上蒜山



標高 1200m 難易度 ☆☆  登り108分(尾根分岐まで) 下り56分  岡山県
倉敷からの距離   122Km        登頂日 2014/09/15   ガイドブック  F写真 動画

駐車場所10:29−10:35登山口−10:50ニ合目−11:01三合目−11:18五合目−11:20展望−11:25六合目−11:37三角点−11:50八合目−12:17分岐(山頂)12:24−12:42八合目−12:49三角点−12:55六合目−12:58五合目−13:05三合目−13:10二合目−13:17登山口−13:20駐車場所

登山
 今日は、上蒜山(かみひるぜん1200m)を訪ねる

 登山支度をして出発する 支度をしている間に子ども会なのだろうか小学生と思われるグループが親と一緒に登って行った 今日は賑やかな登山になりそうだ 登山道を行く ルート脇にイヌタデ イヌガラシ ウシハコベ カタバミ ミゾソバ ゲンノショウコと幾つも顔を見せてくれる ほんの数十メートルの距離だが楽しませてくれる
 
 仕切りを跨いでとおり 牧場の間にフェンスで仕切られた道を行く ピンクや白のゲンノショウコが顔を見せるが除草をした後かワルナスビなどいつも見られる花にはお眼にかかれず登山道入口に出る
 
 入口には登山道案内板があり ここから樹林帯の中のルートとなる ルート入口にはヤマハッカが花を咲かせているのを見てルートを行く ツクツクボウシの鳴き声が遠くから聞こえてくる ルート脇にはツリフネソウが次から次と顔を見せる こんなに沢山咲いているのだがここでもキツリフネは見つけられない キンミズヒキ ガンクビソウが顔を見せる
 
 ルートは左にカーブして登りがきつくなる 最初は腐葉土の斜面を登るが傾斜がきつくなるとそこも難しい ルートに出て 階段状になったルートを登る 腐葉土と違って つるつるの面 足を滑らさないよう留意する 下山時ここを降りるのは難しそう 急ではあるが腐葉土の斜面が良さそう 花は見られない 一歩一歩登る
 
 樹林帯を出たところに二合目の標識がある 先ほどの子供達のグループが後続と一緒になるべく待ち合わせしていた 私と最後のグループと一緒だったようだ 元気な間に全員で写真を撮ってあげようと言って シャッターを押してあげる そしてお先にとルートを行く
 
 すぐに子供達は私の後を追いかけるようについてきた 元気が良い 花の写真を撮る事もあり先に行ってもらう ルートは草原の中のルート ルート脇に次々と花が顔を見せてくれる シラヤマギク ツリガネニンジン タムラソウ マルバハギ オミナエシ ワレモコウ オケラ シラネセンキュウ マツムシソウを見つける シラヤマギクが多い クリやササユリの実も見つけた そして三合目に出る
 
 団体の流れの中の登り 三合目だよとか お母さん お父さんとかの声が聞こえる 子供達は元気だ どんどん登って行って 得意げに声をあげている お父さんお母さんは結構きつそうだ
 
 私の方はキキョウが咲いていないか気になる きょろきょろ探すがもう終わったようだ 花が終わったキキョウを見つけるに留まった 三合目からも次々と花が顔を見せる オオバギボウシの実 ヤマハギ クヌギの実 タムラソウ アキノキリンソウ オケラ ママコナ ワレモコウ マツムシソウ オトギリソウ ノダケと顔を見せてくれる そして五合目に出る 五合目の標識は今年の5月に登った時は地面に倒れた状態だったが きちんと斜面に設置されていた
 
 五合目から少し登った地点は私が展望と記載しているところで登ってきたルートを俯瞰出来る その先の蒜山市街や三平山を見渡す事が出来る また 皆ヶ山の二つ山の間に烏ヶ山と大山のピークが覗いているのも見る事が出来る
 
 ここから 右に折れるようにルートを行く 左手が潅木帯となりこれまでと植生を異にする ツルニンジン ヤマハッカ シシウド ヤマニガナ ママコナを見つける 傾斜が緩くなり足はぐっと軽くなる 六合目の標識を過ぎるとまた草原の中のルート ママコナ ホクチアザミ ツルニンジン オミナエシ アキノキリンソウ オケラ ノダケ リュウノウギク ヤマハッカなど見つけながらピークを登る
 
 ピークを登ったところ 左手に三角点がある しかし ルート左手1m程入ったところにあり草が繁っているのでわかりにくい この辺りが七合目なのだろうが標識は無い 前方に八合目のピークが見えてくると同時にマルバタケブキの黄色い花の固まりが見えてくる 先日中蒜山で出会ったがここでもまだ咲いていた 
 
 ミヤマガマズミの実 イブキトラノオ ノダケなどを見つけながらルートを行く ノダケが咲いていたところで下山されるお二人連れとすれ違った 花の名前をご存知ないか尋ねてみたが生憎ご存知なかった 八合目への登りは結構きつい 曇り空と思っていた天気は太陽が顔を出している時間の方が長く 帽子の庇を背に向けて 延髄をカバーするなど嬉しい誤算 汗をたらたら垂らしながら八合目に出る
 
 八合目はこのルートで一番景観が得られる場所 大山や大山に連なる山並が見え 前方には山頂 その右に中蒜山 奥に下蒜山と一望出来る 山頂に向かう尾根ルートもいい 景観を楽しみながら また ルート脇の花を見ながらルートを行く タムラソウ ツリガネニンジン ママコナ ワレモコウ オトギリソウ ノアザミ ヤマラッキョウ アキノキリンソウ マルバハギなど見つける
 
 ルートは少し下って ブナの樹林帯に入って行く 樹林帯に入る手前にヤマボウシの木があり 赤くなった実をつけていた イブキトラノオを見て樹林帯に入る 樹林帯の中ではチゴユリの実 キンミズヒキ サンインヒキオコシ ミヤマガマズミの実 ウスバアザミ フウリンウメモドキの実 ツルニンジン ツルアリドウシの実などを見つけ 尾根分岐である山頂に出る
 
 山頂からはあまり眺望は得られない それでも樹間から中蒜山山頂が見え、何名かいる様子が伺えた 上蒜山に向かう縦走路は笹が刈られ整備された様子がうかがえたが、三角点に向かうルートは笹が繁ったままだった こちらは自然に任せているようだ 今日はここまでとしよう 記念写真を撮り下山する
 
 下山は登ってきたルートを戻る


アプローチ
 このところ好天が続く 週末は崩れる予報 この機会にと山登りを狙う 青空のもと倉敷を出発するが 予報どおり総社に入った辺りから曇が出る 429吉備路から県道271を経由して足守の手前で再度429に合流 足守 加茂川と走る 旭川ダムは幾分水位を下げている 旭町で県道30へ左折 旭川に沿って走り 落合へ 落合入口21℃ 落合で313に乗り 久世 勝山 湯原と走る 勝山23℃ 湯原26℃と上昇してくる トンネルを3つ抜け中和村で482に合流 道の駅でトマトやキュウリ 大根などの野菜を購入 このところ野菜が高いので 道の駅で購入する野菜が喜ばれる 蒜山市街地入口で313と別れ 482を直進 蒜山の温度23℃ 市街地を走り 塩釜冷泉の案内に従い右折 今度は県道422を左折して蒜山道の駅方面へ走る 道の駅を過ぎ百合ケ原で右折し牧場の空地に車を停めさせて戴く 今日は駐車している車は無かった