見られた
そして山頂に出る 山頂には小学4年の男の子とそのおじいちゃん この子があの笹原を抜けてきたのかとビックリ 頑張って登ったのだねと話しかける 初めての登山だったようだが 達成感が顔に出て嬉しそうにしている 笹の中ではもぐってしまったでしょう 大丈夫だったと聞くと うん おじいちゃんの後をついていったから大丈夫と話していた
写真を撮ってあげたり 自分の記念写真を撮る 山頂からの景観はガスが大分晴れ 中蒜山と上蒜山の山頂が時々顔を出すような状態 ガスの固まりが流れてゆくのを見る事が出来る これもなかなかいい 食事を終え下山する
下山は登ってきたルートを戻る 九合目までに足元が見えないところが結構あり 何度も足を滑らし手をついたり、尻餅をつく 七合目付近で一度尻餅 その後、あやうくセーフが数度 テンポ良く降りる事が出来たところは少なく 随分と時間を要した
8月に入り台風12号 11号の影響で雨の日が続く やっと台風11号が通過 倉敷にも暴風警報が発令され土日に予定されていた合唱の練習は中止 またパソコン勉強会も計画していたがこれも暴風警報発令で中止 中止の連絡に結構忙しかった 昨日倉敷は晴れの予報だったが県北ならびに鳥取県には雨雲がかかっていたので1日遅らせ本日出かける 台風11号では各地に大雨を降らせていたのでネットで道路状況を確認してから出発
曇り空 いつものように429吉備路を行き 県道271を経由し足守の手前で再度429に乗る ガスが出ているのか鬼城山は薄ぼんやりした景観 429を足守 加茂川と走る 旭川ダムも曇り空の為かどんよりした景観 水位は少し多い程度 旭町で県道30へ左折 旭川に沿って落合へ 落合入り口温度27℃を確認し313に乗り 落合 久世 勝山 湯原と走って行く 勝山26℃ 湯原28℃ 湯原では時折太陽が顔を出したがすぐ隠れてしまった 幾つかトンネルを抜け中和村で482と合流する 蒜山市街地入口で313と別れ 482を直進 温度25℃を確認 その先の下蒜山登山口の案内に従い右折し、登山口の駐車場に すでに2台駐車