泉山



標高 1209m    難易度 ☆☆    登り97分(笠菅峠コース) 下り56分(笠菅峠コース) その他9分  岡山県
倉敷からの距離   103Km        登頂日 2014/08/27  ガイドブック  F写真 動画

駐車位置9:45−10:02登山口10:03−10:42反射板−10:49ピーク−10:57ロープ−11:23山頂=11:28尾根=11:32山頂11:47−12:08ピーク−12:10反射板−12:36登山口−12:43駐車位置

登山

 今日は、笠菅峠から泉山(いずみがせん1209m)を訪ねる

 登山支度をする 駐車場周辺にはミヤコグサ ツリフネソウ ゲンノショウコ クルマバナ アキノタムラソウなどが咲いているのを見て出発する 林道入り口にクマ出没注意の標識がある リュックにセットしている熊避けの鈴を鳴るようにしておこう 
 
 林道を行く 林道は花が多く楽しみなルート 登山道入口までに多くの花や実に出会う ヤマハギ ウツギの実 キンミズヒキ ヤマジノホトトギス オトギリソウ ママコナ アカバナ ダイコンソウ アキノタムラソウ ガンクビソウ ゲンノショウコ シシウド シラヤマギク アカソ イヌトウバナ イタドリ ウド ヘクソカズラ ハシカグサを見つける この中でハシカグサが一番小さい花 多分そうだろうと思ってマクロで撮って確認 やはりそうだった
 
 泉山登山道の案内に従い 擬木の階段を登って行く ここにはママコナが顔を見せてくれる ルート脇の笹が刈られ整備された様子が伺われる ママコナは無事で幾つも花を咲かせ出迎えてくれた 擬木の階段を登りきると傾斜は緩やかになり桧の樹林帯の中のルート その後ルートは樹林が切れたり 樹林の中になったりを繰り返しながら登って行く マルバハギに出会ったが花は少ない 今日はセミの鳴き声は聞こえない ウグイスの鳴き声が遠くで聞こえる 静かな山登りだ
 
 泉山 笠菅峠と書いた標識があり 標識のところで90度左に折れる 傾斜が緩くなり歩きやすくなる アキレスを伸ばし歩きを楽しむ ルートは右にカーブして樹林から抜け周辺の景観を楽しめるようになる だが今日はガスが出て 周辺の山並は霞んでいる ルートにはテンニンソウ キンミズヒキ ゲンノショウコ クルマバナが顔を見せてくれる 前方を見ると山頂がガスの中に見える そして樹林の中を抜け反射板が設置されているところに出る
 
 ここから笹原の中のルートとなり植生が変わる ヤマジノホトトギス ツユクサ ハナニガナ キンミズヒキ ヒヨドリバナ クルマバナ コバギボウシ ノアザミなどを見てピークに出る ピークにも標識がありガスの中に山頂を伺う事が出来る ピークにはいつもカワラナデシコが出迎えてくれるのは嬉しい
 
 笹原の斜面を下る 斜面には笹を切り 泉山と文字が書いてあるのだが斜面を降りている時には気づかない 登り返す時点で振り返ると確認する事が出来る ノアザミ シロヨメナ ヤマジノホトトギス ヒヨドリバナ シロバナイヌタデ クロバナヒキオコシ クルマバナなどに出会う イヌタデはあちらこちらで出会うがシロバナイヌタデがこんなに纏まって咲いているのは珍しい シロバナイヌタデとクロバナヒキオコシそれとシシウドがこのルートの特徴だ
 
 ロープが設置されているところを抜ける ロープを使わず登れるが足を滑らさないよう注意しながら登って行く ロープのコースを迂回するルートが出来次第にそちらが主になってきている ロープを過ぎ少し登ると樹林を抜ける シシウドの葉が幾つも見える そのうち花をつけたシシウドが顔を出す 放射状に広がる幾何学模様の花は美しい
 
 おや! フシグロが花芽を付けている その先でも花を咲かせたフシグロに出会いやはりそうだったとわかる 出会う機会が少ない花はなかなか覚えられない クルマバナが固まって咲いている これも可愛い シシウドは大きな花 遠くからでもわかる あそこに咲いていると近づいたら その近くにキツリフネが花を咲かせていた ツリフネソウはあちらこちらで出会う花だがキツリフネは機会が少ない 久々に出会えた感じだ 喜んで写真に撮る
 
 この辺りはクロバナヒキオコシが多い 目立たない黒っぽい花だ カメラ泣かせの花 今日も随分撮ったがなんとかOKなのは1枚のみ シラヤマギク フシグロ ホソバノヤマハハコ シロヨメナ ウツボグサ ノリウツギなどを見つけながらルートを行く 最後の登りと思って登るともう一山ある 毎回思う事なのでもう一山あると思いながら登って行くのだが あれひょっとするとこのまま山頂かなと思わせる場所がある そこを過ぎるとやはりもう一山ある やはりもう一山だ と 今日も同じパターンを繰り返す そして山頂に出る 山頂に出たところにサラサドウダンの木がある 見ると沢山の実をつけていた 
 
 山頂はガスがお出迎え どなたもいない 中央峰やそちらに向かう尾根は見えない 中央峰まで花でも探索しようかと中央峰に向かう尾根を行く オトギリソウを1輪見つけたが花は少ない ルートは刈り払われ整備されている 整備された後は花が見られなかった事を思い出し ガスは深いし 足場も悪そうと先に進むのをやめて山頂に戻る
 
 山頂に戻り 記念写真を撮り 昼食をとり下山する 下山は登ってきたルートを戻る 足を滑らす事もなく無事車のところに リュックを降ろし 登山靴を脱ぎ 車に乗ったところで雨 短い時間だったが結構の降り 雨は大丈夫だと思っていたので危うくセーフ 自動車道も結構水が溜まっているところがあり 運転中も所々で降られた



アプローチ
 降水確率が高く 安定しない天気が続く 久々に降水確率が30%を切った この機会にと出かける 倉敷は曇り空 雲の隙間から青空を覗き見る事が出来る いつものように吉備路から県道271を行き 足守の手前で再度429に乗る 足守 加茂川と走る 今日は足守を過ぎても車が多い 吉備中央町にかかったところで殆どの車は県道72へ左折した 吉備高原で何か催しがあったのだろうか? 加茂川 小森温泉を抜け旭川ダムに 道路斜面にはテッポウユリが幾つも花を咲かせていた 旭町そして休み乢トンネルを抜ける 山並は見えない 県道159を経由して久米に 久米で181を右折して院庄へ 院庄で179へ左折し北上する 泉山が見えてくる 山頂付近はガスがかかっている 雲井山トンネル出口23℃ 奥津役場手前25℃を確認 しのぎやすい気温だ 大釣りトンネルを抜け道の駅を過ぎてすぐの交差点を右折 広域林道を行く Cコース登山口を過ぎ 笠菅峠登山口脇の空地に駐車 どちらも駐車している車は無かった