毛無山



標高 1218m    難易度 ☆☆     登り91分 下り71分(白馬山経由)  岡山県
倉敷からの距離   114Km        登頂日 2014/09/26   ガイドブック  F写真 動画

駐車場10:33−10:42登山口−10:55登山道入口−11:00三合目−11:12四合目−11:17五合目−11:24六合目−11:33七合目−11:44八合目−11:57九合目−12:04山頂12:27−12:31九合目−12:37俣野分岐−13:04白馬山−13:35林道−13:38駐車場

登山
 今日は毛無山(けなしがせん1218m)を訪ねる

 登山支度をしていると隣の車の方が早くも下山 お早いですねと挨拶を交わす 6時から白馬経由で登りました 雨に降られて 風もあり寒かった と話しておられた やはり雨が降ったのだ 降水確率10%でも気圧が不安定だと山は降る可能性があるようだ 支度を終え出発する
 
 駐車場に植えてあるナナカマドが赤い実をつけ 周辺の木が黄色くなり秋の気配が漂う 園地ではシモツケソウ ゲンノショウコ ムラサキシキブの実 ヤマボウシの実 ウド ヒヨドリバナを見つける ムラサキシキブは花から実になったばかりか薄緑色をしていた ここにムラサキシキブの木がある事を知っていたので判断出来た
 
 毛無山山の家を右に見て 舗装道路を行く 道路の両側に渓流が流れ、花や実に出会う機会が多い ツルニンジン ミゾソバ ツリフネソウ テンニンソウ ミヤマキケマン メナモミ シシウド オタカラコウ ウツギの実 エゴノキの実 ゴマナなどを見つける 左に行ったり 右に行ったりして花を楽しむ
 
 毛無山登山口と書いた標柱を見て樹林帯に入る 右手に幅広の渓流が流れており 道幅は自動車が楽に走れる 道路脇に次から次と花が顔を出す ヒカゲミツバ キバナアキギリ サンインヒキオコシが多い ヒカゲミツバは実をつけているのも見られる ノブキは実となり引っ付き虫 すでに引っ付いていったものも見られる ルートは舗装道路から未舗装道路となる ツリフネソウ シシウド フジカンゾウの実を見つける フジカンゾウは花を見つけた記憶があり大型の植物なのですぐ判明出来た ミヤマホウソの実を見つけられないかと探したがわからなかった

 案内標識を左に見て登山道に入る 土の道で道幅が狭くなり花を近くに感ずる事が出来る ルート両脇に花が顔を出し楽しませてくれる 時々太陽が顔を出し 花も陽射しを受け輝いている ミヤマキケマン サンインヒキオコシ キバナアキギリ ミズヒキ ミヤマタニソバ シラヤマギク モミジガサ テンニンソウと次々と顔を見せる 三合目の標識を確認してルートを行く
 
 次第に傾斜がつき 渓流との距離が近くなり 植生が変化してくる オオカニコウモリ ウスバアザミ モミジハグマ ムラサキマユミの実 コアジサイの実 ヤマアジサイの実などが顔を見せる 渓流を跨ぎ 尾根を登るところはモミジハグマが固まって咲いている 特徴のある花だがカメラ泣かせでピントのあった写真がとれない 今回も何枚も撮ったがどれも甘かった
 
 このルートではモミジガサ オオカニコウモリ モミジハグマと似た花を見る事が出来る 花の形と葉の形に違いがあり区別出来るようになった
 
 モミジハグマを見て 尾根を登ると ブナ樹林帯のルートとなり 植生がまた変わる 四合目から六合目付近まではまだ花が顔を見せてくれる サンインヒキオコシが多い トチバニンジンの頭の実がとれたもの花茎と言うのだろうか ウスハアザミ ミヤマイラクサ ミヤマタニソバ ウワバミソウを見つけた ミヤマイラクサやウワバミソウは山菜として食べられるようだがまだ食べたことが無い
 
 六合目の標識を過ぎて 六合大杉の辺りまではサンインヒキオコシやウスハアザミが顔を出すが その後はブナ樹林の中のルート ルート脇は笹が生えており花は見られない 七合目から八合目までが結構長い 汗を垂らしながら登って行く 足元には木の根が縦横に這っており足を滑らさないよう注意しながら登って行く 左にカーブして傾斜が緩くなると 八合目だ
 
 山頂まで0.3kmの標識と八合目の標識があり そこからまた傾斜がきつくなる ギンリョウソウモドキを見つけた 傾斜のきつい斜面でカメラの撮り方が悪かったのだろうピントが外れてしまった きつい傾斜を過ぎると緩やかになりブナ樹林の景観を楽しみながら登って行く 右手には金ヶ谷山が左手には西毛無山を見る事が出来る この辺りにツルアリドウシが実をつけていないか探す 葉は幾つもある やっと見つける やはり実をつけていた
 
 九合目には休憩小屋がある どなたもいないようだ そのまま樹林帯を登って行く 九合目からの樹林帯もなかなかいい ルート途中から振り返って見るのも好きな景観だ 樹林帯を抜けると展望が開け 田浪の街並みを伺う事が出来る 最後の登り草原の中のルートを行く 花に出会えるかと思ったがルート整備をされた後のようで出会えなかった そして山頂に出る
 
 山頂には大阪ナンバーのご夫婦連れ 湯原で高速を降り4時間かかったと話されていた 今日は上斎原に泊まり明日三ヶ上に登るとの事 泉山など岡山の山を幾つも登られていると話されていた 那岐山はまだとの事だったので良い山ですよと話した
 
 陽射しは翳り 大山には雲がかかっていた 蒜山三座は雲の中で見えなかった 雲は次第にこちらにせまってくる模様 空模様が怪しくなってきた 雨が降るとは思えないが急ごう 記念写真を撮り 昼食を終え お先にと下山する
 
 下山は予定どおり白馬山経由とする 足早にルートを行く 急ぐと花を見落とす可能性がある それでもササユリの実 ホツツジ キンミズヒキ ナナカマドの実 チゴユリの実 ミヤマガマズミの実 アクシバの実 ユキザサの実などを見つけ白馬山に 白馬山を過ぎたところでツルシキミの実 ツルアリドウシの実を見つける 後は下りのペースを楽しみ駐車場に 駐車場には2台増えていた



アプローチ
 陽は射しているが雲が多い 降水確率は低いが気圧が不安定との事 いつものとおり429吉備路から県道271を経由して足守の手前で再度429に乗り 足守 加茂川と走る 旭川ダムの水位は平常より少し低め 太陽の陽射しを受けおだやかな表情 旭町で県道30へ左折 旭川に沿って走り落合へ 落合入口21℃ 落合で313に乗り 久世で181と合流 勝山で313と別れ181を直進する 勝山23℃ 美甘21℃ 新庄20℃ 丁度良い季節だ 道の駅メルヘンの里新庄を過ぎて次のT字路を右折 毛無山登山口の標識に従って車を走らす 路面が濡れている雨が降ったのだろうか 雄滝への道路が通行止めで迂回路を行き駐車場へ 駐車場にはすでに2台駐車 大阪ナンバーの車が1台駐車していた